Instagram(インスタグラム)で効率的かつ安価に広告を打ちたいと考える方も多いのでは?その際におすすめな「投稿の宣伝」という機能について、「インスタグラム広告」との違いを交えながら、メリットと出稿方法について解説していきます。
Instagram(インスタグラム)の投稿の宣伝とは?インスタグラム広告との違いと費用について
投稿の宣伝とは、過去の投稿を広告として出稿できるInstagram(インスタグラム)の機能です。
広告にする投稿を選ぶ際、過去の投稿の中からユーザーの反応が高く人気だった投稿内容を選び、そのまま広告として出稿することができるため、企業の宣伝としては非常に大きな広告効果を生むことができるのです。
投稿の宣伝はInstagram(インスタグラム)のビジネスプロフィールさえあればどなたでも気軽に行うことができます。
投稿の宣伝を行う上でのメリットや費用、実際のやり方を以下に詳しく説明していきます。
投稿の宣伝とはインスタグラム広告とどう違う?
投稿の宣伝とインスタグラム広告とを比較して大きく異なる点は、過去の投稿を広告の素材として使用できることです。
投稿の宣伝は過去の投稿内容を広告として出稿することができるので、インスタグラム広告のように広告の素材となる写真や動画を新しく作成する必要がありません。
また、過去に反響の大きかった投稿を選んで広告として利用できるので、ある程度ユーザーの反応を予測することができ、効果的に費用を最小限に抑えた広告を出稿することができます。
お金(費用)はどれくらいかかる?
投稿の宣伝にかかる費用についてご説明します。
予算は1日あたり200円~100,000円まで設定可能で、期間は1日~30日間で設定することができます。
最低予算は200円ということになりますが、金額が多いほど広告の効果も大きくなるため、金額を低めに設定した場合は広告の効果を感じることができない可能性があります。
そのため、ある程度予算を組んだ上で金額と期間を設定し、出稿することが重要となります。
Instagram(インスタグラム)投稿の宣伝のメリット
Instagram(インスタグラム)で広告を出稿するにあたって重要なことは、いかに企業やブランド、そして商品をアピールすることができるかという点でしょう。
また、広告のターゲットである層のユーザーの目に届き、シェアしてもらうことも大事な点です。
そこで投稿の宣伝を行うことで実際どのようなメリットがあるのか、また、どのユーザー層にアプローチすることができるのか等についてもお伝えしていきます。
過去の投稿を使用するから手間が省ける
投稿の宣伝は、過去の投稿をいいねやコメントもそのまま引き継ぎ、広告として出稿することができるところが最大の強みとなります。
過去の投稿ではあるものの、反響の高い状態でその温度感を保ったままの広告を打つことができるのです。
新しく素材を用意することなく確実にユーザーの良い反応を見込めることから、SNSを運用する方にとっても手間を掛けずに効果的な広告を打つことができるメリットがあります。
有料ではあるものの低コストで大きな効果が期待できる
新たに広告の出稿を検討する場合、写真や動画といった素材も新しく用意しなければなりませんし、広告の反響は出稿してからでないと計測することができませんので、やはりコストがかかってしまいます。
一方投稿の宣伝では、ある程度広告の反応を予測することができるため、金額や期間もその内容に沿った効果的な方法で広告を打つことができるのです。
なるべく費用を抑えて効果的な広告を出稿したいとお考えの方にとてもおすすめです。
ターゲットオーディエンスで自社のターゲット層に狙い撃ち
投稿内容のクオリティが高くても、適切なターゲット層に届いていなければ広告の効果も薄れてしまいます。
投稿の宣伝はターゲットオーディエンスという機能があり、自動で自社アカウントに関心の高いユーザーをターゲットに設定することもできますが、自分で「興味・関心」「地域」「年齢」「性別」といった細かい設定を行い適切なターゲットに絞ることができます。
むやみやたらに宣伝するよりもターゲットを絞り本当に届いて欲しい層にアプローチすることで、広告の効果も高まります。
Instagram(インスタグラム)投稿の宣伝の出稿方法について
ここまでInstagram(インスタグラム)の投稿の宣伝について説明してきましたが、コストを抑えて効率的な宣伝を行いたい方に投稿の宣伝はとてもおすすめな機能です。
それでは実際に投稿の宣伝はどうやって行うのか、より効果的に宣伝効果を高めるためのポイントを交えながら出稿方法について解説していきます。
