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Another Action Starter
日々の暮らしの中で、ちょっとしたチャレンジをすること。それが、Woman typeが提案する「Another Action」。今をときめく女性たちへのインタビューから、挑戦の種を見つけよう!

リアルバラエティ番組『テラスハウス』への出演をきっかけにブレイクし、現在は俳優業を中心に、タレントとして幅広く活躍する筧美和子さん。

Instagram、Twitter、YouTubeの総フォロワー数はおよそ200万人と、自然体な姿が同世代の支持を集めている。

俳優としては、映画『犬猿』のルックスと愛嬌は良いけれどおバカな真子や、ドラマ『あなたの番です』でのドS看護師・桜木るりなど、インパクトの強い役柄を演じてきた。

そんな彼女が最新作の映画『幕が下りたら会いましょう』で挑んだのは、どこにでもいそうな“普通の女性”、尚だ。

「尚が可哀想な人に見えてほしくない」

映画『幕が下りたら会いましょう』は、鳴かず飛ばずの劇団を主宰する姉の麻奈美(松井玲奈)が、妹の尚(筧美和子)の突然の死をきっかけに自分自身と向き合っていく物語だ。

【筧美和子】「自分の殻を破りたい」“新しい自分”探しを続ける理由
(画像=『Woman type』より引用)
著者名

筧さん

演じる中で、麻奈美と尚の関係性はすごく意識しました。

家族や姉妹って、距離が近いからこその特別な姿があるように思っていて。完成した作品ではちゃんと麻奈美と尚が姉妹に見えて、うれしかったですね。

映画で主に描かれるのは尚がいなくなったあとの出来事で、尚の登場シーンは少ない。それでも見る人は尚はどのような人物で、姉・麻奈美にとってどのような存在なのか、周りの人を通じてイメージする。

想像から尚を理解するのは、演じた筧さんも一緒だった。

著者名

筧さん

想像を膨らませながら、尚を探っていく。それは感覚的な作業でしたけど、監督と対話を重ねる中で共通認識のようなものを持てていたので、すっと役に入っていけたかなと思います。

印象に残っているのは、本読みで監督から言われた「尚が可哀想な人に見えてほしくない」という一言。

著者名

筧さん

尚は若くして亡くなってしまうけれど、一人で立てるように、強く生きようとした人。根底には寂しさや孤独感があったけれど、それを押し殺して、家を出て東京で一人、がむしゃらに頑張っていたんじゃないかな。

特に家を出る前後で、尚の心情は大きく変わったと思うので、そこは意識して演じました。

監督と対話を重ねたから、ナチュラルに役に入れた

尚は等身大の女性。私たちの身近にいるような、“普通の人”だ。そんな女性を演じることこそが、筧さんにとっては新鮮だった。

【筧美和子】「自分の殻を破りたい」“新しい自分”探しを続ける理由
(画像=『Woman type』より引用)
著者名

筧さん

私はこれまで癖があったりハイテンションだったりするキャラクターを演じる機会が多かったので、あまり強い味付けをしない役ができてうれしかったです。

シンプルな中での繊細な表現を目指しましたが、それはごまかしが効かないことでもあるので、緊張感がありましたね。

新しい役どころへのアプローチで心掛けたのは、疑問を残さないこと。「できることは全部やる」つもりで、監督から説明を受けるだけではなく、自ら質問を重ねた。

著者名

筧さん

何か構えて臨んだというよりは、ナチュラルに役に入っていきました。自分の感覚に意識を向けることに神経を使う感じというか。

そんな演じ方ができたのは、監督としっかり話をする時間が持てたからこそ。安心感がありましたし、感謝しかないです。

監督も演者も、登場人物の心の機微を表現することにこだわったという本作。「完成した作品は、内容を知っているのにグッときて、いろいろと感じるものがありました」と筧さんはゆっくりと、丁寧に感想を話す。

著者名

筧さん

映画全体から「見えないけれど伝わってくるもの」があった感じがして。心の動きをきちんと演じることで、見てくれた人の心に届けられるんだと改めて実感できました。

そして、私はこういう作品が好きなんだなと気付くことができました。