海に囲まれている島国の日本では、海の幸は、なじみ深く大事な食材。

そんな海の幸の一つが「海藻」です。今まで海外ではほとんど食用にされることがなかった海藻ですが、最近では、低カロリーで栄養豊富なことから、広く関心が高まっています。

ビクトリア・ベッカムやマドンナ、ミランダ・カーなど、欧米のセレブリティたちも食事に取り入れているそう。

今回は、そんな注目を浴びている海藻ついて、ご紹介していきます!

「海藻」と「海草」ってどう違うの?

かいそうを漢字で書く時、「海藻」?「海草」?と迷ったことはありませんか?

読み方が同じなので、混乱してしまいますよね。

「海藻」と「海草」、読み方は同じでも、実は別ものです。

大きく違うのは、繁殖のしかた。

海藻は、胞子によって繁殖する藻類。

多くは食用とされ、昆布・もずく・ワカメ・ひじき・アオサ・アオノリ・テングサなどが挙げられます。根・茎・葉の区別がはっきりしておらず、英語では「Seaweed」と呼ばれます。

一方、海草は、種子によって繁殖する種子植物。

根・茎・葉の部分が区別でき、食用にされることはほとんどありません。

アマモやスガモなどが挙げられ、英語では「Sea grass」と呼ばれています。

期待される海藻のヘルシーパワー

では、海藻にはどんなヘルシーパワーが期待できるのでしょうか。

それはこちら。

<食べ過ぎ予防>

海藻に豊富に含まれる水溶性食物繊維は、水分と混ざると粘性が高まりゲル状になります。それが胃腸内をゆっくり移動するため、お腹が空きにくくなり、食べ過ぎを防いでくれるとされています。

特に昆布は、水分を含むと口の中で50倍に、胃の中ではなんと100倍の大きさになるそう。

ダイエット中のヘルシースナックとしても良さそうですね。

<生活習慣病予防>
水溶性食物繊維は粘性があるため、食物の移動を緩やかにし、炭水化物の消化・吸収を阻害します。結果として血糖値の上昇が緩やかになって、糖尿病や肥満の予防と軽減になると考えられています。

さらに、水溶性食物繊維には吸着性があるため、コレステロールやコレステロールから作られる胆汁酸などを吸着してくれます。

それらがそのまま体外に排出されるため、コレステロールの上昇が抑えられ、脂質異常や動脈硬化なども起こりにくくなるとされています。

また、カルシウムが豊富なため、骨粗しょう症予防も期待されています。

<腸内環境を整える>
水溶性食物繊維は大腸内で善玉菌の餌となり、善玉菌を増やし、悪玉菌を減少させます。

そのため、腸内フローラのバランスが整えられ、大腸の健康を保ってくれると言われています。

<デトックス効果>
体内に有害物質が蓄積されると、様々な異常や病気をもたらします。

海藻に含まれる水溶性食物繊維のアルギン酸には、腸内の悪玉菌を作りだす有害物質を排泄する働きがあるとされています。

<内臓脂肪を減少させる効果にも期待!?>

昆布をはじめ、ワカメやひじきなどの褐藻類の海藻には、色素の一種「フコキサンチン」が含まれています。このフコキサンチンに、脂肪の燃焼を促進する働きがあることが研究から明らかになっています。

まだ研究段階だそうですが、海藻に含まれる成分が肥満対策に役立つ可能性があるかもしれません。

<現代人に不足しがちなミネラルの補給>
海藻は、海水中の栄養素が溶け込んだ海で育つため、ミネラルを多く吸収しています。

中でも、骨や歯を強くするカルシウム、骨の形成と筋肉の活動に大きな役割を持つマグネシウム、体内の水分調整をするカリウムなどが豊富に含まれています。

現代人は特にミネラルが不足しがちなので、海藻でミネラルを補給するのも良いでしょう。