好きを仕事に。

最近よく目にするフレーズだけど、ただ「好き」な気持ちだけでは足りなくて、好きなことで生きていくには、それを仕事にするだけの個の力がいる。

「北欧好きをこじらせてしまった会社員」を自称するChikaさんは、かつて「フィンランドが好き」という気持ちだけで北欧系の音楽会社に就職し、大きな挫折を味わった。

一度は北欧とは全く関係のない仕事に転職したものの、今は再び寿司職人として、憧れのフィンランドに渡ろうとしている。

紆余曲折を経て、Chikaさんはどうやって「好きを仕事に」できたのだろう。

「ここに住みたい」と思ったのはフィンランドだけだった

【週末北欧部 chika】「好きを仕事に」だけじゃダメだった。脱サラしてフィンランドで寿司職人になる理由
(画像=twitter.com/cicasca/status/1476026269745958912?s=20&t=RBR7VTKL6DMJVIwY2SQutw、『Woman type』より引用)

私とフィンランドの最初の出会いは、8歳のクリスマスシーズンでした。

英会話スクールでフィンランドのサンタクロース村に手紙を書くイベントがあって、「いつもプレゼントをありがとうございます。いつか会いに行きます」と書いたんです。

私の誕生日がクリスマスということもあり、その時のことは今でもずっと心に残っています。

実際に初めてフィンランドを訪れたのは、大学3回生のクリスマスシーズン。

【週末北欧部 chika】「好きを仕事に」だけじゃダメだった。脱サラしてフィンランドで寿司職人になる理由
(画像=『Woman type』より引用)

当時は今ほど北欧はメジャーな場所ではなく、かろうじてムーミンを知っているくらいの知識しかありませんでした。

でも、フィンランドに降り立って、フィンランド人と出会った時、不思議と空気感がぴったりと肌に合った感じがあって。

学生時代はバックパックを背負っていろいろな国を旅しましたが、初めて「ここに住みたい」と思ったんです。それは自分にとって、とても大きな衝撃でした。

なんだか、自然との距離感と、人との距離感がとても心地良かったんですよね。

ヘルシンキは首都でありながら、森や湖がシームレスに存在していて。便利さと自然が共存している街は、田舎育ちの私にとって理想的な環境でした。

【週末北欧部 chika】「好きを仕事に」だけじゃダメだった。脱サラしてフィンランドで寿司職人になる理由
(画像=『Woman type』より引用)

また、人々の距離感は尊重と無関心の間にあるというか。「私はこれが好き。あなたはそれが好き。それでいいよね」と、みんなが自分らしさを大事にして、自立している。そこから生まれる距離感が、なんだかうれしかったんです。

例えば、ある男子大学生と出会って「一緒に遊びに行こうよ」という話になった時。彼から最初に提案されたのが「森にピクニックに行こう」だったんです。その人が好きなことに普通に誘えるんだって、めちゃくちゃびっくりしました。

私だったら相手の好みに合わせたり、流行りを考えたりしただろうなと思ったし、同時に「これまで周りを優先して、本当に自分が好きなものを大事にしてこなかったかも」とも思って。その男子大学生の提案が、なんだか響いたんですよね。

こうして一人旅で1カ月間滞在したフィンランドに、気付けばすっかり惚れ込んでしまいました。

【週末北欧部 chika】「好きを仕事に」だけじゃダメだった。脱サラしてフィンランドで寿司職人になる理由
(画像=『Woman type』より引用)
【週末北欧部 chika】「好きを仕事に」だけじゃダメだった。脱サラしてフィンランドで寿司職人になる理由
(画像=『Woman type』より引用)
【週末北欧部 chika】「好きを仕事に」だけじゃダメだった。脱サラしてフィンランドで寿司職人になる理由
(画像=『Woman type』より引用)
【週末北欧部 chika】「好きを仕事に」だけじゃダメだった。脱サラしてフィンランドで寿司職人になる理由
(画像=twitter.com/cicasca/status/1476026382165889035?s=20&t=RBR7VTKL6DMJVIwY2SQutw、『Woman type』より引用)