歴史的な建造物が多く、訪れるだけで歴史や文化に触れられるヨーロッパは、渡航先としても人気の地域です。近年では乗り換え無しの直通便も多く発着するようになり、時間はかかるものの、訪れやすくなりました。

しかし、どの国や地域を訪れるにも、気になるのは治安です。今回は、ヨーロッパの国の中から治安の良い国、悪い国をご紹介します。さらに、旅行に行く際の注意点についても押さえておきましょう。

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ヨーロッパの治安は国によって大きく違う

(写真=kirill_makarov/Shutterstock.com)

2019年現在、ヨーロッパの国は54ヵ国あります。人口は7億人超で、地球総人口の11%を超えていると言われています。安全な国もあれば、紛争などが継続的に行われている地域もあり、ヨーロッパの治安は国によって大きく違うと言えるでしょう。

最新情報は外務省ホームページ内「海外安全ホームページ」にて更新されていますので、ヨーロッパ旅行に行く際は一度チェックしてみることをおすすめします。

治安の良いヨーロッパの国TOP3

(写真=Andrew Mayovskyy/Shutterstock.com)

イギリスのシンクタンク「インスティーチュート・フォー・エコノミスク&ピース(経済平和研究所)」が発表している、世界の治安に関する調査資料より、治安が良いとされるヨーロッパの国を3つご紹介します。

この調査は、各国の治安の指数を、テロ、内戦、国際紛争から、死者数、殺人件数など20項目以上を総合して算出する、いわば「世界平和な国ランキング」と呼ばれています。算出された指数は「GPI(Global Peace Index)」とされ、数値が小さい方が安全かつ平和な国ということになります。

ちなみに、2019年の調査では日本は9位にランクインし、数値は1,369でした。この日本の指標を参照にして、治安の良い国を上位から見ていきましょう。

アイスランド 1位 1,072

ヨーロッパの中だけではなく、世界の中で最も治安が良いとされた国がアイスランドです。

アイスランドはヨーロッパの北に位置する自然豊かな国で、オーロラを見たり、白夜を体験したりしに訪れる観光客が非常に多いことで知られています。

ポルトガル 3位 1,274

昨年度は5位でしたが、2ランクアップしており、安定して治安がいい国だと言えるでしょう。日本とも深いつながりを持っているポルトガルは、街並みや雑貨がおしゃれでかわいいと、女性人気の高い国でもあります。

オーストリア 4位 1,291

芸術と文化の国として知られるオーストリアは、旅行先として人気の国の一つです。シェーンブルン宮殿やシュテファン大聖堂を始めとした歴史的建造物や博物館、素晴らしい街並みの散策など見所満載。一回訪れただけでは全てを満喫できず、リピーターとして何度も渡航する人も多いようです。

気をつけて!治安の悪いヨーロッパの国 ワースト3

(写真=tuaindeed/Shutterstock.com)

ロシア 154位 3,093

ロシアは国土の77%がアジアに位置していますが、人口の大半はヨーロッパ地域に住んでいます。モスクワやサンクトペテルブルク、ウラジオストックは世界的にも人気の観光都市で、エルミタージュ美術館やシベリア鉄道は誰しもが一度は聞いたことがあるでしょう。

しかし、外務省の「海外安全ホームページ」において、ロシアの一部地域は渡航危険レベル3に設定されており、その他の地域も渡航危険レベル1となっています。

上述した有名都市でも観光客を狙った犯罪が多発しており、過去には自爆テロや爆弾テロも発生しているため、油断は禁物でしょう。

ウクライナ 150位 2,950

かつてソビエト連邦に含まれていたウクライナは、美しい自然と街並みが魅力的な東ヨーロッパに位置する国です。

しかし現在、ウクライナの中でも、クリミア自治共和国およびセヴァストーポリ市、ドネツク州およびルハンスク州は「海外安全ホームページ」で渡航危険レベル3が出ています。これはロシアによる不法占拠や武装勢力との戦闘などがあるためで、どんな理由であれ絶対に近づいてはなりません。

またその他地域でも基本的に治安が悪く、記念撮影詐欺から財布落とし、スリ置き引き、タクシー詐欺などありとあらゆる手段の犯罪が行われていますので、渡航の際は十分に注意しましょう。

ジョージア 99位 2,112

かつてグルジアと呼ばれ、大相撲でも人気力士を輩出しているジョージアは、トルコの隣に位置しています。大自然と温泉、料理が有名で、国民性ものんびりしていて過ごしやすい国です。

しかし一部地域では現在でも軍事衝突が行われており、「海外安全ホームページ」の渡航危険レベルも現在は1~3、一時は4だったこともあり、情勢が安定しません。首都トビリシなどの地域も犯罪件数が増加傾向にあるため、渡航の際は油断してはいけない国と言えるでしょう。

ヨーロッパへ旅行に行く際の注意点は?

(写真=Skreidzeleu/Shutterstock.com)

海外に行く際、特に旅行者はスリなど窃盗犯のターゲットにされやすくなります。治安が良い国でも悪い国でも、下記のことに注意して行動しましょう。

  • バッグは必ず前掛けにする
  • 観光客だと分からないようにガイドブックは最小限にする
  • ブランド物の財布使用は控える
  • 財布や現金を外に出さない
  • スキミング防止対策グッズを使用し、スキミング被害に備える
  • 子どものスリが多いので、現地の子どもには超注意 最低限これらに注意して行動すれば、トラブルに巻き込まれるリスクは軽減されるはずです。

    治安が心配なときは旅行会社でツアーを予約する手も

    初めての海外旅行や女性の友人との旅行、ひとり旅などで治安が心配と感じている人は、ツアーパッケージなどで申し込める旅行会社を選ぶことをおすすめします。国同士が近接しているので、2~3ヵ国周遊できるツアーも多くあります。

    添乗員さんが付いているツアーなら、観光地の情報もより詳しく知ることができ、語学に不安がある方でも安心でしょう。

    ツアーが申し込める会社は、大手旅行代理店のHISやJTB、日本旅行などが代表的です。そのほか、ヨーロッパの周遊旅行専門のユーロエクスプレス、希望に合わせて旅行をオーダーメイドできる旅工房なども人気です。

    身の回りに注意して楽しい旅行を

    ヨーロッパ諸国は、それぞれの国にそれぞれの魅力があります。多少治安が悪くても、訪れてみたい国もあるでしょう。しかし、身を守ることができるのも、情報を取捨選択できるのも、自分自身です。旅行ブログなどでは主観的な表現も多いので、できるだけ外務省など公的機関から発表されている最新の情報を調べるように注意し、安全で楽しい旅をしたいものですね。

     

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文・佐藤沙耶

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