介護業界
介護業界もまた、今後ますます人材が求められる業界です。もとより高齢化が進む現代、人手不足であった上に、コロナ渦になった今、人と密に接す介護の仕事に不安を覚えたり、コロナ渦での厳しい雇用状況などを理由に離職する人も増えています。
「ハードワークのわりに給料が安い。」というネガティブなイメージがつきまとう介護業界ですが、コロナ渦で他のサービス業(旅行業界や宿泊業・飲食店など)で雇い止めにあったり、大幅な給料カッ新規追加トになった方達が転職を希望する例が増えています。
当たり前の日常がなくなった今、自分にとって大事な人、守りたいもの、健康の大切さ、年齢を重ねても幸せに生きることについて、色々考える機会になったのは紛れもない事実です。
これから先の家族の暮らしのことも考え、介護業界にチャレンジする気持ちがあるのなら、もともとサービス業に従事していたスキルのある40代転職希望者なら、特に天職先として挑戦しやすい業界であると言えます。
厳しい40代の転職を成功させるポイント
40代の転職を成功させるには、正しい手順と積極的に利用すべきこと、事前の入念な準備が必須になります。
40代の厳しい転職の現実をしっかり受け止め、この難関を突破するためのポイントをご紹介していきます。
きれいに退職する
転職をする前に確実に済まさないといけないのが、退職手続きです。同業種に転職するのであれば特に、立つ鳥跡を濁さず、きれいに退職するのが鉄則です。いつまた顔を会わせるかもしれませんし、お世話になるかもしれません。引き継ぎが上手くいかないと退職前にトラブルになったり、退職時期が先延ばしになったりして、転職活動にも影響が出ることもあります。
また、有給休暇を消化したい場合などはさらに注意して、退職の意思は早く伝え、迷惑がかからないようにするのが大人のマナーです。
正しく行って、気持ちよく転職に挑みましょう。
転職エージェントを決める
40代の厳しい転職を成功させるには、転職エージェントを使うのがおすすめです。40代転職で失敗している人の多くが、採用が決まったものの考えていたのと違っていた、という転職先のミスマッチを上げています。
転職エージェントを利用するメリットは、こういったミスマッチな結果的を防いでくれること、キャリアを細かくカウンセリングしてくれ、適所を提案してくれることです。個人では得られない企業側の選考ポイントであったり、会社概要だけでは分からない企業の社風など、より深い情報を得ることもできます。
また、応募書類や面接の際のアドバイスなども行っており、厳しい40代の転職には強い味方です。
40代の転職活動を現実的に進めていくためにも、転職エージェントを上手に利用しましょう。
ハローワークも併用する
ハローワークも数多くの求人を持っており、特に地方での40代の転職には役立ちます。就職支援のサービスとしては転職エージェントの方が遥かに高いので、2つを上手に併用するのがおすすめです。
例えば、ハローワークでピックアップした企業を転職エージェントの方でさらに、その長年の転職支援から持つデータより、ブラック企業でないか、どういった社風なのか、より深く調べていき、転職のミスマッチを防いだりすることもできます。
厳しい40代の転職を成功に近付けるためにも、転職が決まった時のことを現実的に想定して、2つのサービスを併用しながら、自分に合った企業選びをしていきましょう。
履歴書の書き方
40代の転職では、書類選考の段階で落ちてしまっている方が8割以上という厳しい現実があります。どんなに優れたキャリアであっても書類選考で落ちてしまっては、面接で自己アピールすることも出来ず、意味がありません。まずは書類選考を通過することが何より大事です。他の応募者に差をつけて、書類選考に通過する履歴書の書き方を紹介していきます。
・経歴は大事なことをメインに簡潔に
面接官は限られた時間の中で応募されてきた履歴書に目を通しますから、むやみに情報を多くして一番読んでもらたい内容を流し読みされてしまっては意味がありません。その企業にとってメリットのある経歴をメインに、分かりやすく簡潔に書きましょう。
・志望動機が大事
企業側はこの部分を重視します。入社への意欲、自分のどういったキャリアがどのように活かせるのか、自分を採用した際に会社にどういった貢献ができるのか、また入社後のビジョンなど、要点を抑えつつも熱意が伝わるように分かりやすく書きましょう。
・自作の履歴書は避ける
パソコンで自分自身で履歴書を作成する方も増えていますが、そうすると特に記載することのない項目を省いたりと、一般的な履歴書の規定項目がない履歴書になってしまうことがあります。そうなると、企業側からは何か意図的に情報を隠ぺいしているのではないかと、懐疑的に見られることがあります。
40代の厳しい転職を突破するにはまず履歴書です。やはり市販の履歴書や、転職サイトなどからダウンロードしたものを使うようにしましょう。
面接の入念な準備
40代の転職に際しての面接は、とてもハードルが高く厳しいのが現実です。入念に準備しなければまず、失敗する可能性が高く、回数を重ねるごとに挫折してしまう方もいらっしゃいます。
失敗したとしても、次への糧になるような面接にするためにも、転職の面接で重視すべき点を見ていきたいと思います。
・志望動機は話すべきことをまとめておく
