全国の数ある鍾乳洞・洞窟の中から、トリップノートの5万8千人の旅行好きトラベラー会員(2020年3月現在)が実際に行っている順に全国の人気鍾乳洞・洞窟ランキングTOP20をご紹介します!

1位:秋芳洞(山口)

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(画像=tripnote.jp、トリップノートより引用)

日本最大級のカルスト台地である「秋吉台」の下に広がる、総延長約10kmの日本屈指の大鍾乳洞。国の天然記念物に指定されています。観光用に公開されているのは約1kmほどですが、じっくり楽しむと1時間以上はかかるでしょう。秋芳洞の中には川が流れており、温度は1年を通して17度で一定となっているため、夏には涼しく冬にはほんのり暖かさを感じます。

秋芳洞といえば、お皿をしきつめたような「百枚皿」が有名。段丘を流れる水の石灰分が長い年月をかけて波紋の形にかたまったもので、実際には500枚以上あると言われ、世界でも類を見ないと言われる規模の大きなものです。

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2位:あぶくま洞(福島)

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(画像=PIXTA、トリップノートより引用)

福島県田村市にある鍾乳洞で、およそ8,000万年という歳月をかけてつくられました。全長は600mほどと大きくはありませんが、鍾乳石の種類はバラエティに富み、種類と数の多さは東洋一とも言われています。

一番の見どころは、高さ29mの洞内最大のホール「滝根御殿」。ここではクリスタルカーテンやボックスワーク、シールド、洞穴サンゴなど、ここでしか見ることのできない貴重な鍾乳石を間近で楽しむことができます。

3位:龍泉洞(岩手)

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洞内の総延長はわかっている部分で3,600mあり、そのうち700mを公開。現在も調査は進んでおり、総延長は5,000m以上と推定されています。

世界有数の透明度を誇る青い地底湖が特徴的で、通称”ドラゴンブルー”と呼ばれています。8つある地底湖のうち3つが公開されており、第3地底湖は水深98m、非公開の第4地底湖は水深120mと日本一の深さ。洞内の照明をLEDにすることで、より幻想的な世界を演出しています。

4位:青の洞窟(沖縄)

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「青の洞窟」とは、真栄田岬(まえだみさき)にある、海水の侵食によって形成された全長約30メートルの洞窟のこと。洞窟内の一部では水中の岩が削れており、そこから差し込む太陽光が反射すると洞窟内の水が青く輝き、神秘的な世界を楽しむことができます。

ダイビングやシュノーケルなどのアクティビティ利用者が多く訪れるスポットで、個人での訪問も可能です。しかし天候によってはガイドが同伴していないと遊泳禁止の場合もあるため、ツアー参加がおすすめです。

5位:竜ヶ岩洞(静岡)

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(画像=PIXTA、トリップノートより引用)

東海地方で最大規模の鍾乳洞。総延長は1,000mを超えており、そのうち400mが公開されています。年中18度に保たれた洞内は夏は涼しく、冬には暖かいのが特徴。一番の見どころである落差30mの地底の大滝は、地底の滝としては日本最大級です。出口には資料館やお土産物店もあります。

6位:玉泉洞(沖縄)

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(画像=PIXTA、トリップノートより引用)

沖縄の自然や文化を体験できる観光施設「おきなわワールド」にある鍾乳洞です。全長は5,000mと大きな鍾乳洞で、うち890mを観光用に公開しています。洞内の鍾乳石の種類は37種類と、日本で一番多いんですよ。洞内に入ると最初にあらわれる巨大な空間「東洋一洞窟」には無数の大石筍が林立しており、奥に位置する白いロケットのような石柱・昇龍の鐘が特に見どころです。

7位:石垣島鍾乳洞(沖縄)

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石垣島にある鍾乳洞のなかで最大の鍾乳洞であり、全長3.2kmのうち見学できるのは660mのみ。鍾乳洞内をイルミネーションで幻想的に彩ったのは、「石垣島鍾乳洞」が世界で初めてです。

見どころは、トトロに似ていると話題になり撮影スポットとしても人気の”トトロ鍾乳洞”や、長さ40m、幅20m、高さ6mの大ホール” 神々の彫刻の森 ”。沖縄料理がいただける食堂やお土産が買える物産館も隣接し、またシーサーの色付け体験なども行なっています。

8位:日原鍾乳洞(東京)

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総延長1,270m、高低差134mの鍾乳洞で、東京都の天然記念物に指定。埼玉県秩父市にある「瀧谷洞」と並び、関東最大の規模を誇ります。日原鍾乳洞のある奥多摩町は避暑地として知られ、洞内も年間を通じて平均11℃となっており、夏でも羽織りものが必要です。

洞内屈指の撮影スポットが「死出の山(しでのやま)」。カラフルにライトアップされた幻想的な空間になっており、「死出の山」の先には縁結び観音がいます。

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9位:龍河洞(高知)

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岩手県の龍泉洞、山口県の秋芳洞と並ぶ日本三大鍾乳洞のひとつ。国の天然記念物および史跡に指定されています。全長は4kmで、そのうち1kmを観光用に公開。事前予約により楽しめる冒険コースは所要時間90分ほどで、距離にして約200m。ナビゲーターとともに、まっくらな洞窟をヘッドライトの灯りをたよりに探検していきます。

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10位:富岳風穴(山梨)

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(画像=PIXTA、トリップノートより引用)

富岳風穴は一年を通して、平均気温が3度という涼しい場所。その特性を生かして、昭和初期まで蚕の卵の貯蔵に使われていた洞穴です。風穴の中は地下へと続く階段を下りた後に、約200mの細長い空間が続いています。特に美しいのが、氷の池。ライトアップされた氷が幻想的です。見学所要時間は15分ほど。上着をお忘れなく!

11位:ガンガラーの谷(沖縄)

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(画像=tripnote.jp、トリップノートより引用)

数十万年前までは鍾乳洞だった場所が崩れて亜熱帯の森となっており、80分かけてガイドさんと一緒に散策することができます。約1万8000年前に生きていた「港川人」の居住区の可能性も高いと考えられていて、今も発掘調査が行われています。

見学コースでは、亜熱帯の森を歩きながら植物の観察やガジュマルの巨木の見学のほか、子宝や縁結びにご利益のあるパワースポット「イナグ洞・イキガ洞」なども巡ることができます。必ず予約が必要なので事前予約をし、歩きやすい服装で訪れましょう。

12位:飛騨大鍾乳洞(岐阜)

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(画像=tripnote.jp、トリップノートより引用)

日本全国に約80あると言われる観光鍾乳洞のなかでも、標高900mと日本一高い場所にあります。全長は800mにおよび、洞内は平均気温が12度と夏でもひんやりと感じられます。ヘリクタイトという珍しい曲がり鍾乳石は、国内の観光鍾乳洞のなかでも最も多く見ることができます。また鍾乳石の色彩の美しさでも知られています。