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2020/08/26

銀行カードローンの審査・金利・返済・消費者金融との違いを徹底解説

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

銀行カードローンは金利が低く借入限度額も高い商品が見られるため、利用したい人も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、銀行のカードローンを20社分ピックアップして金利などの基本スペックを紹介します。あわせて銀行のカードローンの特徴や審査のポイント、返済方法についても解説します。最後に条件別の銀行カードローンベスト3も選んでいますのでぜひ最後までご覧ください。

銀行カードローン20社の基本スペック一覧

主要な銀行カードローン20商品分の基本スペックを一覧表にまとめました。まずは、どのような傾向があるのかを確認してください。

銀行名 カードローン名 実質年率 融資
スピード
借入限度枠
楽天銀行 楽天銀行
スーパーローン
1.9~14.5% 最短翌日審査
・融資
10万~800万円
みずほ銀行 みずほ銀行
カードローン
2.0~14.0%   10万~800万円
三菱UFJ銀行 三菱UFJ銀行
カードローン
バンクイック
1.8~14.6%   10万~500万円
オリックス銀行 オリックス銀行
カードローン
1.7~17.8%   10万~800万円
三井住友銀行 三井住友銀行
カードローン
4.0~14.5%   10万~800万円
千葉銀行 ちばぎん
カードローン
クイックパワー
<アドバンス>
1.7%~14.8%   10万円~800万円
auじぶん銀行 auじぶん銀行
カードローン
じぶんローン
au限定割
1.48~17.5%   10万円~800万円
横浜銀行 横浜銀行
カードローン
1.5~14.6% 申込日から
3日以内
10万~1,000万円
足利銀行 足利銀行
あしぎん
カードローン
“Mo・Shi・Ca”
(モシカ)
5.8~14.8% 申込日から
1週間以内
10万~500万円
北洋銀行 北洋銀行
カードローン
スーパーアルカ
※北海道エリア
限定
1.9~14.7%   10万~1,000万円
北海道銀行 北海道銀行の
カードローン
「ラピッド」
1.9~14.95% 申込日の
3日以内
1万~800万円
愛媛銀行 愛媛銀行
ひめぎん
クイック
カードローン
4.4~14.6%   10万~800万円
愛知銀行 愛知銀行
愛銀カードローン
「リブレ」
4.9~13.5%   30万~500万円
栃木銀行 栃木銀行
カードローン
※対象エリア限定
1.9~14.5%   10万~800万円
福岡銀行 福岡銀行
カードローン
※山口・九州
エリア限定
3.0~14.5%   10万~1,000万円
仙台銀行 仙台銀行
カードローン
NEO
3.5~14.5% 申込日の
3日以内
10万~500万円
中京銀行 中京銀行
カードローン
「C-style」
4.9~14.5%   10万~500万円
イオン銀行 イオン銀行
カードローン
3.8~13.8%   10万~800万円
住信SBI
ネット銀行
住信SBI
ネット銀行
カードローン
スタンダード
コース
8.99~14.79%   10万~300万円
ソニー銀行 ソニー銀行
カードローン
2.5~13.8%   10万~800万円

銀行のカードローンは、金利が比較的低く抑えられている点、借入限度額が大きめに設定されている点が大きな特徴です。融資までのスピードは消費者金融のカードローンほどには早くないため、時間に余裕をもって借り入れの手続きを進めなければなりません。また、他社からの借り換えが可能かどうかは、銀行により大きく異なります。

銀行カードローンと他の無担保ローンとの違い

銀行のカードローン以外にも無担保ローンはいくつかあります。それぞれの特徴について一覧表にまとめました。

種別 総量規制
の対象
審査
スピード
実質年率
の傾向
借入限度額 借り換え
利用
銀行 × 普通 低め 大きめ 銀行による
消費者金融 速い 高め 新規は小さめ
・増枠あり
クレカの
キャッシング
遅め 高め 小さめ ×
銀行の
フリーローン
遅め 低め 大きい ×

