大阪府堺市の深井駅周辺の飲⾷店有志による深井駅前イルミネーションプロジェクト実行委員会は、今年で2回目を迎える「深井駅前イルミネーション」を、12⽉4⽇(⼟)〜2022年1⽉31⽇(月)まで実施中だ。

深井の大木にイルミネーション

堺市・深井を元気づけたい!深井周辺の飲食店有志による“駅前イルミネーション”実施
(画像=STRAIGHT PRESSより引用)

2020年度は新型コロナウイルスの流行により、だんじり祭りの中止が余儀なくされた。しかし、そのような中で、コロナ禍だからこそ気持ちが明るくなるように、堺市深井の多くの飲食店が協力し街の中心にある20mの6本の大木を明るく彩り、見る人の心を温める、小規模で手作り感あふれるイルミネーションを灯した。そして地域住民からの多くの応援や協力により、深井の大木を明るく彩ることに成功。

堺東の商店街の協力を経て

堺市・深井を元気づけたい!深井周辺の飲食店有志による“駅前イルミネーション”実施
(画像=STRAIGHT PRESSより引用)

2021年1月。コロナ禍で元気がなくなった街を少しでも明るく元気になって欲しいと願い動きだしたが、全てが手探り、そして予算もほとんどない状況だった。しかし、事情を聞いた堺東の商店街が、以前に「堺イルミネーション」で使われていたネオンを譲ることを申し出てくれたことから大きく実現に近づいた。

「多くの人の協力もあり、なんとか発電機を使い点灯させた小さなイルミネーションが灯った瞬間、胸が熱くなったことを今でも鮮明に思い出します」と実行委員会は思いを馳せる。また、駅前で点灯の準備をしていると、近くで一組の親子が点灯前のイルミネーションを眺めて待っているのに気付き、どうやら子どもはイルミネーションが点灯するのを心待ちに喜んでいる様子だった。その日もいつも通りに発電機を稼働し点灯が完了すると、それを眺めていた子どもの母親が「こんなんあると嬉しいな」と話しているのが聞こえ、小規模で手作り感あふれるイルミネーションも微力ながらも誰かの気持ちを豊かにする手助けになっているんだなと実感することができたという。