赤ちゃんの歯が生え始めたら歯磨きの練習をはじめますよね。赤ちゃんの歯が生えそろってきたら、そろそろ歯磨き粉を使った方が良いのかな? と思うパパママもいるでしょう。赤ちゃんの歯磨きではいつから歯磨き粉が必要なのか、どんな歯磨き粉を選べば良いのかなどを歯科医師が解説します。

監修者紹介

監修:医療法人社団スタデン理事長 田中和之

『はいチーズ!clip』より引用
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

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赤ちゃん用の歯磨き粉の特徴

『はいチーズ!clip』より引用
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

赤ちゃん用の歯磨き粉と大人用の歯磨き粉では、使用する目的が異なります。赤ちゃん用の歯磨き粉は、主に歯磨きの習慣づけや虫歯予防を目的としています。歯磨き粉の味を甘くしてあるのは、赤ちゃんの歯磨きに対する苦手意識を軽減し、毎日の習慣にする手助けをするためです。赤ちゃん用の歯磨き粉には、赤ちゃんが好むイチゴやブドウなどの甘くておいしい味がついている商品もありますよね。

また、赤ちゃん用の歯磨き粉は、歯の質を強化するフッ素やキシリトールなど、赤ちゃんの歯を虫歯菌から守るための成分を含む歯磨き粉が充実しています。

大人用の歯磨き粉の特徴

『はいチーズ!clip』より引用
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

大人用の歯磨き粉は虫歯予防に加えて、ホワイトニング効果や歯周病予防など、様々な人の目的に合う商品がつくられています。また、大人用の歯磨き粉には、ミントなど清涼感のある味のものが多いです。

子供が大人用の歯磨き粉を使うのは永久歯に生え変わりはじめる8~9歳から

赤ちゃん用の歯磨き粉から大人用の歯磨き粉に切り替えるタイミングは、永久歯への生え変わりが進む8歳~9歳以降が良いでしょう。パパママによる仕上げ磨きも8歳~9歳頃まで必要と言われているので、大人用の歯磨き粉だと発泡剤が多くて磨きにくくなります。子供が自ら大人用の歯磨き粉を使いたがるようになっても、子供の歯が永久歯よりも乳歯の方が多いようであれば子供用の歯磨き粉を使う方が安心です。

歯磨き粉にはどんな効果があるの?

『はいチーズ!clip』より引用
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

大人は当たり前のように歯磨き粉を使って歯を磨いていますが、歯磨き粉にはどのような効果があるのでしょう。歯磨き粉に含まれる、フッ素やキシリトールの効果をご紹介します。

フッ素による虫歯予防

『はいチーズ!clip』より引用
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

歯磨き粉にはフッ素が含まれているものが多いです。子供は歯医者さんでフッ素を塗布してもらうこともありますよね。フッ素には、「歯の表面にある歯質を強化し溶けにくくする」「溶けだしたカルシウムやリンなどの成分を修復する」「歯垢の酸生成を抑制する」といった3つのはたらきがあります。

キシリトールで歯に歯垢をつきにくくする

『はいチーズ!clip』より引用
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

歯磨き粉には含まれている代表的な成分としてキシリトールもあげられます。キシリトールには、「歯に歯垢がつきにくくなる」「ミュータンス菌のはたらきを弱める」「唾液の分泌を促すことで酸を中和し、歯を強くする」といった4つのはたらきがあります。

赤ちゃんが歯磨き粉を飲み込んでしまっても平気なの?

『はいチーズ!clip』より引用
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

赤ちゃん用の歯磨き粉に甘味がついているタイプは、サッカリンナトリウムなど香味剤と呼ばれる成分が多く含まれており、香味剤には毒性があるとみなしている国も多いようです。厚生労働省は、サッカリンナトリウムの1日の摂取許容摂取量を規定した上で安全としています。

サッカリンナトリウムを使用した歯磨き粉を大量に飲み込まなければ健康に害を及ぼすことはないですが、まだうがいができない赤ちゃんは少量とはいえ飲み込む可能性があるので心配ですよね。月齢の低い赤ちゃんには、天然成分でできた歯磨き粉や飲み込んでしまっても安全な歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。歯磨き粉を飲み込まないようになれば、子供がお気に入りの味付き歯磨き粉を使って、上手に歯磨きで虫歯予防をしてあげられるといいですね。

赤ちゃんの歯磨きに歯磨き粉は必要? いつから必要?