 

無担保ローンの種類別にどのような特徴があるのかも確認しておきましょう。

銀行カードローンの特徴

銀行のカードローンは、総量規制の対象外であることが大きな特徴です。また、年利は比較的低めで利用限度枠は大きめという点も他の無担保ローンと違う点と言えます。他社からの借り換えが可能かどうかは銀行により異なります。

その他のカードローンの特徴

消費者金融のカードローンは、利用限度額が大きめですが総量規制の対象なため、年収の3分の1を超えた融資はできません。クレジットカードのキャッシングも無担保ローンの一種です。利用限度額は、銀行や消費者金融に比べると小さめ、一般カードで50万~100万円程度となります。

銀行のフリーローンの特徴

銀行のフリーローンは、カードローンに比べて金利が低く借入限度額も多めですが審査に時間がかかる点がネックです。また、借り換えには利用できません。

銀行カードローンの審査のポイント

(写真=PIXTA)

 

銀行カードローンの審査のポイントは、主に3点です。これらのポイントについて順番に解説します。

年齢や職業などの申込条件が消費者金融系に比べて厳しめ

特にメガバンクに言えることですが銀行のカードローンの申込条件は、消費者金融のカードローンに比べると厳しくなります。「年齢や職業、安定した収入があるかどうか」という点は特に重視される部分です。同じ銀行のカードローンでも流通系のネット銀行は、都市銀行のカードローンに比べると条件がゆるめとなっています。

例えばイオン銀行の場合は、主な利用層がイオンの買い物客であるため、専業主婦(主夫)も利用可能です。一方、みずほ銀行のカードローンは「安定かつ継続した収入の見込める方」とあり、専業主婦は申込条件に記載されていません。

50万円超の借り入れを希望する場合は収入証明書

初回申込みで50万円を超える借り入れを希望する場合は、収入証明書が求められます。年収200万円以上あれば50万円は年収の3分の1以下です。しかし、100万円の借り入れを申し込むと年収の3分の1の約67万円を超えてくるため審査通過は厳しくなります。

個人信用情報に傷がないか

過去5年以内に長期延滞や債務整理などの金融事故を起こしている場合、個人信用情報に記録されているため審査は通過しません。金融事故が記録されていないかどうかは、念のため個人信用情報機関に個人信用情報の開示手続きをして内容を確認しておきましょう。

銀行カードローンの主な返済の種類

ここでは「銀行のカードローンの主な返済方法にはなにがあるか」「返済方法によってどのようなメリット・デメリットがあるか」について以下の表にまとめました。

返済方法 メリット デメリット
自社ATM ・手数料無料の場合が多い
・深夜早朝も利用可能
・24時間は使えない
・近くにない場合がある
提携ATM ・24時間返済できる
・コンビニなど利便性が高い
・多くは手数料がかかる
・ATMまで足を運ぶ必要がある
インターネット
バンキング
・24時間返済できる
・家に居ながら返済できる
・多くは手数料がかかる
銀行振込 ・普段利用している
銀行から振り込める
・振込手数料がかかる
・支払い完了までタイムラグがある
銀行口座
自動引き落とし
・返済期日忘れの心配がない ・手数料は利用者負担
・口座振替手続きが必要
店頭窓口
(ネット銀行
以外)
・手数料は無料
・返済の相談など可能
・店頭に出向く必要がある

 

基本的に約定返済日は銀行口座の自動引き落としにしておき繰上返済で他の方法を併用すると返済忘れがないのでおすすめです。ただし、自動引き落としの場合も口座の残高不足で引き落とし不能にならないように注意しましょう。

返済に遅れた場合どうなる?

