人生を変えるお片付けアドバイザーの上野景子です。片づけても片づけても、いつのまにか散らかっている…とお悩みの方は多いです。生活しているとモノは間違いなく増えます。モノが増える時と減る時のスピードの違いが、エンドレスで片付けをしている原因のひとつ。そこで注目したいのが「モノを手に入れる時」。今回は、モノが溢れない暮らしのために「買う時に気を付けるべきモノ」を紹介します。
まず見直したいのは「モノが増えるスピード」
引っ越したばかりのお宅より、長年住み続けているお宅の方が所有しているモノの数は間違いなく多いです。
生活をしていると必ずモノは増えます。
これからも生活していく限り、誰にとっても避けられない現象ではありますが、増え続けるモノの量をコントロールすることはできます。大事なのは「モノを手に入れる時」です。
収納スペースにしまい込んでいるものは「使わないモノ」、生活スペースに出ているのは「よく使うもの」というのは、片付けの現場でもよく見かけます。
要るモノや使うモノをきちんと収納するために、整理することはもちろんですが、まずはモノが増えるスピードを緩やかにすることが大切です。
今回は、モノが溢れないためにできる「買う時に気を付けるべきモノ」を5つ紹介します。
これから何かを手に入れようとする時にぜひ意識してみてください。
【買う時に気を付けるべきモノ・その1】予定にないモノ
みなさん、「買うモノリスト」はつけていますか?
我が家では、スーパー、ドラッグストア、100均など、次に行ったら買うモノをリストにしています。使っている時に「もうすぐ無くなりそう」と思った人がリストに書きます。
お店では、そのリストに書いてある売り場に向かうだけなので時間の節約にもつながります。たまに目に付いたものに惹かれることもあり、それはそれで楽しいのですが、基本はリスト優先で買い物は終了です。
最近はネットスーパーも利用していますが、悩む時間が少なくなりとても効率的です。忙しい方にこそ買い物リストはオススメです。
【買う時に気を付けるべきモノ・その2】安かったモノ
安いモノがよくないのではありません。「安いしとりあえず買っておけばいっか!」という"安かったから"という理由で手に入れたものです。
片付けの現場でお客さんと一緒に整理をすると、「100円だったから」「安かったから」という理由でモノを手放す光景をよく目にします。
100円でも、1,000円でも10,000円でも、本当に自分に必要なのか?欲しいのか?を値段に関係なく考えるようにしましょう。油断しているとモノは簡単に増えてしまいます。
【買う時に気を付けるべきモノ・その3】計測してないモノ
なにかを買う前、事前に計測をしていますか?実際に使っている場面や、配置・収納をした時のイメージができてますか?
片付けの現場でも多いのがこのパターンです。
買ったけどサイズが合わなくて使えなかった。メジャーを使って、奥行、幅、高さなどを必ずイメージしてください。
先程の「安かったモノ」と重なりますが、計測してないけど安いからとりあえず買ってしまうことがないよう吟味して選んでください。