税金はどのくらい安くなる?
ここからは、住宅ローン控除によって所得税はいくら節税できるのかシミュレーションしてみましょう。
2017年1月に新築したAさん
- 2017年の所得税は186万円
- 2017年12月31日時点のローン残高は6,000万円
認定長期優良住宅 住宅ローン控除額は、年末時点でのローン残高の1%が対象となります。Aさんの残高の1%は60万円ですから、一般住宅の場合には限度額である40万円が、認定長期優良住宅または認定低炭素住宅の場合には50万円が所得税から控除されます。Aさんのマイホームは認定長期優良住宅であったため、控除額は50万円となりました。2017年の所得税186万円から税額控除50万円を引いた136万円が実際の納税額になります。
控除後はどうなる?
住宅取得の初年度に住宅ローン控除を受けるための確定申告を行うと、後日還付金が受け取れます。上記Aさんの場合、還付金は50万円です。還付金の受取時期は確定申告から1ヵ月以上あとになりますので、すぐには受け取れない点に注意しましょう。
手続きの流れと控除額を再チェック
住宅ローンによる所得税の控除額は、年末時点でのローン残高によって異なります。住宅ローンの残高は毎年減少していきますので、それに比例して控除額も減少します。控除2年目からの金額に注意しましょう。また、初回の申請ではすべての該当する方で確定申告が必須となります。必要書類を持参のうえ、管轄の税務署で確定申告を行いましょう。
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