毎月の約定返済日に遅れた場合、遅れた日数分の知遅延損害金が別途必要になります。また、何回も数日間の延滞を繰り返していると追加融資が停止という事態になりかねません。最悪の場合は、利用残高の一括返済を求められるなどの不利益が生じます。2ヵ月以上の長期延滞になると個人信用情報機関に金融事故として登録され5年間は他社からも借り入れができません。

また、5年以上経過した場合で借り入れしたグループ企業の場合は延滞履歴が残っていて利用できない場合もあります。そうならないように毎月の返済は確実に済ませるようにしましょう。

銀行カードローンを増額したいときのポイント

(写真=PIXTA)

 

銀行カードローンの利用限度額を後から増額することは可能です。ただ増額の際にも審査があるため、増額申請が通るとは限りません。銀行カードローンを増額したい場合にどういう点に注意すればいいのかを解説します。

遅滞なく返済するという実績を1年以上積む

銀行カードローンの返済状況は、増額申請の審査も必ずチェックが入ります。「遅滞なく返済する」という実績を1年以上積んでおくことは、増額申請を通過するために最低限必要な条件です。

他社を含めた総借入額+増額分を年収の3分の1以下に

銀行のカードローンは、総量規制の対象外です。しかし、年収の3分の1以上を借り入れることはできないケースもあります。そのため、増額を申請する際は他社を含めた総借入額と増額分の合計が年収の3分の1以下に収まっているかどうかについて必ず確認しましょう。

年収を増やすよう努力する

増額申請をスムーズに通過するためには、年収を増やして総借入額の枠そのものを広げるように努力することも一つの方法です。収入を増やすことは簡単ではありませんが転職や副業など検討の余地はあるでしょう。

銀行のカードローン利用時の注意点

銀行のカードローンを利用する場合、注意点は3つです。どのような注意が必要なのか、順番に解説します。

総量規制の対象外であっても総借入額は年収の3分の1以下に

銀行は貸金業者ではないため、総量規制の対象外です。ただ、現在は銀行業界の自主規制が強まっているため、他社の借り入れも含めた総借入額が年収の3分の1以下になるよう借入限度額が設定されると考えてください。例えば、年収が600万円で最高借入額が800万円あったとしても他社での借り入れ合計が100万円あれば残りの借入枠は100万円しか認められません。

約定返済だけではなく定期的に繰上返済も検討

消費者金融のカードローンでも言えることですが、約定返済だけではなかなか完済できません。繰上返済をすると元金が減らせるため、その分利息を節約できます。定期的に繰上返済をして利息の総額を圧縮するよう意識して返済計画を立てましょう。

目的別ローンやおまとめローンなど金利の低い金融商品も検討を

銀行のカードローンは、消費者金融に比べて金利は低めです。しかし、目的別ローンやおまとめローンに比べると金利は高く設定されています。銀行のカードローンを利用する前に目的別ローンやおまとめローンなど金利の低い金融商品が利用できないか一度検討してみてください。教育資金や家のリフォーム、自動車購入で借り入れしたい場合は、目的別ローンのほうが向いているでしょう。

銀行カードローンと銀行口座との関係

(写真=PIXTA)

 

銀行のカードローンを利用する場合、銀行口座は必要なのでしょうか。銀行口座を作った場合、作らない場合で扱いに差はあるかについても含めて解説します。

銀行カードローンの利用には必ず銀行口座が必要?

銀行のカードローンには、その銀行の口座が必要とは限りません。例えば、楽天銀行のカードローンは、楽天銀行の口座を作っていなくても利用可能です。口座を持っていない銀行のカードローンを申し込む場合は、銀行口座も必要かどうか確認しましょう。

銀行口座があると優遇措置がある場合も

銀行カードローンの利用に銀行口座が必要ない場合でも銀行口座を持っていれば優遇措置が用意されている場合があります。例えば、楽天銀行スーパーローンの利用残高がある場合は「楽天銀行のハッピープログラムのランクが1段階アップ」「ATM利用手数料の無料回数が増える」という特典があります。銀行のカードローンを利用する際は「銀行口座を持っているとどのような優遇措置があるか」を確認したうえで銀行口座を開設するかどうか検討してください。

債務整理や自己破産をした後は銀行のカードローンは利用できる?

