今の仕事を選らんだワケは!?
みんなのシゴトジャッジ・ルーム

まだまだ働く女性のロールモデルが少ない現代社会。今、そしてこれから、自分がどのような仕事をしていきたいか悩んでいる女性は多いだろう。そこでこの連載では、さまざまな働く女性たちが「なぜ今の仕事を選んだのか」にフォーカス。自分と同世代の女性たちの仕事観をのぞき、自分の目指すキャリアを明確にするための材料にしてみよう!

「人と同じ」が大嫌い
毎日違うから、この仕事を選んだ

「定年を過ぎても続けたい仕事」留学帰りの女子大生が出会った、英語を活かせる“新しい職業”とは
(画像=株式会社アウトドアテクノロジー
アウトドアプランナー
仁後 星来さん(25)入社4年目、『Woman type』より引用)

新卒で株式会社アウトドアテクノロジーに入社した仁後さん。何と、就職活動はたったの3日間しかしなかったという。

「大学に入る前から海外で学ぶことに憧れていて、大学3年から10カ月間、アメリカのノースカロライナ州に留学していたんです。日本に帰ってきたのは、大学4年の5月のこと。もう多くの企業の採用活動は終わっていました」

昔から「人と同じ」ことをするのが大嫌いだったという仁後さん。だから、無理やり周囲と足並みを合わせて就職活動をする気もなかった。帰国後は国際機関で3カ月間の事務職インターンを経験した。そこで、働く面白さと仕事をする上での自分なりのこだわりが明確になっていった。

「まずは大好きな英語を使えることが絶対条件でした。そして、インターンをやって分かったのは、私にはオフィスワークは向いていないということ。毎日決まった時間に出社して、決まった人たちと働くことに、どうしても興味が湧かなかったんです。毎日、いろいろなことが起きて、いろいろな人と会える。そんなイレギュラーな仕事がしたいなと思いました」

好奇心旺盛な仁後さんだが、意外なことに小さいころは一人遊びが好きな寡黙な子だったそう。劇的な変化が訪れたのは、バトントワリングという競技に本腰を入れて取り組み始めたころからだった。良い演技をするために、演技面はもちろん、普段の話し合いの場でも積極的に自分を表現するよう心掛けた。この競技の練習を15年以上続けた仁後さん。いつのまにか、幼少期の自分からは想像がつかないほど、社交的な性格へと変わっていったという。では、なぜそんな仁後さんが今の仕事を選んだのだろうか。

「大学4年の12月の終わりごろ、ちょうどバイリンガル向けのキャリアフォーラムがあることを知って、出展企業をサイトでチェックしてみたんです。そうしたら、当社の名前が最初に目に飛び込んできて。よく分からなかったけど、とりあえずクリックしてみました」

アウトドアテクノロジーでは、旅行業とハイヤー業を組み合わせた独自のサービスを展開している。その中心であるプランナー職は、実に個性的な職業だ。ドライバーとしてハイヤーのハンドルを握りながら、国内外からやってくるゲストをおもてなしする。空港からホテルまでの送迎はもちろん、顧客ニーズに合わせた観光プランの立案、当日のガイドも仕事のうち。ささやかなプレゼントの準備やサプライズの用意もプランナーの裁量次第だ。そのサービス精神とエンターテイメント精神で、「単調な移動」を「楽しい移動」として演出している。

「英語も使えるし、毎日外に出て、いろいろな経験ができる。しかも、ゲストのもてなし方は自分次第でいかようにも変えられる。絶対この仕事がやってみたい、ここで働きたいって思いました」

結局、採用面接を受けたのはアウトドアテクノロジー1社のみ。内定をもらったのは、年明け間もなく。たった3日間の弾丸就活で、就活バッグも友人からの借り物。これこそが仁後さんにとっての“自分らしい就職”だった。