皆さんは、日々の家事にどれくらい時間をかけていますか?

総務省が行った生活基本調査(※)によると、女性が家事にかける時間が1日あたり約3時間だったのに対し、男性は約17分。共働きの夫婦に限定してみても、女性が主体となって家事を行っているケースが多いことが明らかになっています。

また、家事代行サービスのベアーズがオイシックス・ラ・大地と共同で行った調査でも、女性の83%が「家事が負担に感じることがある」と回答しました。

そこで『女の転職type』は、2021年7月31日(土)に『働く女性のラク家事セミナー』を開催。

ベアーズの野口志保さんを講師に迎え、一人暮らしでも夫婦でも、楽しみながら実践できる「ラク家事」の基本テクニックについて、具体例を挙げながら詳しく解説してもらいました。

(※)出典:「平成28年社会生活基本調査結果」(総務省統計局)

著者名

<講師プロフィール>
株式会社ベアーズ
野口志保(のぐちしほ)さん

家事代行の大手、株式会社ベアーズで現場スタッフ(ベアーズレディ)の初期教育・育成研修を担当。自らもベアーズレディであった経験を元に、お客様感動度120%を届ける、ベアーズレディの教育担当。家事大学認定講師

掃除を楽しむ3つの心得。モチベーションを上げる&成果を実感するのが◎

今回のセミナーでは、家事の中でも主に掃除にフォーカス。セミナーの冒頭、野口さんは「楽しくお掃除をしていくためには、『慌てない・計画をしっかり立てる・優しい気持ちで行う』といった心の準備から始めることが大切」と語り掛けました。

何か嫌だな、面倒くさいな、という家事をラクにするためには、まずは「マインドセット」を変えることが大事なのだそうです。

掃除効率化のコツを家事のプロが伝授! 今日からできる「汚さない&散らかさない」暮らしの工夫とは?【女の転職type×ベアーズ セミナーレポート】
(画像=『Woman type』より引用)

その上で、心掛けると良いことは次の三つ。

1.自分の「やる気スイッチ」を押す

好きな音楽をかけたり、お気に入りのエプロンを着けるなどして自分のモチベーションを高め、「これからお掃除をします」という気持ちのスイッチを入れる。

2.写真でビフォーアフターを見る

最初の状態を写真に撮っておき、掃除後の写真と比べて客観的に変化を見る。

3.掃除後の気持ち良さを体で味わう

一見きれいでも、手で触ると汚れが残っていることも。掃除後に素手や素足で確かめて、すっきりした気持ち良さを体感する。

少しの工夫をするだけで、掃除に対して前向きな気持ちが芽生えていくそうです。

汚さない工夫で負担軽減。水回りは「すぐに拭き取る」がラク家事への第一歩

掃除効率化のコツを家事のプロが伝授! 今日からできる「汚さない&散らかさない」暮らしの工夫とは?【女の転職type×ベアーズ セミナーレポート】
(画像=『Woman type』より引用)

なるべく効率的に行いたい掃除。そのためのコツとして、野口さんは「部屋を明るくして汚れやごみを見落とさないこと」「汚れが落ちてもいいように高いところから低いところへ掃除を進めていくこと」「奥から手前へと拭き上げていくこと」という三点を解説。

さらに、一回の掃除が効率的に進むだけでなく、きれいが長持ちする拭き掃除のコツを説明しました。

拭き掃除のテクニック

・手のひらサイズ&一定方向で拭き進める

拭き方がバラバラだと、きれいになっているのか分かりづらかったり、汚れを広げてしまうことも。布は自分の手のひら程度のサイズにして、一定方向にスライドさせていくとよい。

・仕上げ磨きをさぼらない

仕上げ磨きをすることにより、一回では取り除けなかった汚れ、ホコリもきれいにできる。仕上げ磨きにはマイクロファイバータオルが適しているが、使い古したTシャツやフリース、破れてしまったストッキングでもOK。

掃除効率化のコツを家事のプロが伝授! 今日からできる「汚さない&散らかさない」暮らしの工夫とは?【女の転職type×ベアーズ セミナーレポート】
(画像=『Woman type』より引用)

基礎を押さえた後は、より具体的なテクニックを解説。今回のセミナーでは、「面倒くさい」と感じてしまいがちなお風呂・キッチンの掃除がラクになる方法を紹介。

日常的に「汚れない」「掃除しやすい」環境を整えることで、毎日の掃除の負担が軽減することを教えてくれました。

お風呂

・シャワーヘッドやイス、桶などは床に接触させない

ホースが黒ずむ、桶にぬめりが付く、カビが生える……。これらの原因は、濡れている床との接地面が多いこと。シャワーヘッドは上部に直し、椅子や桶はフックに吊るすと乾きやすくなる。

・お風呂上りは床に水気を残さない

カビの繁殖を防ぐため、お風呂上りには床に残った水を足で排水溝へと押し流すように。タオルでお風呂場全体をさっと拭き上げておくとより効果的。

キッチン

・ガスコンロ周りは調理後すぐのケアが大切

ガスコンロには油や吹きこぼれなどの汚れが残りがち。冷えると汚れが固まってしまうので、余熱があるうちに拭くとよい。「使った直後にすぐ掃除」が後でラクするポイント。

・シンク、蛇口の水滴は拭き取る

シンクに溜まった水には、食器などを洗った汚れがそのまま残っていることも。また、水道水に含まれるカルキも汚れの原因となるため、シンクの中や蛇口には水気を残さないように。

・ゴムパッキンにはマスキングテープを

ガスコンロ周りのゴムパッキンに油汚れがついてしまうと、落とすのが大変。マスキングテープを貼っておけば、汚れてもマスキングテープを貼り替えるだけでOKなので掃除が楽になる。