「妊婦はカフェインを控えた方がいい」と聞いたことがある方もいるかと思いますが、どんな飲み物なら飲んでもいいのでしょうか? 今回は妊娠中のママや小さい子供が安心して飲めるノンカフェインのお茶を紹介します。
妊娠中や子供はカフェインに注意

妊娠すると「カフェインは控えなければいけない」という話を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。なんとなく控えた方がよさそうだとわかっていても、なぜ控えるべきなのか詳しく知らない人も多いですよね。この記事では、妊娠中のカフェイン摂取にどのような影響があるのか、またどのくらいの量なら大丈夫なのかを詳しく説明します。
妊婦へのカフェインの影響

妊娠中のカフェインの摂取の影響は、はっきりとわかっていません。しかし、赤ちゃんが低体重児で生まれてきたり、早産につながる危険性があるとされています。全く飲んではいけないというわけではなく、薄めて飲んだり、1日にマグカップ2杯程度に抑えるするなど加減すれば飲んでもよいとされています。大量に飲むことは控え、少ない量のカフェインでも楽しめるように工夫したいですね。
子供へのカフェインの影響

体がまだ未熟な子供は、カフェインの影響がより強く出てしまいます。カフェインには脳の交感神経を刺激し、興奮状態にさせる働きがあります。カフェインを摂取した子供は強い興奮状態になり、夜も熟睡することができません。そうすると、寝ている間に分泌される成長ホルモンが分泌されづらくなり、成長が妨げられてしまいます。
小さいうちは避けたほうが無難
体の成長には個人差があるため、何歳になればカフェインを摂取しても大丈夫という明確な基準はありません。大まかな目安として、4歳までは摂取しないようが良いでしょう。コーヒーなどを飲んでみる場合でもミルクなどで薄めてほんの少量にしましょう。飲んではいけないわけではありませんが、積極的に飲むことはおすすめしません。
ノンカフェインのお茶は3つに分類できる

ノンカフェイン・カフェインレス・デカフェ、これらはお茶やコーヒーなどの飲料によく表示されているものです。それぞれの違いは以下のようになっています。
【ノンカフェイン】
カフェインゼロ、カフェインが全く含まれていないもの
【カフェインレス】
カフェインを減らした飲料
【デカフェ】
カフェインレスと同様であり、わずかながらカフェインが含まれている飲料
ノンカフェインの飲み物の種類
種類 | 特徴 |
---|---|
麦茶 | ・体を冷やす作用がある ・ミネラル豊富、虫歯予防に効果的 |
たんぽぽ茶 | ・カリウムが豊富で利尿作用がある ・むくみやすい方におすすめ |
ルイボスティー | ・むくみや貧血に効果あり ・精神を安定させる働きがある |
黒豆茶 | ・強い抗酸化作用、アンチエイジング効果 ・飲み過ぎは逆効果 |
そば茶 | ・生活習慣病の予防に効果あり ・血圧を下げる |
こんぶ茶 | ・腸内環境の改善 ・疲労回復、胃腸機能改善 |
杜仲茶 | ・脂肪吸収抑制 ・アンチエイジング効果 ・ストレス軽減 |
ノンカフェイン飲料はカフェインが含まれていないものなので、妊婦さんや小さな子供も安心して飲むことができます。上表を参考に、飲み物を選んでみましょう。
ノンカフェインでもハーブティーには注意

ハーブは元々、民間療法として使われていたものも多く、効果が強く出てしまうことがあります。ハーブは香りも良くリラックス効果もありますが、妊婦さんにはおすすめできないものもあります。心配な時には、ハーブの専門店で店員さんに確認してみましょう。妊婦さん専用にブレンドされたハーブティも多く販売されています。