結婚を意識するカップルにとって、当然気になるのが結婚式の費用や新生活にかかるお金の問題。パートナーの貯金額も気になりますが、自分の貯金額が足りているかどうかも不安です。
結婚を目標として若いうちから貯金をしてきた人もいれば、急に結婚が決まって「お金がない!」と焦っている人もいるかもしれません。ここでは、結婚する2人の平均貯金額や、実際にかかる費用、結婚後の貯金のコツなどを紹介します。
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結婚前の平均的な貯金額はどれくらい?

2018年度の内閣府が発表した少子化社会対策白書によると、平均初婚年齢は女性が29.4歳、男性は31.1歳であることがわかりました。また、金融広報中央委員会が2018年に発表した「家計の金融行動に関する世論調査」では、一人暮らしのうち金融資産を保有している世帯の平均貯金額が20代だと135万円、30代では289万円、さらに40代になると529万円となっており、結婚する年齢によって結婚前の貯金額が大きく異なることがわかります。
男性と女性で異なる結婚資金に対する考え方

マイナビウーマンが2015年に行ったWebアンケート(有効回答数158件、22歳~34歳の働く女性)で、女性が「結婚のために貯めておきたい額」を聞いたところ、200万から400万円と答えた人は38.6%、400万から600万円と答えた人は27.9%でした。一方、株式会社Sweet Techが結婚したいと思っている男女を対象に行った調査によると、男性が理想とする結婚費用は、独身男性の60%が、200万円以下が理想と回答しています。
それでは実際に結婚する際、どれくらい貯金があるかを男女別に見てみましょう。
男性の貯金額
「平成26年全国単身世帯収支実態調査」における、一人暮らし20代男性の平均貯蓄金額は348万円、30代は約796万円です。平均値なので参考程度の金額ですが、この中には有価証券や保険なども含まれるため一概に結婚資金に充てられるわけではありません。
結婚費用の目安として、株式会社みんなのウェディングが過去一年以内に挙式・披露宴を行った男女を対象に行った調査によれば、実際に支払った結婚費用で最も多かったのが300万円から350万円でした。30代の平均貯金額である796万円は平均初婚年齢が31.1歳であることを考慮すると十分に結婚資金をまかなえる金額であると言えるでしょう。
また、ゲンナイ製薬株式会社が20代から40代の既婚男女を対象に行った調査によれば、結婚前の貯金を夫婦の貯金として家族に捧げた人の割合は約6割に上りましたが、女性はその半数の約3割にとどまりました。男性の場合は結婚を機に自分の貯金を家族のものとする人が多いことが分かります。
女性の貯金額
同じく「平成26年全国単身世帯収支実態調査」によると、一人暮らしの30歳未満女性の平均貯金額は約259万円、30代では約549万円です。 男性に比べて年収平均が低く、貯金額も同年代の男性より少ない傾向にあります。
前出のゲンナイ製薬株式会社の調査で、結婚前の貯金を自分の蓄え分としてしっかり確保するとした女性は約6割に上りました。女性の場合は、出産などを経て専業主婦になった時に備え別途個人名義の口座を持っておくという人が多くいることがわかります。
結婚式や新婚旅行に新生活の費用、必要なお金はいくら?

では、実際に必要なお金を具体的に見てみましょう。
結婚式の費用
前出の株式会社みんなのウェディングが行った調査によれば、挙式・披露宴の平均的な費用は300万円から350万円。その他に結納や食事会を開く場合は婚約費用として食事代が5万円から20万円、家と家の間で交わされる結納金や結納品がある場合はその実費がかかります。さらに指輪を用意する場合はその分プラスで見積もっておく必要があります。
ただし、結婚に際してはご祝儀や両親からの援助など手元に入るお金もあります。
ご祝儀額は結婚式の規模や招待客数で大きく変動しますが、株式会社みんなのウェディングが行った調査によると結婚式に招待する人の平均人数が約63人であることから、平均ご祝儀額を3万円とすると約190万円はご祝儀でまかなえることになります。また結納含め、両親からの援助が期待できる場合もあるでしょう。
新婚旅行の費用
株式会社みんなのウェディングと株式会社エアーリンクが共同で行った調査によると、ハネムーンの費用として一番多かったのは50万円から70万円であることがわかりました。人生一度の記念すべき旅行ですが、身の丈に合った予算で旅行の予定を立てることが大切です。
引っ越し代など新生活の費用
新生活にかかる費用は人それぞれです。購入する家電や家具、引っ越し費用によって大きく変わります。ざっくりでもいいので、事前に試算しておくと不安がないですね。
貯金が足りないときはどうする?

貯金が無くても結婚できる
ここまでのことを踏まえると、結婚するときには200万から300万円の貯金があると安心です。そう聞くと「結婚ってお金かかるな……」と不安になりがちですが、前述のように単身20代の平均預貯金額は135万円、30代では289万円であり、2人の貯金を合わせることでカバーできると言えそうです。
工夫次第で費用は抑えられる
近年では結婚式の形も多様化しており、結婚式のペーパーアイテムだけでもDIYしたり、挙式せずに写真撮影だけで済ませたりというケースも珍しくなくなりました。もちろん入籍だけならお金はかかりません。結納をしない、新婚旅行に行かないなどという選択肢もあるでしょう。
ただし「お金がないから」と悲しい気分になってしまわないよう、「マイホームに資金を残しておきたいから」など前向きな理由を見つけるとよいでしょう。
ブライダルローンという最終手段も
どうしても資金が足りない場合、挙式代をローンで支払える商品を扱う金融機関を頼ることも可能ですが、借金を背負うことになるため、きちんと2人で話し合うことが重要です。
結婚後の貯金を成功させるコツ

2018年の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、20代夫婦の平均預貯金額は287万円、30代夫婦の場合は450万円ですが、全ての年代において金融資産を保有していない世帯があります。
夫婦で貯金をするために重要なのは2人でお金の話をきちんとすることです。知らぬ間にパートナーが借金苦に陥っていた、とならないよう、収支のバランスを話し合うことが大切です。
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