観光地として名高い、日光・鬼怒川温泉の気温と服装を知っておこう
(画像=『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

<四季の気候と服装>

首都圏から近く自然豊かな日光は、鬼怒川温泉や紅葉の名所、世界遺産の寺社仏閣などがあり、四季折々に人気の有名観光地。「関東の冷蔵庫」と称されることもあり、冷涼な気候が魅力ですが、標高差で気温に大きな違いがあることも特徴です。渓谷沿いにある鬼怒川温泉郷は標高約400m、世界遺産の「日光東照宮」や「二荒山神社」などがある日光市街地は標高500~600m、日本三大名瀑と称される「華厳ノ滝」や「中禅寺湖」などがある奥日光は標高1300mを越えるので、季節と行先によって標高差が気温に大きく影響します。朝晩の寒暖差も大きいので、ストールや防寒グッズなど何か一つ多めに持って行くようにしましょう。

▼日光市街地の年間気温と服装

観光地として名高い、日光・鬼怒川温泉の気温と服装を知っておこう
(画像=『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

▼奥日光の年間気温と服装

観光地として名高い、日光・鬼怒川温泉の気温と服装を知っておこう
(画像=『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

日光・鬼怒川温泉の春(3~5月)の気候・服装について

観光地として名高い、日光・鬼怒川温泉の気温と服装を知っておこう
(画像=ライトアップに浮かび上がる鬼怒川護国神社の夜桜『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

3月は、日光市街地も奥日光も未だ冬の続き。平均最低気温は市街地でも0℃近く、奥日光では-4.1℃と雪景色が残っています。4月中旬位まで降雪もあるので防寒ブーツなどで足元を整え、車で行く場合は冬タイヤを装備しましょう。
鬼怒川温泉は4月初旬から、日光エリアは下旬頃になると桜が開花し、春の訪れを告げます。「鬼怒川護国神社」の桜はライトアップされ、夜桜も楽しめる穴場スポット。中禅寺湖の桜並木は5月上旬から開花しますが、平均気温は11.4℃なので、お花見に行く場合は暖かい上着を忘れずに。
また、「日光二荒山神社」の奥宮があり、信仰の対象でもある男体山(標高2486m)は、例年4月25日の山開きから登山が可能になり(2020年は新型コロナウイルスの影響で5月25日~11月11日)、多くの人が登頂を目指します。中禅寺湖を眼下に見下ろす絶景は感動的です。

日光・鬼怒川温泉の夏(6~8月)の気候・服装について

観光地として名高い、日光・鬼怒川温泉の気温と服装を知っておこう
(画像=幻想的な風景 が広がる草原「小田代原(おだしろがはら)」『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

例年6月初旬に梅雨入りする日光エリアは降水量が多く、湿度も高くなります。平均気温は20℃前後で東京より3~5℃低く、朝晩は気温が下がるので雨具にもなる撥水性のある上着があると安心です。大自然が創り出した渓谷を船で下る「鬼怒川ライン下り」では、水しぶきを浴びながらダイナミックな景観が楽しめます。
また、「日光東照宮」に参詣したら、本殿の後ろから続く石畳を通り、深い杉木立に包まれた207段の石段を上っていくと、徳川家康の墓所がある奥宮に。歴代将軍しか昇段が許されなかった神聖なエリアは1965年から一般開放され、パワースポットとしても魅力です。
7・8月は、冷涼な奥日光がおすすめ。平均最高気温も23℃前後と過ごしやすいので、7月上旬から咲き始める「ニッコウキスゲ」や湿原に延びる木道を歩く「戦場ヶ原」など、大自然を満喫できる散策に最適な季節です。平均最低気温は15℃前後になりますから少し厚手の上着を持っていきましょう。

日光・鬼怒川温泉の秋(9~11月)の気候・服装について

観光地として名高い、日光・鬼怒川温泉の気温と服装を知っておこう
(画像=湖面に映える紅葉と青空が創り出す景観は大自然からの贈り物 『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

