一流の仕事人には、譲れないこだわりがある!
プロフェッショナルのTheory

この連載では、各界のプロとして活躍する著名人にフォーカス。 多くの人の心を掴み、時代を動かす“一流の仕事”は、どんなこだわりによって生まれているのかに迫ります

プロとはどんな人のことを言うのだと思いますか。その質問に、土屋太鳳さんは少し考えて、こう答えた。

「努力することを大事にしている人かなと思います」

すべての人に才能があるとは限らない。だけど、すべての人が努力することはできる。

今日より明日。明日より明後日。一つ一つ積み上げていくことで、なりたい自分に近づくことができるはず。そう頭では分かっていても、実際に努力を継続することは難しい。

努力家のイメージが強い土屋太鳳さん。なぜ土屋さんはどれだけキャリアを重ねても、謙虚に努力し続けることができるのだろうか。

本当のプロは“人から見えない努力”を馬鹿にしない

土屋太鳳が語る、ぶれないプロ論「いい結果、すごい偶然、全て見えない努力が影にある」
(画像=『Woman type』より引用)

2008年、『トウキョウソナタ』でスクリーンデビュー。以降、ドラマ・映画を軸に活躍し、近年はミュージカル『ローマの休日』で帝国劇場の板を踏むなど、舞台でも実績を積み上げている土屋さん。

たくさんの現場で、さまざまな俳優、スタッフと出会った。数々のプロフェッショナルを見てきた土屋さんは「プロとは、努力することを大事にしている人だ」と答えた。

  • 土屋さん:メイクさんとかスタイリストさんとか、周りの皆さんのお仕事を拝見していても、『すごいな』と思う人は、みんな努力をしています。

    常に、自分の仕事をもっと良くしたいと思っているし、何か予想外のことが起きたときにちゃんと対応できるように日頃から準備もされている。

    役者の仕事も、例えばアドリブとか、偶然生まれたものがすごいって評価されることが多いですけど、そうした偶然を生むにも、そこまでの努力の積み重ねが大事。

    いい結果を生むための“人からは見えない努力”を決して馬鹿にしない人が、本当のプロだと思います。
土屋太鳳が語る、ぶれないプロ論「いい結果、すごい偶然、全て見えない努力が影にある」
(画像=『Woman type』より引用)

そう話す土屋さん自身が、何よりの努力家。

どんな仕事も、初めのうちは一生懸命努力できる。けれど、少しずつ仕事に慣れて、ひと通りこなせるようになればなるほど、いつの間にか努力を怠り、今持っているスキルだけで仕事をまわすようになる。

常に新鮮な気持ちで努力をするために、土屋さんが心掛けていることは何か。

  • 土屋さん:なるべく自分がいる業界以外の人と話すようにすることです。

    同じ世界に身を置いている人とだけ過ごしていると、どうしても慣れで自分や相手を見てしまう。

    だけど、銀行で働いている人と話してみるとか、カフェを経営している人と話してみるとか、全く違う業界の自分と違う職種の人とコミュニケーションをとってみると、自分にとっての普通が全く通じないことを痛感します。

    それに、いろいろな職業の人たちの、いろいろな努力のカタチを知ることができるのもいい刺激になる。

    新しい発見がいっぱいあると、『自分は次にこんなことがしてみたいな』っていう想像力が掻き立てられるんです。
土屋太鳳が語る、ぶれないプロ論「いい結果、すごい偶然、全て見えない努力が影にある」
(画像=『Woman type』より引用)

努力の電池は切れやすい。だけど、好奇心や教養を育むことが、努力の充電器になる。

  • 土屋さん:この間は、投資について学んだのですが、全く知らない世界だったのですごくワクワクしました。

    こうやって知らないことを知ると、社会の見え方も変わってくる。

    自分が今やるべきことも少しずつクリアになるし、そこに向けてまた努力をしてみようという気持ちになる。

    その繰り返しです。

    自分が何だか頑張れないなって思うときって、何に対して頑張ればいいか分からないことが理由だと思うんですね。

    だから、そうやって人と接して視界を広げてみるといいんじゃないかなと思います。