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2020/06/04

キャッシュレス決済とは?メリット、デメリットを踏まえて活用しよう

(写真=PIXTA)
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キャッシュレス決済は、クレジットカードや電子マネーなどに代表される現金を使わない支払い方法です。近年は、スマホで決済できるアプリも登場し、注目を集めています。

今回はキャッシュレス決済の具体的な種類、メリット・デメリットについて詳しく解説します。ポイント還元などお得な要素もあるキャッシュレス決済を、上手に活用してみてはいかがでしょうか。

キャッシュレス決済とは現金以外で支払う方法

(写真=PIXTA)

紙幣や硬貨を使わず、カードやスマホなどで支払うのがキャッシュレス決済です。

キャッシュレス決済比率

経済産業省が2020年1月に発表した資料によると、日本のキャッシュレス決済比率は約20%にとどまります。以下の先進国と比較すると、低い数値です。
  • 韓国:96.4%
  • イギリス:68.6%
  • オーストラリア:58.2%
  • カナダ:56.3%
日本でキャッシュレスが浸透しなかった要因として、現金への信頼性が考えられます。日本では偽札の心配が少なく、銀行・ATMといった金融インフラが整っているため、現金が使いやすいという背景があるのです。

国が策定した「キャッシュレス・ビジョン」

日本が他の先進国より後れを取っていることについて、国は「キャッシュレス・ビジョン」を打ち立て、キャッシュレスの推進を宣言しました。

2025年6月までに、キャッシュレス決済比率を、現在の倍となる4割程度にすることを目指すという内容です。将来的には、世界でも高水準となる80%を達成という目標もあります。

日本ではQRコードの注目度が高まっている

QRコードを使ったスマホ決済アプリが、よく知られるようになってきました。
スマホ決済の事業者は、2019年頃から20~50%還元といった大規模な還元キャンペーンを開催し、消費者の注目を集めています。

今ではコンビニやドラッグストアなど身近な場所で使えるようになり、キャッシュレスをけん引する存在の1つです。

主に3種類に分かれるキャッシュレス決済

(写真=PIXTA)

キャッシュレス決済は、大きく3種類に分類できます。それぞれの特徴について見ていきましょう。

クレジットカード・デビットカード

カードで支払う方式は、日本で既に普及しているキャッシュレス決済です。特にクレジットカードの保有率が高く、JCBの調査によると85%になっています。

クレジットカードは後払いにできること、ポイント還元がもらえることもメリットです。デビットカードは支払い時に口座から引き落とされる仕組みで、口座の残高以上の使いすぎを心配する人に向いています。

電子マネー

Suica、PASMO、WAONといった電子マネーも、日本中で使えるキャッシュレス決済です。クレジットカードと違い、審査なしで利用できます。

店頭のレジでかざすだけで、ピッと簡単に決済が完了するので、クレジットカードよりも決済がスピーディーです。暗証番号の入力やサインなども要りません。

カードタイプの電子マネーのほか、スマホで使えるモバイルタイプもあります。

QRコード決済(スマホ決済)

スマホでQRコードを表示して支払うのがスマホ決済アプリです。PayPay、LINE Pay、d払い、メルペイなど、使っていない人でも名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

操作に慣れるまで、やや手間がかかるかもしれませんが、還元キャンペーンが多いのが魅力です。

キャッシュレス決済のメリット 

(写真=yumeyume /stock.adobe.com)

支払いをキャッシュレスにすることで、以下のようなメリットが生まれます。

現金を持ち歩かなくて済む

カードやスマホだけで支払いができるため、現金なしでの買い物が可能です。荷物が少なくなり、身軽な恰好で外出できます。

万が一クレジットカードやスマホを紛失した時でも、不正利用された分については補償を受けられるので安心です。

支払いがスピーディー

現金を取り出したり数えたりする必要がなくなるため、支払いがスピーディーになります。急いでいるときにSuicaやWAONをレジでかざせば、一瞬で決済が完了するのは便利と感じる人も多いのではないでしょうか。

クレジットカードでも、スーパーやコンビニなど少額の買い物に関しては、サインや暗証番号の入力が求められない「サインレス決済」の導入も進んでいます。

ポイントがもらえたり割引になったりしてお得

クレジットカードやスマホ決済アプリでは、ポイント還元の特典があります。

特定のお店での利用が割引になったり、ポイント付与が大幅に増えたりと、独自のキャンペーンを開催することもあります。キャンペーン情報も上手にチェックすることで、よりお得な買い物が楽しめます。

