インド料理によく使われるスパイス「ターメリック 」。
このターメリック 、実は美容やカラダに良い効果があるのです。
また、「ターメリックには素晴らしい効果がまだあるのではないか」と、今もさらに研究が重ねられています。
今回は、今後さらなる優れた効果が期待できそうなターメリックについてご紹介していきます。
ターメリックとは?

ターメリックは、生姜科の植物の根茎です。
商品として出回っているのは、乾燥後に粉砕されたパウダー状のものが一般的。
色は鮮やかな黄色をしています。カレー料理の黄色もこのターメリックからきているものです。
ターメリックの原産地は、インドなどの熱帯アジア。「インドのサフラン」とも呼ばれています。
多くのスパイスをブレンドする際は、それらの仲を取り持つ働きをするため、インド料理においては欠かせないスパイスとも言われています。

ターメリックは、様々な料理の風味づけだけでなく、宗教儀礼の必須アイテムともされていたそう。また、歴史の中で、直接皮膚に塗付して、湿疹や創傷治癒にも使われてきました。
ターメリックとウコンは同じ?
ターメリックの和名は、「ウコン」。
そのため、ターメリックとウコンは「同じ」ですが、厳密に言えば「違う」場合もあります。
ウコンは、世界に様々な種類がありますが、代表的な2種類はこちら。ターメリックは一般的に「秋ウコン」のことを指します。
春ウコン
- 春に花が咲くことから、この名前。
- 漢方薬名では「姜黄(キョウオウ)」と呼ばれます。
- 秋ウコン「ターメリック」よりも黄色味が強く、苦味も強いです。
- クルクミンは秋ウコンより少ないとされています。
- 主に健康食品に使用されているものです。
秋ウコン
- 秋に花が咲くことから、この名前。
- ターメリックの原料となるもの。
- クルクミンが豊富で春ウコンよりも多く含まれています。
- 色は、オレンジに近い黄色。風味が良く食用に使われます。
アーユルヴェーダ医学・中国伝統医学から見たターメリックの効果

ターメリックは、アーユルヴェーダ医学や中国伝統医学において、下記の作用があるとして用いられてきました。
- 消化促進
- 肝機能促進
- 関節炎の痛みの軽減
- 殺菌作用
- 抗アレルギー作用
- 解毒作用
月経調整 忘年会で食べ過ぎ飲み過ぎが多くなるこれからの季節に、嬉しい効果がたくさん詰まっていますね。
今日では、伝統療法または民間療法として、胸焼け・胃潰瘍・胆石・炎症およびがんなどに用いられているそうです。
ターメリックに含まれるすごい成分クルクミン

ターメリックに含まれる成分の中で、最も注目されているものが「クルクミン」。
クルクミンは、ポリフェノールの一種であり、ターメリックの中でも主となる有効成分です。
クルクミンは、強い抗酸化性・抗炎症性を有しています。
これらの作用には、シワやシミ予防となるアンチエイジング効果・消化不良の改善・肝機能の改善が期待されるため、美容・健康に効果的と言われています。
有効成分クルクミンが含まれたターメリック。このさらなる効果については現在も研究途中です。
記憶力向上・血糖値レベルの低下・気分を高める効果があるのではないか?!とも期待されています。
これからの研究で、新たな効能が増えることに期待したいですね。