小学校入学と同時に、ワーママに立ちはだかる「小1の壁」。

「小学校に入学したら大変だよー!」という声は聞くものの、一体「何」が「どう」大変なのか分からず、不安を感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、ワーママが直面する小1の壁の「実例」と「対策」を、先輩ママの心強い意見と共にご紹介。気になる職場との連携についてもお話していきますよ。

このページを読んで頂ければ、小1の壁の予習はバッチリ!お子様の新たな門出を、スムーズに迎えられること間違いありません。

1.「小1の壁」って一体何?

「小1の壁」とは、【小学校と保育園の違い】によって引き起こる様々な社会問題のことを指します。

毎日の宿題や長期休暇など小学校と保育園では様々な違いがありますが、最もワーママも悩ませるのは、小学校と保育園の【始まり】と【終わり】の時刻の違いです!

小学校入学前に備えよ!ワーママが直面する「小1の壁」とその対策
(画像=PRIMEより引用)

保育園とは異なり、小学校の開門は8時前後。親の方が先に家を出なければ間に合わないケースも多く、苦慮している人も少なくありません。

また、公立学童の運営時間は長くて18時頃まで!入学したての子を1人で留守番させる事態も発生し、親は安全面・精神面・勉強面などの不安や心配が絶えません。

ここまでお読み頂き、「小1の壁って大変そう。仕事続けられるのかなぁ・・・。」と不安になったワーママもいるかもしれませんが、安心して下さい!小1の壁は乗り越えられます。

次では、考えられる10個の小1の壁をご紹介!先輩ワーママが実践中の対策もバッチリお伝えしてきますよ。

2.ワーママに立ちはだかる10個の「小1の壁」とその対策

小学校入学前に備えよ!ワーママが直面する「小1の壁」とその対策
(画像=PRIMEより引用)

小1の壁の内容とその対策を、ワーママの意見を参考にみていきましょう。

(1)保育園より遅い登校時間

先にお伝えしたように、小学校の開門時間は7時50分~8時頃。(学校により異なる)一昔前まで開門時間はもっと早かったようですが、教師の負担減や防犯上の理由から、今ではほとんどの公立小学校が7時50分~8時頃の開門するようです。

そのため、親が子どもより先に家を出なければいけないケースもあるのですが、【子どもが最後に家を出る→鍵を閉めて登校する】という流れは、つい最近まで年長だった子にはハードルが高すぎますよね・・・。

先輩ワーママ達は、どのようにして乗り切ったのでしょうか?

小学校入学前に備えよ!ワーママが直面する「小1の壁」とその対策
(画像=PRIMEより引用)

入学後最初の10日間は、「ファミリーサポート」を活用して朝の登校を乗り切りました。娘は私と一緒に7時10分に家を出て、ファミサポの提供会員さん宅へ。私はそのまま仕事に行き、娘は提供会員さんと一緒に登校しました。”(35歳・小学校2年生女の子・IT関係)

小学校入学前に備えよ!ワーママが直面する「小1の壁」とその対策
(画像=PRIMEより引用)

1人でカギをしめて出発できるように、保育園時代から「時計」を読む練習と「カギ」の扱いを練習しました!登校初日のみ私が会社を休み、息子が一人で家を出る際のシミュレーションを実施。次の日から一人で登校させました。ただやはり心配なので、「子ども向けのGPS」は持たせてます。これがあれば、学校に無事ついたことが確認できるので安心です。(34歳・小学校1年生男の子・金融関係)

(2)保育園より短い学童

公立学童に預ける場合は運営時間の短さもネックです。公立学童の多くは18時までで閉まるため、【親が帰宅するまで留守番=空白の時間】ができてしまい、ワーママ達の心配の種になっているのです。

小学校入学前に備えよ!ワーママが直面する「小1の壁」とその対策
(画像=PRIMEより引用)

医療関係で働いており、帰宅は19時を過ぎるのが通常。公立学童ではカバーできないと割り切り、入学と同時に民間学童に入れました。宿題の他、提携している習い事への送迎や夕食など手厚いサポートが魅力です。(37歳・小学校2年生女の子・医療関係)

小学校入学前に備えよ!ワーママが直面する「小1の壁」とその対策
(画像=PRIMEより引用)

小学校に入学に合わせ、思い切って義理両親との同居を開始しました!物凄く覚悟が必要でしたが、子どもが帰宅した時に祖父母がいてくれるのは正直有難い・・・。夕食も食べさせて宿題までみてくれます。頭が上がりません!(33歳・小学校1年生男の子・高校教諭)

(3)長期休暇の過ごし方

保育園にはなかった長期休暇もワーママの悩みの種!春休み・夏休み・冬休み中の公立学童は毎日お弁当・・・。ちゃんと宿題をしているか?進捗状況にも目を光らせる必要があります。

しかも、長期休暇中の学童の開所時間は普段の学校の開門時間より遅いことが多く、ここでも【子どもが1人で家を出なければならない現実】に直面します

さらに、長期休暇中の学童を子どもが嫌がる子も少なくありません。「夏休みなのに、どうして毎日学童に行かなきゃいけないの?」なんて言われると、ママも辛いですよね・・・。

決して楽とは言い難いこの状況を、先輩ワーママは一体どうやって乗り切っているのでしょうか?

