妊娠を周囲に報告するタイミングは、「安定期に入ってから」が一般的ですが、仕事はそうもいきません。特に、体調がよくないママは業務に影響するので、妊娠初期から職場の理解が必要です。妊娠を報告するタイミングや方法を、例文付きで紹介します。妊娠報告時に知っておきたい、ママをマタハラから守る法律やツールなども参考にしてくださいね。

監修者紹介

【医師監修】職場への赤ちゃんの妊娠報告はいつ? 妊娠報告の手順や例文を知りたい!

監修:産婦人科医 新村朋美先生

産婦人科専門医・母体保護法指定医。東京都多摩市の産婦人科「赤枝医院」で多くの女性の妊娠・出産・健康をサポートしています。プライベートでは2人の男の子のママで、生活に寄り添ったアドバイスや解説が魅力です。

職場へいつ妊娠報告すればいい?

【医師監修】職場への赤ちゃんの妊娠報告はいつ? 妊娠報告の手順や例文を知りたい!
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

妊娠すると、つわりがつらくて会社を休みたい、元気だけど無理はしたくないなど、妊娠初期から働き方を見直したいママも多いでしょう。安定期に入る前でも、妊娠中のママには周囲の理解が不可欠です。

上司には早めに妊娠報告を

今すぐ休みたい、すでに休んでいるママはもちろんですが、元気なママでも、直属の上司には早めに伝えましょう。上司は、ママが産休に入る、あるいは退職するまでに、後任や引継ぎの準備をする必要があるからです。安定期に入ってから報告する場合でも、その認識を前提に、「ご報告が遅くなり申し訳ありません」のひとことを添えて。また、休みや遅刻・早退が増えている場合は、直接負担をかける同僚にも、早めに報告して日ごろから感謝を伝えるようにしましょう。

職場全体への妊娠報告は安定期に

全体への報告は、安定期に入ってからでも大丈夫です。その際は、浮かれすぎないよう気をつけましょう。職場には、流産を経験した人や、不妊治療中、子どもを授かれなかった人など、素直に喜べない人もいるかもしれません。これから何かとフォローしてもらう同僚には、できる限りの気づかいができるといいですね。

妊娠報告の手順は? 例文を知りたい!

【医師監修】職場への赤ちゃんの妊娠報告はいつ? 妊娠報告の手順や例文を知りたい!
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

上司への報告は、できるだけ対面で行いましょう。妊娠報告と同時に、今後の働き方の相談をするいいタイミングです。できれば、少しまとまった時間をとってもらうようお願いしてみて。実際の上司への妊娠報告の手順がわからない人は下記を参考にしてみてください。

職場へ妊娠報告をする前に自分の意志を決める

妊娠中、そして産後の働き方はどうするのか、妊娠報告時に相談できるよう、自分の意志と希望を決めておく必要があります。迷ってすぐに結論が出ない事項もあると思いますが、「現時点」の素直な気持ちをまとめましょう。同時に、職場側に確認したい事項もリストアップをしておいて。

上司への妊娠報告で伝えたいこと・相談したいこと

  • 現在の体調、妊娠週数、出産予定日
  • 妊娠中の勤務日時:今のままで大丈夫か
  • 妊娠中の職務内容:重いものを持たない、立ち仕事の少ない担務に変更が必要か
  • 産休:いつから産休予定? 有給休暇を消化して早めに入る? 退職する?
  • 職場復帰予定:いつから?復帰後は時短希望?(あくまで現時点での希望があれば)
  • 職場全体へ報告するタイミング

メールをしてから、時間を作ってもらおう

妊娠を報告すると決めたらすぐに伝えたいですが、上司も忙しいもの。まずはメールで妊娠を報告し、今後の相談をしたいから時間を作ってほしい旨を伝えましょう。上司によっては、職場の就業規定などを確認してから時間を作ってくれるかもしれません。

職場への妊娠報告メール 例文

すでに休みがちの場合
おつかれさまです。
突然のお休みが続き、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

実は、現在妊娠●週(●カ月)で
つわりで吐きけがひどく、
水分もあまりとれない日が続いております。
なるべくご迷惑をおかけしないためにも
お互いにとって最善な方法をご相談したく
お時間をいただけませんでしょうか。

出産予定日は●/●です。

お忙しいところ恐れ入りますが
どうぞよろしくお願いいたします。

妊娠経過が順調で元気な場合
おつかれさまです。
いつもご配慮いただきありがとうございます。

突然ですが、ご報告があります。
この度、念願が叶い、妊娠いたしました。
現在妊娠●週(●カ月)です。
つわりは軽く、経過も順調ですが
今後のことを早めにご相談したく
お時間をいただけませんでしょうか。

出産予定日は●/●です。

お忙しいところ恐れ入りますが
どうぞよろしくお願いいたします。

全体への妊娠報告は上司から

全体への報告は、朝礼など、みんなが集まっているときがスムーズです。まずは上司に伝えてもらい、続けて自分の口からも直接妊娠を報告しましょう。

職場への妊娠報告:全体への報告の例
上司
「みなさんにご報告があります。この度、●●(ママ)さんがめでたく妊娠されました。
今後は、●●(ママ)さんが残業をしないで、お休みもとれるように配慮していきたいと思いますので、みんなでフォローしていきましょう。では、●●(ママ)さんからもひとことご報告をお願いします」

ママ
「〇〇(上司)さんからのご報告のとおり、この度、妊娠しまして、現在、妊娠●週、●カ月です。
体調は●●●●で、〇〇(上司)さんや〇〇(同僚)さんにはご迷惑をおかけしました。
おかげさまで安定期に入りましたので、今後は、●月ころまで働き、産休・育休をいただく予定です。
産休までは定時退社をしたり、●●な作業は控えさせていただきますが、なるべくご迷惑をおかけしないよう、そして、スムースに引継ぎができるよう努めますので、どうぞよろしくお願いいたします」