『はいチーズ!clip』より引用
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

赤ちゃんの歯磨きには歯磨き粉は必要なのでしょうか。また使うのであれば、いつから使うことができるのでしょうか。

歯が生え始めの時期は水だけの歯磨きでも大丈夫

『はいチーズ!clip』より引用
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赤ちゃんの歯磨きには、歯磨き粉は必須ではありません。水をつけた歯ブラシで丁寧にブラッシングするだけでも、赤ちゃんの歯についた汚れをしっかり落とすことができます。

うがいができるようになる1歳半~2歳頃から歯磨き粉を使はじめよう

『はいチーズ!clip』より引用
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

多くの赤ちゃんは、1歳半を迎える頃には口に含んだ水分を吐き出せるようになります。そして2歳頃になると、ブクブクうがいができる子も増えます。歯磨き粉を使うのであれば、赤ちゃんがうがいをできるようになってからにしましょう。

赤ちゃんが歯ブラシを嫌がる時はどうすればいい?

『はいチーズ!clip』より引用
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

口に異物が入ることに不慣れな赤ちゃんは、最初のうちは歯ブラシを嫌がることもあります。赤ちゃんが歯ブラシを嫌がるようであれば、濡らしたガーゼをパパママの指に巻き付け、赤ちゃんの歯の表面をやさしく拭ってあげることから始めましょう。ガーゼで拭いきれない細かい部分は、湿らせた綿棒で拭ってあげてもいいですね。

また赤ちゃんが食事をした後は、お茶やお水を飲ませることを意識しましょう。食後にお茶やお水を飲ませることで口の中をすすぎ、歯に付いた汚れを流すことができるので虫歯を防ぐことにつながります。3食の食事だけでなく、ジュースや甘いおやつなどを口にした後も意識的にお茶やお水を飲ませてあげてください。

赤ちゃんの成長に合わせて歯磨き粉の種類を選ぼう

『はいチーズ!clip』より引用
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

赤ちゃん向けにつくられている歯磨き粉は、主につぎの3種類です。赤ちゃんの成長に応じて歯磨き粉を選んであげましょう。

歯ブラシに慣れるまで便利な「シートタイプ」

『はいチーズ!clip』より引用
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

赤ちゃんが歯ブラシに慣れるまでは、「歯磨きシート」とも呼ばれるシートタイプの歯磨き粉が便利です。歯磨きシートはコットンに水やキシリトールなどの成分が含まれています。歯磨きシートは不織布を使用しており、赤ちゃんの口の中に繊維が残らないので、ガーゼより抵抗なく歯磨きをすることができるのも魅力です。

歯磨きシートは、赤ちゃんに歯が生えはじめる6ヶ月頃から使用可能で、外出時や歯ブラシを使う前のトレーニングに使うのも便利です。また防災グッズに歯磨きシートを入れておくと、災害時に水や歯ブラシがなくても歯のケアができていいですね。

うがいができない赤ちゃんでも使える「ジェルタイプ」

『はいチーズ!clip』より引用
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

赤ちゃんの歯の本数が増え、歯ブラシにも慣れてくる1歳半頃からはジェルタイプの歯磨き粉がおすすめです。ジェルタイプの歯磨き粉には、発泡剤や研磨剤、着色料や添加物などの成分が含まれていない商品が多いので、うがいが上手にできない赤ちゃんでも安心して使えますね。

うがいが上手にできるようになったら「ペーストタイプ」

『はいチーズ!clip』より引用
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3歳を過ぎて、確実にうがいができるようになったらペーストタイプの歯磨き粉に切り替えていきましょう。ペーストタイプはいわゆる普通の歯磨き粉で、ジェルタイプより味が濃いです。自分で歯磨きをする子供も増えてくるので、おいしい味の歯磨き粉で歯磨きを習慣化できるといいですね。ペーストタイプの歯磨き粉はフッ素を配合している商品も多いので、歯磨き粉による虫歯予防が本格的にできるようになります。