志望動機は履歴書に書いたことをただ繰り返すのではなく、それを補足するような形で、自分がその企業についてどこまで深く理解しているか、それに対しての自己キャリアのマッチング性の分析、具体的なビジョンなど、面接官の興味を引く内容を盛り込むことが大事です。
これらがどれだけ語れるかによって、その後の面接官の質疑応答の真剣さが違ってきます。具体的な質問をしてもらえるよう、しっかり自己アピールしましょう。
・面接マナーは必ず守る
面接の際にその企業にあった服装をしていくのはもちろん、大人としてのマナーを守りましょう。
・約束の5分前に受付に到着するのがベストです。 ・待つ間は指示がない限り立って待ちます。 ・入室する場合は、ノックは3回、ドアは後ろ手では閉めません。 ・まず名前を言い、挨拶をしましょう。 ・着席を促されてから座り、鞄は足元に置きます。 ・面接中は相手の目を見て、正しい敬語で話をしましょう。 ・面接が終了したら、お礼を述べ深くお辞儀をして退出します。 最初から終わりまで常に人間性を見られていると思って、高い意識で臨みましょう。
40代の転職で有利になる資格
厳しい40代の転職の際に有利になるのが、ニーズに合った資格です。明確に目指す職種が決まっていて、未経験でも資格を取ることで採用率が上がるのであれば、資格を取って転職を目指すのは、現実的な方法です。
では、現在40代転職に有利になると言われている資格を見ていきましょう。
介護職員初任者研修(ヘルパー2級)
介護職員とは、介護の必要な方の介護や身の回りの世話をしたり、日々のサポートをする仕事です。主な職場としては、介護施設、老人ホームなどがあります。
介護職員初任者研修を取得することで、介護の理念や技術を身に付けることができます。前述のように、介護業界はもともと人手不足だった上に、コロナ渦の影響で離職者も増え、ますます需要が高まっています。
働き方も、夜勤のある「入所型」・デイサービスなど日帰りでサービスを提供する「通所型」・介護を必要とする方の自宅に訪問して介護をする「訪問型」などがあります。
自分の家庭の状況や、自身の性質、通勤の利便性などを踏まえて、働き方を選択できるのも魅力です。何よりインターネットなどで学ぶこともでき、勉強の時間と場所を選ばないのも嬉しいポイントです。
40代転職の厳しい現実を考えれば、退職する前に仕事をしながら勉強ができ、資格を取ってから転職に挑めるのであれば、一歩現実的に転職へと進むことができます。
人と接することが好きで。人の役に立つことにやり甲斐が見出せる方なら、直に相手の反応を実感でき、また不況に左右されない介護職の資格は挑戦してみる価値のある資格です。
医薬品登録販売者
医薬品登録販売者の資格は、医薬品全般を取り扱う薬剤師とは違い、一般用薬品の中でも第2類・第3類に限定して販売することができる資格です。就職先は主に、薬局やドラッグストア、最近ではコンビニやスーパーなどでも一般用医薬品の販売が始まったこともあり、活躍できる場がどんどん広がっています。
実は第2類・第3類の医薬品は、市販薬の約9割以上を占めていますので、コンビニやドラッグストアなどで市販薬を販売する業務に携わるには十分な資格です。
以前は実務経験がないと受験できない資格でしたが、今は誰でも資格試験を受けられるようになっています。ただし登録販売者としての業務経験が通算で2年以上になるまでの間は、薬剤師・店舗管理者になれる登録販売者の下でなければ、1人で医薬品の販売は出来ません。試験前後の5年間に通算2年以上の業務経験を積むことで、一人前の医薬品販売者になれますので、じっくり腰を据えてこの仕事に取り組んでいく気持ちを持つことが大事です。
専門的な知識で人々の日々の健康不安にアドバイスできたり、お役に立てたことが実感できる医薬品登録販売者は、やりがいにもなる仕事です。
今後医薬品の販売場所がさらに増えるにつれ、ますますニーズが広がる医薬品登録販売者資格は、40代転職希望者には注目の資格です。
40代転職は厳しい現実を覚悟した上でチャレンジしよう
40代の転職では、覚悟を決めなければならないことがたくさんあります。
・給料は下がる可能性が高いこと ・人間関係をまた1から作り直さなければならないこと ・年下が上司になる可能性があること ・仕事を覚えるスピードが若い人と比べて遅いことを実感すること ・会社に馴染めない可能性があること ・また転職したくなる可能性があること
これらを現実的に想定した上で厳しい転職活動にチャレンジする必要があります。これらがシュミレーションできていないと、想像以上の現実に直面した時、心が折れ、挫折し、転職を失敗したと思ってしまうのです。
こう考えると40代の転職はデメリットだらけのように思いますが、この試練を乗り切ることができれば、人生において大きな財産になるとも思いませんか?メンタルは鍛えられ、自分という人間をよく理解できる良い機会にもなります。もしかしたら思ってもいなかった才能を発見できるかもしれません。心の持ちようで、転職を成功にも失敗にも出来るのだと思います。
40代の転職は、厳しい現実があることを想定して、それを克服していく覚悟を持って、チャレンジしていきましょう。
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