世界中のおいしいものが集まる東京で、手土産を選ぶ際におさえたいのが東京限定の和菓子。なかでも、店舗でしか買えない和菓子は特別感があり、感謝の気持ちを伝える贈り物にもぴったりです。昔ながら製法で作るどら焼きや豆大福をはじめ、新感覚のおはぎまで、東京を代表する和菓子の中から、手土産におすすめの品を厳選しました。

1 亀十「どら焼き」

毎日3000個が完売する東京を代表するどら焼き

手土産におすすめの東京の和菓子7選
(画像=どら焼きは黒あんと白あんの2種類。ふわふわの生地に優しい甘さの自家製餡がたっぷり、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

大正末期に創業した浅草・雷門前にある老舗和菓子店。店の代名詞でもある「どら焼き」は、開店前から行列ができる人気を誇り、1日3000個が飛ぶように売れていきます。職人が一枚ずつ手焼きする皮は、あえて焼きムラを付けたパンケーキのような見た目が特徴で、独特のふんわり感が楽しめます。自家製の餡は2種類あり、「黒あん」は北海道十勝産の小豆をふっくらと炊き上げた 粒餡使用。「白あん」は手亡豆(てぼうまめ)を使ったなめらかな餡で、どちらも優しい甘さです。亀十のどら焼きは大判なので重厚感があり、贈答用にも最適。箱入りは5個から用意していて、手土産には黒あんと白あんの詰め合わせがおすすめです。

【商品名・価格】どら焼き 黒あん・白あん各360円(税込)
【賞味期限】製造日から3日間

手土産におすすめの東京の和菓子7選
(画像=亀十『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

東京都台東区雷門2-18-11
地下鉄銀座線浅草駅からすぐ
営業時間:10:00~19:00
定休日:不定休
03-3841-2210
駐車場:無し

2 タケノとおはぎ「日替わりおはぎ7種セット」

季節感を大切にしたフォトジェニックなおはぎ

手土産におすすめの東京の和菓子7選
(画像=日替わりおはぎ7種セット。曲げわっぱを留めるマスキングテープは8種類から選べる、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

2016年に桜新町でスタートしたおはぎ専門店。ユニークな店名は、甘いものが苦手な店主が唯一好んで食べたのが祖母・タケノさんのおはぎだったことに由来しています。祖母から教わったレシピで作るおはぎは「こしあん」と「つぶあん」の他、日替わりで5種類用意。旬の食材をはじめ、スパイスやハーブ、ナッツなどを使った個性的なフレーバーが揃い、驚きのあるおいしさに出会えます。おはぎは1個から購入でき、3、5、7個注文すると無料で曲げわっぱに詰めてもらえるので手土産にもぴったり。「日替わりおはぎ7種セット」のみ予約ができ、桜新町店・学芸大学店ともに受け取り日の営業日前日までに桜新町店に電話で申し込めば、希望日の14:00~18:00の間に受け取ることができます。

【商品名・価格】日替わりおはぎ7種セット1800円〜(税込)
【賞味期限】製造日当日
【取扱店】桜新町店、学芸大学店

手土産におすすめの東京の和菓子7選
(画像=タケノとおはぎ 桜新町店『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

東京都世田谷区桜新町1-21-11
東急田園都市線桜新町駅から徒歩約5分
営業時間:2:00~18:00
定休日:月・火曜
03-6413-1227
駐車場:無し

3 浪花家総本店「たい焼き」

鋳型で1個ずつ焼き上げるたい焼きの元祖店

手土産におすすめの東京の和菓子7選
(画像=箱入りは5個から。多数購入する場合は予約が確実、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

1909年(明治42年)に創業し、現在は4代目が暖簾を守るたい焼きの名店。創業当時、庶民の口になかなか入らない高級品の鯛と「めでたい」にかけて、初代が鯛の型で焼いたお菓子がたい焼きの始まりと言われています。鋳型で1個ずつ手焼きする天然ものと呼ばれるたい焼きは、水で溶いた小麦粉を氷で冷やして高温で焼いた、パリッと香ばしい皮が特徴。餡には厳選した北海道産小豆を使い、毎日150kgもの量を8時間かけて仕込みます。小豆が煮えてからさらに3時間煮ることで、小豆の皮が口に残らない、なめらかな粒あんに仕上げています。頭から尻尾まで餡がぎっしり詰まったたい焼きは、焼き立てはもちろん、冷めてもおいしいと評判。値段も手頃なので、数が必要な差し入れや手土産にも最適です。

【商品名・価格】たい焼き180円(税込)
【賞味期限】製造日当日

浪花家総本店

手土産におすすめの東京の和菓子7選
(画像=『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

東京都港区麻布十番1-8-14
都営大江戸線・東京メトロ南北線麻布十番駅からすぐ
営業時間:11:00~19:00
定休日:火・第3水曜
03-3583-4975
駐車場:無し

4 言問団子(ことといだんご)「言問団子」

下町名物の愛らしい3色団子

手土産におすすめの東京の和菓子7選
(画像=言問団子は串に刺さず、黒文字でいただくのも風情がある、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

創業は江戸時代末期。隅田川のほとりで植木屋を営んでいた初代が、客人をもてなす際に出していた団子が評判を呼び、団子屋を開業しました。明治初期に「言問団子」と名付けられてからは、その風流さで話題になり、今なお向島の名物として愛されています。団子は小豆あん、白あん、味噌あんの3種類あり、季節により餡や生地のゆで方を変えて独特のなめらかさを保ち、一つずつ手作業で丸めています。小豆あんと白あんは、最高級のコシヒカリで作った団子を餡で包んだもの。味噌あんは、クチナシで色付けした白玉生地で餡を包み、向島が梅の名所であることから、梅の実をイメージしています。添加物不使用なので買った翌日には固くなってしまうので、当日中に食べ切れる量を買うのがおすすめです。

