カフェインはなんとなく体に良くないということは分かっていても、どんな物にどれくらい入っているのか分からないものです。そこで、ノンカフェインの基礎知識と、妊婦さんにプレゼントすると喜ばれるノンカフェインのギフトについてご紹介したいと思います。
ノンカフェインの飲み物とは?

カフェインには、覚醒作用や利尿作用など薬にも使われるほどの効能がありますが、摂り過ぎると身体に害を及ぼす恐れがあります。特に子供や妊娠中の方はカフェインの刺激をより強く受けるため、過剰摂取を避けなくてはなりません。カフェインを避けつつ嗜好飲料を飲みたいときに便利なのがノンカフェインの飲み物です。ノンカフェインとは文字通りカフェインを含まないことを言います。
カフェインが含まれている飲み物

農林水産省がカフェインについて発表した情報では、カフェインを含む飲み物として下記が挙げられています。
エナジードリンク又は眠気覚まし用飲料 |
興奮作用・疲労回復などのためにカフェインを添加した飲料です。製品により異なりますが、小さな瓶や缶1本でコーヒー2杯分のカフェインを含むものもあるので注意が必要です。 |
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コーヒー |
原料のコーヒー豆にカフェインを豊富に含みます。 |
紅茶・せん茶・ほうじ茶・ウーロン茶 |
発酵・焙煎など製法が異なりますが、原材料は同じ「茶の樹」で、いずれもカフェインを含みます。製法や抽出方法により、カフェイン量に若干の差異があります。 |
玄米茶 |
茶葉に炒った米を加えて作るので、他のお茶と比較して緑茶の割合が減る分、カフェイン量が抑えられます。 |
上記の他、コーラ飲料やココアなどにもカフェインが含まれています。
参考:農林水産省-カフェインの過剰摂取について
飲み物へのカフェインの含有量はどのくらい?

一般的な飲み物の中に含まれるカフェインの量を見てみましょう。単位あたりの含有量が低くても、ペットボトルなど1度に飲む量が多くなると、それだけ多くのカフェインを摂取してしまうことになります。下記数値はあくまで参考であり、商品、または使う茶葉の量や抽出方法などによって濃さが変わります。
飲み物 |
カフェイン量(推定) |
(参考)算出基準 |
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カフェインを多く添加した清涼飲料水(エナジードリンク、眠気覚まし用飲料) |
36~15mg/製品1本 |
32~300mg/100 mL |
コーヒー(浸出液) |
12mg |
6mg/100 mL |
インスタントコーヒー(粉末) |
8mg |
400mg/100 g |
紅茶 |
6mg /マグカップ1杯(200mL) |
3mg/100 mL |
せん茶・ほうじ茶 |
4mg |
2mg/100 mL |
ウーロン茶 |
1mg |
2mg/100 mL |
玄米茶 |
2mg |
1m g/100 mL |
(参考)コーラ飲料 |
45mg/製品1本(470ml) |
45mg/470ml※メーカーによる公表値 |
身近な飲み物に含まれるカフェインの量についてイメージできたでしょうか。単位あたりの含有量が低くても、ペットボトルなど1度に飲む量が多くなればトータルで多くのカフェインを摂取することになります。
参考:農林水産省-カフェインの過剰摂取について
参考:コカコーラ・プラスのカフェイン含有量