歯磨き粉の成分もチェックしよう

『はいチーズ!clip』より引用
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

赤ちゃん用の歯磨き粉を選ぶ際には、配合されている成分をチェックして、パパママが最良と思える歯磨き粉を選んであげましょう。

研磨剤や発泡剤が入っていない歯磨き粉を選ぼう

『はいチーズ!clip』より引用
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歯磨き粉に含まれる研磨剤には歯の表面を削る作用があり、ケイ素、炭酸ナトリウムと表記されることもあります。発泡剤は歯磨き粉の泡立ちをよくするためのもので、ラウリル酸ナトリウムと表記されることもあります。

大人であれば歯磨き粉が泡立つことで爽快感を得られますが、赤ちゃんや子供には発泡剤は不要です。研磨剤や発泡剤は赤ちゃんや子供には刺激が強いので、安心して歯磨き粉を使うためにはこの2つが配合されていない、もしくは配合量が少ないものを選びましょう。

天然成分の歯磨き粉なら飲み込んでしまった時でも安心

『はいチーズ!clip』より引用
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歯磨き粉はもともと大量摂取しなければ飲み込んでも健康に害はありませんが、赤ちゃんや子供に使わせるのは心配というパパママには、添加物を含まない天然成分が主に配合されている歯磨き粉もおすすめです。無添加、無着色、オーガニックなどの天然成分の歯磨き粉であれば、万が一赤ちゃんや子供が飲み込んでしまっても安心ですね。

フッ素配合の歯磨き粉って安全なの?

『はいチーズ!clip』より引用
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虫歯予防に効果的なフッ素配合の歯磨き粉ですが、赤ちゃんや子供にとって安全なのでしょうか。

フッ素は少量なら飲み込んでも大丈夫だが、吐き出せるようになってから使用すると安心

『はいチーズ!clip』より引用
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フッ素は大量摂取すると、中毒によって悪心や嘔吐などの症状を引き起こすことがあります。しかし、少量であれば飲み込んでしまっても大丈夫だと言われています。フッ素の見込み中毒量は、体重1㎏あたりフッ素量2mgです。体重10kgの赤ちゃんであれば20mgのフッ素量で中毒症状が起こり得るということです。

歯磨き粉の1度の使用で大量のフッ素を飲み込むことはまずないと思いますが、フッ素配合の歯磨き粉は赤ちゃんがきちんと歯磨き粉を吐き出せるようになってから使い始めることをおすすめします。

初めはフッ素濃度が500ppmくらいの歯磨き粉を選ぼう

『はいチーズ!clip』より引用
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WHOによると、歯磨き粉などに薬用歯磨きに含まれるフッ素濃度が1000ppm以上の場合、500ppm上昇するごとに虫歯の予防効果が6%アップすることが実証されています。しかし、厚生労働省では、フッ素濃度が1000ppmを超える薬用歯磨きには、6歳未満の子供に使わない旨を注意書きすることを義務づけており、3~5歳までの子供には、500ppmの歯磨き粉の使用を推奨しています。

虫歯予防にスプレータイプのフッ素も便利

歯磨きの仕上げに使用する、スプレータイプのフッ素も虫歯予防に効果的です。通常の幼児用歯磨き粉のフッ素配合量が1000ppm前後なのに対し、スプレータイプのフッ素は100ppmと低濃度になっています。スプレータイプのフッ素を使用した後にうがいの必要もないので、外出先でも便利です。

  • タイプ:スプレー
  • 対象年齢:歯の生え始め~

レノビーゴはスプレータイプの液体歯磨き粉です。100ppmの低濃度フッ素を配合しており、継続的に使うことで虫歯予防に大きな効果が出ます。研磨剤、発泡剤不使用で、うがいができない赤ちゃんにも安心して使えます。

歯磨き粉の量は1回にどのくらい使えばいいの?

いざ歯磨き粉を使おうと思っても、赤ちゃんや小さな子供に対してどれぐらいの歯磨き粉を使うのが適量なのか悩みますよね。厚生労働省では、年齢に対応した1回の歯磨きにおける歯磨き粉の使用料の目安が以下のように推奨されています。

年齢 歯磨き粉の量
使い始め~2歳 切った爪くらい
3歳~5歳 5mm以下
6歳~14歳 1cm以下
15歳以 2cm程度