大阪市平野区にある「全興寺」。「寺のディズニーランド」とも呼ばれ、有名なお寺ですが、ホームページの情報だけでは分からないところがありますよね。そこで、今回は徹底取材を行ってきました。観光や参拝前にチェックしてくださいね。

大阪市平野区にある「全興寺」へ取材に⾏ってきました。「ホームページの情報だけではよく分からない」「インターネット上の⼝コミや評判だけではよく分からない」という⽅は、ぜひ参考にしてください。

取材先の寺名:全興寺(せんこうじ)
取材する方:住職 川口良仁さん

どんなお寺ですか?

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用)

全興寺は大阪市平野区にある高野山真言宗のお寺です。1400年前に聖徳太子によって、薬師如来を本尊として建立されたお寺です。その薬師堂を中心にしだいに町が形づくられました。「平野」発祥の地と言われています。

本堂は江戸時代初め、1615年の大阪夏の陣で一部を焼失しました。現在の建物は1661年に再建されたもので、大阪府下では歴史的に古い木造建築の一つです。

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用)

全興寺のご本尊である薬師如来は等身大の堂々たるお姿で、両側に日光・月光の両菩薩を従えた薬師三尊の形をとっておられます。

また、左右に十二神将が六体ずつ並んでおられます。須弥壇の左には当寺を開創された聖徳太子の二歳像が、右には十一面観世音菩薩が安置されています。ただし、当寺の薬師如来は秘仏のため、毎年1月8日と中秋の十五夜にしかご開帳されません。

長い歴史をもつお寺ですが、格式ばったお寺というわけではありません。どなたでも気軽に立ち寄れて楽しめる、親しみやすいお寺でございます。

お寺の見どころを教えてください。

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用)

見どころがたくさんあるので、まずは境内を順番に巡る「地獄から極楽への体験コース」に沿ってまわることをおすすめします。

最初に本堂でご本尊にご挨拶して「地獄堂」へと進みます。入り口で通行手形(100円、5歳以下無料)をかざすと門が開き、閻魔(えんま)大王さまがお待ちになっておられます。おどろおどろしい世界を音と映像で体感できます。

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用)

事前のアンケート式の「地獄度・極楽度チェック」もお楽しみいただけると思いますよ。

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用)

次の「地獄の釜の音が聞こえる石」では、石の穴に頭を突っ込んで耳を澄ますと、地獄の窯の音が聞こえてきます。聞く人や聞くタイミングによって、音が違って聞こえるようですね。

続いて「賽の河原で石積み」「仏さまと赤い糸で縁結び」を体験していただきます。

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用)

コースの終盤にあたる「ほとけのくに」は、地下へと続く階段の先に151体の石仏が並び、色鮮やかに輝くステンドグラスのまんだら(曼陀羅)に座って瞑想する空間です。

水琴窟の音が響くなか、曼陀羅の上に座ってめい想します。すると、仏さまのいのちに包まれ、やがて仏さまと一体となる境地が開かれ、極楽浄土の世界を体感できます。

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用)

商店街から赤い北門をくぐると正面に不動堂があり、「一願不動尊」がお立ちになっています。境内を一周する体験コースのラストを飾り、時折ただよう白い水蒸気の雲海が神秘的な世界を演出します。

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用)

コース以外でもおすすめのスポットはいっぱいあります。「涅槃堂(ねはんどう)」ではなかなか珍しい総ガラス造りの「涅槃仏」が水に浮かび、横たわっていらっしゃいます。

涅槃仏とはお釈迦さまが横たわり、お亡くなりになられたお姿の仏さまです。ゆっくりと変化する背景の色と波の波紋により、心が穏やかになる癒やし空間です。

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用)

境内の一角にある「小さな駄菓子屋さん博物館」には、昭和20~30年代に店頭に並んでいた駄菓子の外箱や包装紙、おもちゃなどが展示されています。そのほか手絞りの電気洗濯機や木製の冷蔵庫、白黒のテレビなどが置いてあります。年中無休で、午前8時半から午後5時まで開館しています。

ほかにも紹介しきれないほど、おすすめスポット満載です。ぜひ実際にいらして、見て、聞いて、感じてください。

ご利益を教えてください。

本尊の薬師如来さまは身体健康・家内安全、北門入ってすぐの一願不動尊さまは無事息災・商売繁盛、愛染明王さまは恋愛成就、地蔵菩薩さまは安産、子育て祈願と、さまざまなご利益がございます。

御朱印について教えてください。

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用)

ご朱印は2種類ございます。「おおさか十三仏第七番」のご朱印、「摂津八十八ヶ所台三十九番」のご朱印です。どちらも初穂料は300円です。