ハワイには、数々の神話や伝説が存在します。 その中でも、ハワイ諸島や人間の成り立ちが書かれている創世神話「クムリポ」についてご紹介します。

クムリポとは、ハワイ語で「起源」や「生命の源」を表す言葉で、ハワイ王家に代々口承で伝わって来た創世神話、叙事詩です。 全部で2102行から成り、16章に分かれています。

どの時代にどんなものが生まれる?

ハワイ版「古事記」?ハワイ諸島や人間の成り立ちがわかる創世神話「クムリポ」
(画像=『LaniLani』より引用)

前半の8章が「ポー(夜・闇)の時代」 暗闇のドロドロとした中から宇宙が生まれ、海藻や魚、鳥などが生まれ、神々が現れ、闇の時代が終わります。

後半の8章が「アオ(昼・明)の時代」 次々と神が生まれ、島々が生まれ、タロイモが生まれ、ハワイアンの先祖が生まれ、王族へと繋がっていきます。

作成されたのは1700年頃で、ハワイ王国第7代国王カラカウアの命でハワイ語に書き起こされ、1889年に発表されました。 クムリポには、神々の子孫が王族につながることが記されており、カラカウア王がその血筋であることを裏付けています。

神々が島を生んでいく「国生み」のくだりや、神々の子孫である王族という流れは、日本の創世神話である「古事記」と似ています。

古事記も、稗田阿礼(ひえだのあれ)が口承で伝えていたものを、天武天皇の命を受けて、太安万侶(おおのやすまろ)がまとめ上げたものです。 成り立ちもよく似ていますね。 同じような島国で、同じような神話が残っているのも、不思議な結び付きを感じますよね。

クムリポを予習してみよう!

ハワイ版「古事記」?ハワイ諸島や人間の成り立ちがわかる創世神話「クムリポ」
(画像=『LaniLani』より引用)

クムリポは、その後、18代目国王でもあり、ハワイ王国最後の女王リリウオカラニが、退位後の1897年に英訳を発表し、広く世に知られることとなりました。 イオラニ宮殿の裏手にあるリリウオカラニ女王像の左手には、代表曲の「アロハオエ」の楽譜や、発布されなかった新憲法とともに、このクムリポが握られています。 お近くに行かれたら、有名なカメハメハ大王像だけではなくて、こちらもぜひ、チェックしてみてくださいね。

また、ビショップ・ミュージアムのハワイアンホールには、アーティストのパオ氏が描いたクムリポの作品が展示されています。 全16章を、章ごとに16枚のパネルに描いています。

クムリポを予習して行かれると、1枚1枚に描かれているシンボルの意味合いや全体の流れが読み解けて、楽しめると思います。 ビショップ・ミュージアムに行かれたら、こちらもぜひ、チェックしてみてくださいね。

ビショップ博物館/Bishop Museum 住所: 1525 Bernice St, Honolulu, HI 96817 電話番号: +1 808-847-3511 営業時間: 9時00分~17時00分

提供・LaniLani



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