美しい海や鮮やかな緑など、自然が豊かで様々な表情を持つハワイをロケ地とした映画やテレビドラマは非常に多い。今回はオアフ島で撮影された映画5作品と、そのロケ地として使われた観光スポットについて紹介していこう。

クアロア・ランチ『ジュラシック・ワールド(2015)』/Kualoa Ranch『Jurassic World』

オアフ島の北東、ワイキキから車で50分ほどにある「クアロア・ランチ」。ここは大自然に囲まれた東京ドーム450個分の敷地の中で、映画のロケ地ツアーや乗馬、カタマラン・ヨットでのセーリングやジップ・ラインなど10通りのアクティビティを楽しめるスポットだ。これまで『ジュラシック・パーク(1993年)』や『パール・ハーバー(2001年)』、『ゴジラ(2014年)』など数々の映画や、『LOST』などTVドラマのロケが行われており、2015年に公開された『ジュラシック・ワールド』もこのクアロア・ランチで撮影された。

この映画は、『ジュラシック・パーク』から22年後を描いた物語で、太平洋に浮かぶ小島イスラ・ヌブラル島で、生きている恐竜を展示する「ジュラシック・ワールド」というテーマ・パークがオープンするところから物語が始まる。このテーマ・パークでは恐竜に関する研究も行われており、様々な恐竜のDNAを掛け合わせて創り出されたハイブリット種のどう猛な恐竜、インドミナス・レックスが逃げたし、ジュラシック・ワールドが恐怖に包まれるというストーリーだ。

「クアロア・ランチ」はこの映画の中で、草食恐竜ガリミムスが群れで飼育されているガリミムス・バレーとして描かれている。このエリアを探索する乗り物「ジャイロスフィア」の乗降場のシーンに使われている場所は今も「クアロア・ランチ」内に残っており、見学することが出来る。

さらにクアロア・ランチのアトラクション、「ジャングル・エクスペディションツアー」で使用されている4WDの車両ピンツガウアーも映画の中で使用されているが、2016年から始まったこの「ジャングル・エクスペディション」では、このジュラシック・ワールドのセット見学が可能だ。映画が好きな方はもちろん、多くの方がめいっぱい楽しめるアクティビティ・スポットが「クアロア・ランチ」だ。

クアロア・ランチ/Kualoa Ranch
住所:    49-560 Kamehameha Hwy, Kaneohe
電話番号:    808-237-7321
営業時間:    7:30~18:00
定休日:    無休
URL:    http://www.kualoa.jp

サンディ・ビーチ・パーク『50回目のファーストキス (2004)』/Sandy Beach Park『50 First Dates』

地元では、サンディーズと呼ばれている「サンディ・ビーチ・パーク」、腕に自信のあるサーファーやボディ・ボーダーには人気のビーチだ。しかし岩場が多く波が複雑で離岸流も強く、波に巻き込まれて岩やサンゴで怪我をする人が多いため、別名ブレイク・ネック・ビーチ(首折りビーチ)とも呼ばれている。このダイナミックなビーチが2004年公開の50回目のファーストキスのロケ地として使われている。

この映画の主人公は、ハワイに住む獣医でプレイボーイのヘンリー。彼がある日素朴な女性ルーシーに一目惚れし恋をする。しかし、彼女は事故の後遺症から新しいことを一日しか覚えていない記憶障害の病気を抱えていた。そんなヘンリーとルーシーが、ハワイの自然とそれぞれの家族愛の中で懸命に愛を育てようとする心温まるラブコメディだ。物語の中でサンディビーチはヘンリーとルーシーがファーストキスをするシーンに使われているが、美しいビーチとダイナミックな波が二人のキスシーンを美しく演出している。

さらにこの映画では、サンディビーチ周辺にある多くの観光スポットも映画の舞台として使われている。「50回目のファーストキス」に使われたサンディビーチやハロナ・ビーチなどをカップルで訪れて、ヘンリーとルーシーのような素敵なラブ・ストーリーを紡いでほしい。

サンディ・ビーチ・パーク/Sandy Beach Park
住所:    8801 Kalanianaole Hwy
電話番号:    808—395-2211
営業時間:    24時間
定休日:    無休

ワイメア・ベイ『ソウル・サーファー(2011)』/Waimea Bay Beach Park『Soul Surfer』

『Soul Surfer』 ワイキキからノースショアのハレイワタウンを経由して1時間ほどの場所にある「ワイメア・ベイ」。夏はとても穏やかでのんびりとした雰囲気のビーチだが、冬になると、ビックウェーブが押し寄せるサーファービーチに一変する。シャワーやトイレ、更衣室や駐車場などの設備が整い、ライフ・セーバーも常駐しているので、非常に人気のあるビーチで、広い駐車場も週末などにはすぐに一杯になってしまう。

この人気の「ワイメア・ベイ」が、映画『ソウル・サーファー』のストーリー終盤、主人公のベサニーが自ら納得できる素晴らしいサーフィンを見せるナショナル・サーフ・チャンピオンシップの会場のロケ地として登場している。2011年に公開された『ソウル・サーファー』は実在のカウアイ島出身女性サーファー、ベサニー・ハミルトンを描いた実話で、将来を嘱望されていた彼女は13歳の時に鮫に襲われ左腕を肩から失う。競技に復帰するものの彼女は理想とするサーフィンが出来ず一時はサーフィンを諦めようとする、しかしボランティアで出会った少女との出来事をきっかけに再びサーフィンにチャレンジし、家族の絆や彼女自身の不屈の精神でプロサーファーになる夢を叶えるストーリーだ。

この「ワイメア・ベイ」のビーチには大きな岩があり、多くのローカルが度胸試しにこの上から海に飛び込んでいる。また、ハワイ伝説のサーファー、エディ・アイカウの名にちなんだサーフィンのコンテスト、「メモリー・オブ・エディ・アイカウ」が開催される場所としても有名だ。この大会は最低40フィート(約12メートル)の波がないと開催されないが、2016年には6年ぶりにこの大会が開催されたことは記憶に新しいところだ。

ワイメア・ベイ/Waimea Bay Beach Park
住所:    61-31 Kamehameha Hwy, Haleiwa
営業時間:    24時間
定休日:    無休