ビジネスアカウント(プロアカウント)をつくる
まず、投稿の宣伝を行うためにはInstagram(インスタグラム)のプロアカウント(ビジネスアカウント)を開設し、ビジネスプロフィールを使用できるようにする必要があります。
プロアカウントにするには以下の設定を行ってください。
①通常のアカウントでログインし、プロフィール画面右上のメニューバーをタップします
②「設定」をタップします
③「アカウント」をタップします
④「プロアカウントを取得する」をタップします
⑤「プロアカウントに切り替える」をタップします
⑥自分のアカウントに沿ったカテゴリを選択します
⑦カテゴリの表示・非表示を選択します
⑧「ビジネス」か「クリエイター」を選択します
※企業アカウントやお店を経営されている方はビジネスがおすすめです
※芸能人やアーティスト、インフルエンサーといった方はクリエイターがおすすめです
⑨連絡先情報を確認
⑩Facebook(フェイスブック)アカウントがある方は「Facebookにログイン」をタップします
⑪「プロフィールへ移動」をタップで設定が完了します。
プロフィール画面に戻り、「広告」や「インサイト」といったボタン表示があればビジネスプロフィールに切り替わっています。
プロアカウントの設定は完了です。
使用する投稿(フィードやストーリーズ)を決める
プロフィールに出てきた「広告」をタップして宣伝の設定を行うページに飛びましょう。
広告に使用する投稿を選択する画面になり、「作成する」「トップ投稿を宣伝」「投稿を選択」をそれぞれ選択することができます。
・作成する…投稿内容を新規で作成する場合に選択
・トップ投稿を宣伝…エンゲージメント(ユーザーの反応)が高かった投稿を選択
・投稿を選択…過去の投稿から選びたいときに選択
単にエンゲージメントが高い投稿を選ぶのも一つの手ですが、最も商品の魅力が伝わる写真であったり、キャッチコピーや意図が分かりやすく端的に伝わるような写真を選ぶとさらに良いでしょう。
広告の目的から誘導先を決める
投稿を選び終わったら、宣伝の目的に沿って以下の中から誘導先を設定していきます。
・自分のプロフィール
・ウェブサイト
・ダイレクトメッセージ
自社のブランドや商品をよく知ってもらうためにプロフィールを誘導先にしたり、問い合わせを手軽にしてもらうためにダイレクトメッセージを誘導先にする、といった目的別に誘導先を設定すると良いでしょう。
特にウェブサイトは任意のURLを設定することができるため、「商品の詳細」や「自社ECサイト」等へ誘導することでサイトのアクセス増も見込むことができ、効果的な宣伝になります。
アクションボタンを設定する
誘導先をウェブサイトに設定した場合、任意のURLを入力したあとにアクションボタンを選ぶことができます。
・詳しくはこちら
・購入する
・他の動画を見る
・お問い合わせ
・予約する
・登録する
例えば洋服などある程度写真を見るだけで魅力が伝わる商品であれば「購入する」を選択したり、サービスの詳細を説明したい時は「詳しくはこちら」で誘導したり、目的や商品に合ったアクションボタンを選択しましょう。
アプローチしたいターゲットを決める
投稿の宣伝を行いたいユーザー層に対してターゲットオーディエンスを設定していきましょう。
「自動」と「カスタムオーディエンスを作成」どちらかを選ぶことができます。
「自動」では自分のアカウントのフォロワーに近い層を自動的にターゲットとして設定でき、「カスタムオーディションを作成」では自分で地域、興味・関心、年齢、性別といった項目の中から、宣伝の目的に沿って細かく設定することができます。
地域を細かく指定したい場合や、ターゲットを絞って宣伝したい場合は「カスタムオーディションを作成」で設定するとよいでしょう。
予算と出稿期間を設定する
以下の範囲で予算と出稿する期間を設定していきましょう。
予算:1日あたり200円~100,000円まで
期間:1日~30日間
設定した予算と期間に応じて、宣伝の指標となる推定リーチが算出されます。
Instagram(インスタグラム)でのリーチとは「投稿を見たユーザーの数」で、フィード(ホーム画面)やハッシュタグ等の検索結果、発見タブで表示された該当の投稿を見たユーザーがカウントされます。
特に発見タブでは、「まだフォローには至っていないが興味関心がある投稿」をいくつも閲覧できるため、ターゲットオーディエンスで設定したユーザー層に届く可能性が非常に高いです。
予算設定の際は推定リーチを参考にしながら決めていくとよいでしょう。