「やりたいことがない」「やりたい仕事がない」――新しい年の始まりに目標や今年挑戦したいことを考える人は多いですよね。

一方で、「やりたいことが見つからず苦しい」といった声もよく聞きます。今日はそんなときに試してみてもらいたいことをお伝えしていきます。

「偶然の流れ」に身を任せてもいい

人生迷子?「やりたいこと」も「やりたい仕事」もないことに不安を感じる人へ三つの処方箋
(画像=『Woman type』より引用)

突然ですが、個人的には「やりたいこと」が特になくてもいいと思っています。

これまでの取材やキャリア相談の経験から言うと、夢や目標が明確で、そこから逆算してアクションを取っている人の方が少なくて、「やりたいことが分からない」人の方が圧倒的に多いと感じます。

ですから、「やりたいことがない」としても、それは決してあなただけではないし、そのこと自体を心配したり恥ずかしいと思ったりする必要はありません。

ただし、「やりたいこと」について自分自身で認識できている方が、必要としている人や情報にたどりつきやすくはなりますし、結果的に人生の満足度を高められる可能性はあります。

人生迷子?「やりたいこと」も「やりたい仕事」もないことに不安を感じる人へ三つの処方箋
(画像=『Woman type』より引用)

例えば、私は以前フリーランスの幸福度について調査したことがある(※1)のですが、収入や働く時間の多い・少ないは個人の幸福度との間に明確な相関は見られず、むしろ幸せに働く上で影響力が大きかったのは、「今の自分がなりたかった自分かどうか」という点でした。

これは、非常に興味深い結果ですよね。「自分がどうありたいのか」というクリアなビジョンを持つことが幸せに働くカギだったのです。

キャリア論の専門家として知られる金井壽宏さん(立命館大学教授)も、著書の中で「入社社、昇進、転職など人生の節目には自分を見つめ直し将来の方向性をじっくり考える(キャリア・デザイン)ことが大事」だとおっしゃっています。

一方でこれさえすれば、「後は偶然に流される生き方も長期的にはプラスに作用する」そうです(※2)。

デザインするだけでなく、「偶然の流れに身を任せてもいい」と言ってもらえると、なんだかとっても安心しますよね。「やりたいことがない」ときがあるのも、ごく自然なことなのです。

ただ、やはり「やりたいことがないことが落ち着かない」ということであれば、以下の三つを意識して過ごしてみるのはいかがでしょうか?

1.「好きなこと」を書き出してみる

人生迷子?「やりたいこと」も「やりたい仕事」もないことに不安を感じる人へ三つの処方箋
(画像=『Woman type』より引用)

「やりたいことがない」のであれば、まずは「好きなこと」に焦点を当ててみるのはどうでしょう?「好きなこと」を書き出してみるのです。

紙とペンを用意して書き出すのもいいですし、スマホやPCにメモをとってもかまいません。ポイントはどんなに小さなことでもいいので、どんどん書き出すことです。

「映画を見る」「本を読む」「おいしいコーヒーを飲む」……「たっぷり寝る」なんていうことでもいいですね。

書き出してみたら、それを片っ端から実践してみましょう。そのための時間がないようなら、「どうしたら時間をつくることができるか?」を考えて毎日の時間の使い方を見直してみましょう。

好きなことをひたすらやることは自分の心を満たしてくれるし、そんなふうに時間を使っているうちに、ひょんなことから「やりたいこと」に出会うかもしれません。