世間がボーナスを受け取る時期になると、なんだかうらやましく思う派遣社員の方も多いのではないでしょうか。なぜ派遣社員にはボーナスが出ないのか、「ボーナスが欲しい!」と思ったらどのような行動を取ればいいのか、解説します。

派遣社員がボーナスをもらえない理由

(写真=metamorworks/Shutterstock.com)

派遣社員でボーナスがもらえるケースというのは珍しく、多くの場合、ボーナスどころか各種手当や交通費の支給もありません。これはなぜかというと、派遣社員の場合、それらはすべて時給に含まれていると考えられているからです。

派遣先は派遣を受けるにあたって、同条件であれば誰を派遣されても一定の金額を報酬として派遣元に支払っています。その報酬では派遣社員個々の住宅事情や業務貢献度は勘案されていないので、派遣元から受け取るお給料も基本的に同じ仕事ならみんな一定で、ボーナスや交通費の支給が無いのです。

派遣社員は3ヵ月だけなど短期間で働く方もいます。ボーナスが「半年に1回」などと定められていても、そこまで働いていないかもしれません。であれば、ボーナスを支給する前提で月収を低く抑えられるよりは、ボーナスもすべて織り込み済みの高めの月収になる方が派遣社員にとって良いという考え方もあるでしょう。

正社員でもボーナスがもらえない会社もある

(写真=PIXTA)

なにも「派遣社員だからボーナスがもらえない」というわけではありません。正社員の場合でも業績が悪くてボーナスが出せない会社や、そもそもボーナスという制度がない会社も存在します。

2018年に行った厚生労働省の調査によると、従業員が30人以上の事業所ではボーナスの出た会社が9割を超えていましたが、もっと少人数のところでは7割未満でした。事業の業種によっても約50%~90%超までかなり差があります。

また、ボーナスとして支給されている金額も、毎月のお給料の数ヵ月分という会社もあれば寸志として数万円だけという会社までさまざまです。ボーナスの有無や金額はそれぞれの会社の判断にゆだねられているため、たとえボーナスゼロでも違法ではありません。

派遣社員でもボーナスが欲しい!検討するべき5つのこと

(写真=PIXTA)

ボーナス制度がある派遣会社を探す

派遣会社の中には、まれですが派遣社員にもボーナスを支給している会社もあります。そういった会社を探して登録してみるのもよいでしょう。特に勤務実績がいい人やスキルが高い人にだけインセンティブ(報奨金)として支給するケースもあるようです。

無期雇用になったら賞与が出るか確認してみる

「無期雇用派遣」という働き方があります。これは、派遣社員と正社員の間のような雇用形態で、派遣元と期間の定めのない雇用契約を結ぶため「契約期間満了」がなく、派遣されていない期間でもお給料が出ます。常に雇用されている状態になることから「常用型派遣」とも呼ばれます。

無期雇用派遣を選択するとボーナスをもらえるようになる会社もあるので、自分の派遣会社にそのような制度があるかチェックしてみましょう。

スキルや経験を積み正社員になる

もし派遣社員という働き方にこだわっているのでなければ、ボーナスがしっかり出る会社の正社員を目指すのもいいでしょう。正社員はボーナスだけでなく、福利厚生全般が派遣社員より充実している会社も多いですし、雇用も比較的安定しています。

ただ、派遣社員のように仕事内容や勤務地、労働時間などを自由に選んで働けないこともあるので、まずは自分が何を重視しているのかしっかり考えてみましょう。

「紹介予定派遣」という手も

正社員になりたいなら、派遣先に気に入られてランクアップするか正社員の求人を見つけて転職活動をするのが正攻法ですが、紹介予定派遣を利用するという方法もあります。最初から派遣先の正社員もしくは契約社員になる前提で派遣され、最大6ヵ月のあいだ働いてみて、双方が納得すればそれ以降は直接雇用に変わるという働き方です。社員になる前に業務や職場がしっかり確認できるので、ミスマッチが防げます。

副業を始める

会社に期待できないなら、さらに働いてボーナス分くらい追加で稼いでしまうという考え方もあります。派遣社員は正社員のように副業禁止ルールが無いことも多いので好都合です。アルバイトという手もありますが、最近は自分の得意なことや好きなことで収入を得る方法もたくさん出てきていますので、楽しく取り組める範囲でやってみるのもいいですね。ハードに働きすぎて体調を崩さないように注意しましょう。

ボーナスがなくても正社員より稼いでいる派遣社員も

たとえボーナスがなくても、その分時給が高く、年収が正社員の給与総額を上回る派遣社員の方もいますし、家計管理を徹底してしっかり貯金できている方もいます。ボーナスだけにとらわれず、自分の理想の暮らしを叶えられる働き方を選びたいですね。

文・馬場愛梨(「貧困女子」脱出アドバイザー/ばばえりFP事務所 代表)

実際に転職を相談する

■30代・40代のマネージャー層の転職に強い
>>JAC Recruitmentで求人を探す

■年収800万円以上、ハイクラス転職なら
>>CAREERCARVERで求人を探す

■IT,Web系の転職案件が多数
>>type転職エージェントで求人を探す

■業界最大級!20万件以上の非公開求人
>>リクルートエージェントで求人を探す

【こちらの記事もおすすめ】
どっちが幸せ?契約社員VS正社員
契約社員か゛退職時のトラブルを避けるポイント
「契約社員は副業できる」はウソ?
契約社員と正社員との違い。給料・ボーナス