ビジネスを通して世の中に貢献する

ワシントン州シアトルでフォトグラファーをしているマティカ・ウィルバー氏の紹介では、キャリアを積むうえでの葛藤や教訓などが掲載されています。

ビジネスって果樹みたいなもの。実がなるのは何世代も先かもしれない。それでも、私たちは樹を植える。(329ページより引用)

彼女はビジネスを始める前に考えておくべきこととして、いくつかのポイントを挙げています。まず、そのビジネスの意図は何なのか、自分の心と矛盾していないか。そして、そのビジネスに心底惚れ込んでいるのか。さらに、世の中に役立つためにやろうとしていることなのか。

ビジネスを行うということは、相当な強さと勇気が必要なもの。しかし、自分がやりたいと思っていることで世の中に貢献できるのであれば、実現していくために何が必要なのか分かってくるのだといいます。

ビジネスとは果樹であり、実がなるのはずっと後であったとしても、自分たちが作り出したものを後の世代が味わえるようにするのだと語っています。自分の成功だけを考えていたり、お金だけを目標にしていたりしては、ビジネスとして長く成り立っていかないのかもしれません。

活躍する女性たちのエピソードから気付きが得られる一冊

多様な人種、年齢、そしてさまざまな分野で才能を発揮している女性たち。ビジネスのアドバイスという観点だけではなく、努力を重ねて生き生きと仕事をしている生き方そのものが、私たちに新しい夢や気付きを与えてくれそうです。

書籍紹介

『自分で「始めた」女たち』(グレース・ボニー著、海と月社)

タイトル:自分で「始めた」女たち
著者:グレース・ボニー
発行:海と月社 定価:2000円(税抜)

文・ナカセコ エミコ((株)FILAGE(フィラージュ)代表)/DAILY ANDS

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