住宅ローンを繰り上げ返済するには?

Aさんの問題は、住宅ローンの借入期間が70歳までとなっていることです。70歳まで現状の収入を維持できれば良いですが、その可能性はあまり高くないでしょう。繰り上げ返済をするなら60歳で840万円、65歳なら420万円が必要になります。この金額を準備する方法を考えていきましょう。

節約して貯金額を増やす

食費:ランチをお弁当にする、自炊を心がける。
通信費:スマホやインターネットのプランを変更する、格安スマホに変える。
雑費:新聞をあまり読まないのならデジタル版の安いプランに変更する。

などで月に3万円捻出できると、60歳までの17年間で612万円を貯めることができます。

iDeCoやつみたてNISAを活用

つみたてNISAは運用で得られる利益が非課税で、対象となっている投資信託は一定の基準が設けられ、幅広い商品の中から選べるので積立に適しています。月3万円を3%の利回りで17年間積み立てると、元金の612万円と運用益との総額は、797万780円になります。

iDeCoは、定期預金や保険商品、投資信託の中から自分で選んで運用します。運用益が非課税でその上所得税と住民税の負担が軽減されるなど、大きな税制上のメリットがあります。

ボーナスからの貯金50万円のうち、毎年12万円の掛金を拠出し17年間積み立てると、所得税・住民税の節税額は40万8,000円、利回りが3%であれば運用益は61万6,927円になります。

ルールやメリット・デメリットをよく確認して、節約できた資金を資産運用するという選択肢も検討してみましょう。

定年後も働くことも視野に入れて

60歳から65歳まで無職なら、5年間で972万円も必要になります。貯蓄が十分でない場合は、定年後も働く必要があるかもしれません。

今のうちから健康寿命を延ばす努力をする、リカレント教育によって必要な能力やスキルを身に着けるなど、将来のための自己投資も大切と心得ましょう。

藤原洋子
自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強!銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。AFP資格保有。
自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強!銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。AFP資格保有。
 

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