債務整理や自己破産をした後、銀行のカードローンは利用できるでしょうか。利用できない場合、どのような条件になったら再度利用できるようになるのかについて解説します。

個人信用情報機関に金融事故の記録が残っている間は利用できない

債務整理や自己破産に陥った場合、個人信用情報機関に金融事故の記録が残ります。金融記録が残っている間、銀行のカードローンはもちろん消費者金融のカードローンも利用できません。

金融事故別の記録期間

金融事故別の記録期間について個人信用情報機関別にまとめました。

記録内容 日本信用情報機関
(JICC)
シー・アイ・シー
(CIC)
全国銀行協会
(JBA)
長期延滞 延滞解消から5年 延滞解消から5年 5年
代位弁済 5年 5年 5年
契約解除 5年 5年 5年
債務整理 5年 5年 5~10年
※自己破産は官報に
掲載されるため
10年記録される
申し込み 6ヵ月 6ヵ月  
利用記録 5年 6ヵ月 5年

 

金融事故は、基本的に5年間記録されます。ただし自己破産だけは、官報に掲載されるため全国銀行協会(JBA)で10年間残された状態です。他の2機関も情報を連携しているため、自己破産の場合は、銀行のカードローンを利用できるようになるまでに10年かかると考えてください。

条件別のおすすめ銀行カードローンランキング

(写真=PIXTA)

 

最後に条件別のおすすめ銀行カードローンベスト3を紹介します。銀行カードローンを選ぶときに重要視したい条件によって自分に最適な銀行カードローンを選びましょう。

融資スピードの速い銀行カードローンベスト3

融資スピードの速い銀行カードローンベスト3は以下の通りです。

1位 楽天銀行 最短翌日融資
2位 横浜銀行 申込日より3日以内に融資
2位 北海道銀行 申込日より3日以内に融資
2位 仙台銀行 申込日より3日以内に融資

 

楽天銀行は、最短翌日で融資可能と消費者金融のカードローン並みに融資スピードが速いことが特徴です。横浜銀行や北海道銀行、仙台銀行も銀行のカードローンとしては速めで3日以内に融資が受けられます。

実質年率の低い銀行カードローンベスト3

実質年率の比較は、少額を借りる際に適用される最高年率が低いことを重視しました。実質年率の低い銀行カードローンベスト3は以下の通りです。

1位 愛知銀行 4.9~13.5%
2位 イオン銀行 3.8~13.8%
2位 ソニー銀行 2.5~13.8%

 

愛知銀行の13.5%が1位、イオン銀行とソニー銀行は13.8%で並びました。

借入限度額の多い銀行カードローンベスト3

借入限度額の多い銀行カードローンベスト3は以下の通りです。

1位 横浜銀行 1,000万円
1位 北洋銀行 1,000万円
3位 楽天銀行
みずほ銀行
ソニー銀行
その他多数
800万円

 

横浜銀行と北洋銀行が1,000万円で同率1位となりました。3位は上限800万円ですが多くの銀行カードローンは800万円を借入限度額としているため多数が該当します。

カードローンの特徴を理解し自分に合ったカードローンを

銀行カードローンは、消費者金融のカードローンに比べて実質年率が低い一方で審査に時間がかかるため、融資スピードは遅いという特徴があります。銀行は貸金業者ではないため、総量規制の対象外ではありますが銀行業界の自主規制もあり消費者金融と同様、年収の3分の1以上の借り入れでも審査に通らないケースも少なくありません。

銀行カードローンの特徴を理解したうえで自分に合った銀行のカードローンを見つけましょう。借り過ぎには注意しつつ賢く利用してくださいね。

大手Slerにてシステムエンジニアを経験後、フリーランスのライターに。FX・保険・不動産・フィンテックなど、金融に関する記事を多く手掛ける。
 
大手Slerにてシステムエンジニアを経験後、フリーランスのライターに。FX・保険・不動産・フィンテックなど、金融に関する記事を多く手掛ける。
 

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