次々と報道される有名人の結婚離婚。その背景にある心理や世相とは? 夫婦関係を長年取材し『夫の不倫がどうしても許せない女たち』(朝日新聞出版)など著書多数の亀山早苗さんが読み解きます。(以下、亀山さんの寄稿)

長谷川京子、夫ポルノグラフィティ新藤晴一と別居

 モデルで女優の長谷川京子さん(43歳)が、結婚13年目にして夫と別居していると報じられ(『女性セブン 10月14日号』)話題になっている。  夫はバンド「ポルノグラフィティ」のギタリスト新藤晴一さん(47才)で、交際3ヶ月のスピード婚で一緒になり、現在、12歳の長男と8歳の長女がいる。  夫と子どもを自宅に残して別居というと、篠原涼子さんも、昨年、夫と子どもを残して家を出て別居、そしてこの7月に離婚となった。少なくとも仲睦(なかむつ)まじい関係であれば、別居は考えられないわけで、長谷川さんと新藤さんも夫婦としては危険水域に入っているのかもしれない。

夫の浮気報道の翌年から仕事量が激増

 2015年、夫の浮気報道が流れた。バンドのツアーで北海道に滞在しているときに、関係者と訪れた店に女性が合流、ふたりだけですぐに夜の町に消えていくのを激写されている。その翌年から、長谷川さんの仕事量が激増した。子どものためにとりあえず離婚はしないと決めたものの、離婚準備を始めたのではないだろうか。  15年にはドラマ1本に出演しただけだったが、その後はドラマ数本に映画出演も。19年にはドラマ2本、映画1本、バラエティのMC、さらに写真集で大胆なセクシーショットも公開している。インスタグラムでビキニ姿をアップしたり、つい最近では胸の谷間を強調したようなTシャツ姿が写真に撮られたりもした。
 下着をプロデュースして、自らそれらを着けた写真も公開している。Youtubeでバストケアのサロンに通って美バストをキープしていることも赤裸々に語っているが、これらは女性たちからの好感度が高い。  ここへきて、なぜか「女全開」なのだ。子どもたちも大きくなり、自身も40代になって何かが吹っ切れたのか、はたまた「女として正念場だから煩悶している」のか。