ポイントの二重取り・三重取りができる

複数のキャッシュレス決済をうまく組み合わせると、ポイントの二重取り・三重取りが可能になります。

例えば、楽天ペイでのチャージに楽天カードを利用すると0.5%のポイント還元があり、支払った分は楽天カードの1%のポイント還元があるため、合計1.5%のポイント二重取りが可能です。

さらに、支払う前にポイントカードを提示するといった方法も合わせることで、多くのポイントがもらえるようになります。

お金の管理がしやすい

キャッシュレス決済は、支払い内容が利用履歴としてデータに残ります。クレジットカードやスマホ決済アプリのマイページにログインすれば、自分がどこでいくら支払ったのか確認可能です。

定期的に利用履歴を見ることで、使いすぎていないか確認でき、お金の管理もしやすくなります。

接触を減らせる

キャッシュレス決済なら、誰が触ったか分からない現金を使う必要はありません。現金の受け渡しがないので、レジの店員と客との接触が大幅に減ります。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止の意味でも、キャッシュレス決済は役に立つのではないかと期待する声も見られます。

キャッシュレス決済のデメリット

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キャッシュレスは便利な支払い方法ですが、以下の点には注意しておきましょう。

使いすぎてしまう可能性がある

クレジットカードなど後払い方式の場合、その場でお金を支払ったという感覚を持ちにくい人もいます。支払額を意識しないでいると、つい使いすぎてしまうこともあるようです。

デビットカードを使う、スマホ決済アプリは現金でのチャージのみにするといった工夫をすることで、使い過ぎを防止できます。また、キャッシュレス決済は、利用履歴を定期的に確認しておきましょう。

紛失すると悪用されるリスクがある

カードやスマホが紛失・盗難に遭うと、入手した第三者が勝手に支払いに使ってしまう可能性があります。現金と同じく貴重品として厳重に管理することが大切です。

しかし、前述したように、不正利用されたとしても手続きを踏めば補償を受けられます。紛失したときはクレジットカード会社やアプリの運営会社にすぐに連絡し、紛失手続きを進めてください。

スマホ決済アプリは電池切れに注意

スマホの電池が切れてしまうと、アプリも使えなくなります。スマホだけしか持っていないと支払いができず、店頭で困ったことになります。

電池の残量に気をつけながら、モバイルバッテリーなどを持ち歩くことで、電池切れを防止できます。

キャッシュレス・消費者還元事業を開催中(2020年6月まで) 

(写真=PIXTA)

消費税増税のカバー、キャッシュレス推進を目的として、国はキャッシュレス・消費者還元事業を展開しています。その内容を見てみましょう。

最大5%の還元を受けられる

還元事業の加盟店でキャッシュレス決済をすると、最大5%の還元を受けられます。街なかの中小・小規模店舗が中心ですが、コンビニでも2%の還元です(一部対象外の店舗あり)。

還元を受けられるのは、現在のところ2020年6月までとなっています。

幅広いキャッシュレス決済が対象になる

支払い方法はクレジットカード・デビットカード・スマホ決済アプリなど、ほぼすべてのキャッシュレス決済が該当します。

ポイント還元のタイミングや方法については、支払う場所や決済事業者によって違いがあります。例えば、コンビニではその場で即時割引となりますが、クレジットカードでは後日ポイントを後から付与する形や、支払い金額を調整する形での還元です。

対象となる店舗

キャッシュレス・消費者還元事業が提供しているサイトや公式アプリで、対象店舗を検索できます。店舗のカテゴリーや決済手段などで絞り込むことも可能ですので、お住まいのエリアで検索してみてください。

対象店の店頭や店内には、赤を中心としたロゴが目印として掲示されています。

キャッシュレス決済を便利・お得に活用しよう

(写真=PIXTA)

キャッシュレス決済は、クレジットカードやスマホ決済アプリなどがあり、注目されています。ポイント還元、料金割引、スピーディーな支払いなどが魅力的です。

スマホ決済アプリは期間限定のキャンペーンが開催されることもあるので、定期的にチェックしてみてください。

使いすぎや紛失のリスクに気をつけながら、お得に活用してみましょう。キャッシュレス・消費者還元事業の対象店舗も要チェックです。

文・安藤真一郎(ライター・ファイナンシャルプランナー)

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