【商品名・価格】言問団子9個入2070円(税込)
【賞味期限】製造日当日
【取扱店】本店、松屋浅草(浅草すいーつ小町)、産業観光プラザ すみだ まち処(東京スカイツリータウン・ソラマチ5F)、-両国- 江戸NOREN他

手土産におすすめの東京の和菓子7選
(画像=言問団子『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

東京都墨田区向島5-5-22
東武スカイツリーラインとうきょうスカイツリー駅から徒歩約12分
営業時間:9:00~17:00
定休日:火曜
03-3622-0081
駐車場:あり

5 松島屋「豆大福」

甘さと塩気が絶妙な福々しい豆大福

手土産におすすめの東京の和菓子7選
(画像=豆大福は薄く伸ばした餅の中につぶしあんぎっしり、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

1918年(大正7年)創業の老舗和菓子店。護国寺の「群林堂」、原宿の「瑞穂」と並ぶ東京三大豆大福の一つである「松島屋」の豆大福は、午前中に売り切れることもある人気の品です。餡には北海道十勝産の小豆を使い、約6時間煮込んで風味を引き出します。餅米には食味のいい宮城産みやこがねを使用。創業時から変わらない杵と臼の手動餅つき機を使って、ふっくら弾力のある餅に仕上げます。餅には蒸した赤えんどう豆がたっぷり入って、ほどよい塩加減が餡の味を引き締め、ゴロゴロとした食感もアクセントに。豆大福の他、草大福ときび大福もあり、手土産には3種類の詰め合わせも人気です。大福は1個から予約できるので、注文数が少なくても予約するのがおすすめです。

【商品名・価格】豆大福190円(税込)
【賞味期限】製造日当日
【取扱店】伊勢丹新宿店(火曜のみ)、明治屋広尾ストアー(水曜のみ)、銀座三越(木曜のみ)、日本橋三越本店(木曜のみ)、日本橋髙島屋S.C.(金曜のみ)、新宿高島屋(金曜のみ)、東武百貨店 池袋店(土曜のみ)

手土産におすすめの東京の和菓子7選
(画像=松島屋『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

東京都港区高輪1-5-25
京浜急行泉岳寺駅から徒歩約10分
営業時間:9:30~15:30
定休日:日曜・隔週月曜定休
03-3441-0539
無し

6 空也「空也もなか」

予約なしでは入手困難な幻の最中

手土産におすすめの東京の和菓子7選
(画像=できたては皮がパリパリで、2~3日経つと皮と餡がなじむ、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

1884年(明治17年)に上野で開業した「空也」。1949年(昭和24年)に銀座並木通りに移転し、看板商品の「空也もなか」を求める長い列は銀座の風物詩になっています。「空也もなか」は1日約8000個作られますが、予約だけで完売してしまう日が多く、その稀少さゆえ、ここぞという時の手土産としても根強い人気を誇ります。自家製の粒あん、北海道十勝産の小豆と砂糖を4時間ほどかけて炊き上げ、最後に水飴を加えることで、しっとりした餡に仕上げています。香ばしい焦がし皮もおいしさの秘訣で、上品な甘さの餡を引き立てます。化粧箱と自家用箱は10個から注文でき、木箱は30個から対応。受け取り日の1週間前には予約するのが確実です。

【商品名・価格】空也もなか10個化粧箱入り1200円(税込)
【賞味期限】製造日から1週間

手土産におすすめの東京の和菓子7選
(画像=空也『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

東京都中央区銀座6-7-19
JR・東京メトロ有楽町駅、JR・東京メトロ・ゆりかもめ新橋駅から徒歩約10分
営業時間:10:00~17:00、土曜~16:00
定休日:日曜・祝日
03-3571-3304
駐車場:無し

7 赤坂柿山 銀座三越店「歌舞伎柄ぽちおかき」

華やかなぽち袋に入った江戸前のおかき

手土産におすすめの東京の和菓子7選
(画像=ロングセラーの「慶長」をぽち袋に入れた銀座三越店限定商品、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

赤坂に本店を構えるあられ・おかきの専門店「赤坂柿山」。富山特産の新大正糯米を使い、米一粒一粒の形をそのまま生かした薄焼きおかき「慶長」など、厳選素材で作る米菓が揃います。銀座三越店限定の「歌舞伎柄ぽちおかき」は、銀座にちなんで歌舞伎の役者文様のぽち袋に、「慶長」を入れた粋な詰め合わせです。おかきは、醤油・しぶき海苔・胡麻・昆布の4種類で、サクサクと香ばしく、口の中にふわりとお米の香りが広がります。ぽち袋は谷中にある江戸千代紙の老舗「いせ辰」の品で、華やかな6種類の図柄をセレクト。のし付きなので、ちょっとしたお礼や感謝の気持ちを表す贈り物にも最適です。

【商品名・価格】歌舞伎柄ぽちおかき(醤油6枚・しぶき海苔6枚・胡麻3枚・昆布3枚)3240円(税込)
【賞味期限】製造から150日間

手土産におすすめの東京の和菓子7選
(画像=赤坂柿山 銀座三越店『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

東京都中央区銀座4-6-16
東京メトロ銀座駅・銀座一丁目駅から徒歩約5分
営業時間:10:00~20:00
定休日:不定休
03-3562-1111(代)
あり

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

記事公開:2021/12/14

提供・星野リゾート みちくさガイド

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