小学校入学前に備えよ!ワーママが直面する「小1の壁」とその対策
(画像=PRIMEより引用)

学童の単調さに子どもが飽きてしまいました・・・。夏休みだし毎日学童は可哀想という考えもあったので、夏休み期間中はできる限りリモートワークをして乗りきりました。小4になった今年の夏休みは、塾の夏期講習や習い事、サマーキャンプなどを入れて留守番の日が少なくなるようにしています。(41歳・小学校4年生女の子・IT関係)

小学校入学前に備えよ!ワーママが直面する「小1の壁」とその対策
(画像=PRIMEより引用)

子どもが低学年のうちは、夏休みを夫婦交代でとりました。私が1週間、パパが1週間、これで14日間は学童に行かなくて済みましたよ!” (38歳・小学校3年生男の子・証券会社営業)

(4)突然の学級閉鎖

インフルエンザなどの感染症が蔓延すると、小学校では突然学級閉鎖になります。しかも、大抵前日の夜に連絡メールが来るため、ワーママは大慌てです!
コロナ禍の現在では、児童が感染した際、当該児童の通うクラスが学級閉鎖になる措置などが取られているようです。

小学校入学前に備えよ!ワーママが直面する「小1の壁」とその対策
(画像=PRIMEより引用)

コロナの緊急事態宣言に伴う休校はつらかった・・・。片道1時間の距離にある実家に毎朝預けて仕事をしました。(35歳・小学校2年生女の子・看護師)

小学校入学前に備えよ!ワーママが直面する「小1の壁」とその対策
(画像=PRIMEより引用)

突然の学級閉鎖は、幼馴染の友人(一児の母)が近所にいるので助け合って乗り切ります。でもこれ、幼馴染だからなせる技。ママ友との関係性によっては、トラブルになるのでおすすめはしません。(33歳・小学校1年生男の子・食品会社勤務)

(5)毎日の宿題チェック

保育園にはないのに小学校ではあるものと言えば、そう!宿題。実は、宿題の丸付けは基本的に保護者の仕事。

・宿題をきちんとしているか?
・どんな問題を間違えたのか?
・やり直しはしたか?

など、全て保護者がチェックしなければいけません。

小学校入学前に備えよ!ワーママが直面する「小1の壁」とその対策
(画像=PRIMEより引用)

担任の先生から「〇〇くんは、宿題を1週間出していません。」と連絡があり仰天!「宿題は学童で済ませているはず。」と安心しきっていたら、全くやっていませんでした・・・。学童任せは厳禁です!(36歳・小学校1年生男の子・公務員)

(6)忘れ物も親の責任?

小学校低学年のうちは、荷物を揃えるのも一苦労。「自立心を養いたい!」という気持ちは分かりますが、子どもに任せていると「忘れ物常習犯」になってしまいます。子どもが荷物を揃えたら、親が必ずチェックするのを習慣にしましょう。

小学校入学前に備えよ!ワーママが直面する「小1の壁」とその対策
(画像=PRIMEより引用)

娘が通う小学校では、コロナウイルス感染防止の観点から忘れ物があっても貸してもらえません。忘れ物があると手持ち無沙汰になってしまうため、学級便りにも「保護者の方がしっかりチェックをお願いします!」と、バッチリ書かれています・・・。(34歳・小学校3年生女の子・ライター)

(7)保育園と比べ物にならないほど多い準備物

小学校は、保育園とは比べ物にならないほど「準備物」が多いです。特に、図工用品(紙コップ、モール、ストロー、折り紙、空き箱)などは「また!?」と言いたくなるほど頻繁に必要。

「ママ-!今日の図工で空き箱がいる―!」なんて急に言われた時、仕事がなければ「後で学校に持っていくから先に登校しなさーい!」なんてことができるかしれませんが・・・ワーママはそうはいきませんよね。今週何が必要なのかは「学級便り」に必ず書かれているはずなので、毎回熟読しましょう。

小学校入学前に備えよ!ワーママが直面する「小1の壁」とその対策
(画像=PRIMEより引用)

準備物はいつも突然・・・。いただき物のお菓子の空き箱などは、捨てずにとっておくことをおすすめします! (40歳・小学校2年生男の子・美容関連会社勤務)