紅葉の名所として名高い日光。標高差があることが幸いし、9月下旬から11月下旬まで紅葉の見頃が続きます。奥日光の「湯ノ湖(標高1475m)」は9月下旬から赤、黄、茶と色とりどりの紅葉が色づき、湖面に映る景色が神秘的。湖岸に散策路があり1時間ほどで一周できるので、一足早く紅葉を愛でるおすすめスポットです。
例年10月中旬から見頃を迎える有名な「いろは坂」は渋滞が発生するので、首都圏から車で行く場合はかなり早朝に出発した方がいいでしょう。日光は四十八滝と称されるほど滝が多いので、滝めぐりをしながら紅葉を見て回るのも楽しいものです。
鬼怒川温泉から川治温泉の間にある「龍王峡」。遊歩道が整備されているので、岩の景観が作る渓谷美と紅葉を眺めながらの散策ができます。秋は東京より、市街地で4℃前後、奥日光では10℃前後も低いので、フリースなど軽くて暖かい服やウールのストール、暖かい靴下などがおすすめです。

日光・鬼怒川温泉の冬(12~2月)の気候・服装について

観光地として名高い、日光・鬼怒川温泉の気温と服装を知っておこう
(画像=スノーシューで戦場ヶ原をハイキングした先には「庵滝」の氷瀑が輝いている『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

年間を通して冷涼な日光なので、冬は厳しい気候となり、市街地でも平均気温が0℃前後、奥日光では氷点下となります。降雪する日も多くなるので、雪景色に映える「日光東照宮」や「二荒山神社」など社寺の佇まいは格別。凛とした空気の中をゆっくり参拝したり、門前町の店を散策する楽しみがあります。ただ雪道や凍結した道になるので、防寒ブーツは必須です。
奥日光では、滝が凍結してブルーアイスになる氷瀑が圧巻。1~2月は-20℃になる日もあるほどの厳寒なので、ダウンコートやニット帽に加え、携帯カイロなども持ち、暖を取りましょう。雪原をスノーシューでハイキングをするなど、厳しい冬ならではのアクティビティも人気。初心者でもツアーに参加すれば安心してガイドして貰えます。 「いろは坂」は通行止めにはなりませんが、凍結道路に慣れていない場合は公共バスを利用することをお勧めします。マイカーで行く場合、スタッドレスタイヤなどは必須です。

栃木旅行を充実させる個性豊かな温泉宿

観光を楽しんた後は、温泉宿でくつろぎのひとときはいかがでしょうか。星野リゾートの温泉ブランド「界」は、栃木県内で3軒の旅館を運営しています。里山の風情豊かな「界 川治」、とちぎ民藝を散りばめた「界 鬼怒川」、中禅寺湖の絶景を望む「界 日光」。ぜひお気に入りの宿をみつけてください。

▼最高水準のコロナ対策宣言 星野リゾート 界では、皆様により安心してお過ごしいただけるよう、「衛生管理」と「3密回避」の2つの対策軸を掲げ、全施設において従来のサービスを進化させたコロナ対策を実施しています。

星野リゾート 界 川治

渓流沿いの露天風呂に浸かり、里山の知恵を体験する

観光地として名高い、日光・鬼怒川温泉の気温と服装を知っておこう
(画像=「里山工房」では大豆を石臼を挽くきなこ作り(無料)や、和紙の手漉き体験(無料)が楽しめる『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

都内から電車で2時間半、川治温泉郷にある里山風情ただよう温泉旅館です。男女各2か所の露天風呂では渓流のせせらぎの音を聞きながら、贅沢な湯浴みを堪能できます。 「界 川治」では里山の日常生活に根付いた知恵を楽しめます。敷地内には水車小屋があり、仕組みを見学できます。館内では、石臼で挽くきな粉づくり(無料)や紙漉き(無料)などの体験も。客室は、栃木県鹿沼地方で栽培されている麻を使用した「野州麻紙の間」をご用意。麻紙の温もりに包まれた空間でくつろぎのひとときを過ごせます。
お食事は、猪肉のジビエ料理など、里山を感じさせる会席料理をお楽しみください。

スポット情報

観光地として名高い、日光・鬼怒川温泉の気温と服装を知っておこう
(画像=星野リゾート 界 川治『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

住所:栃木県日光市川治温泉川治22 
アクセス:東武川治湯元駅から徒歩13分
TEL:0570-073-011(界予約センター)
駐車場:あり

星野リゾート 界 鬼怒川

モダンな温泉宿で、とちぎ民藝に親しむ

観光地として名高い、日光・鬼怒川温泉の気温と服装を知っておこう
(画像=毎晩開催の「益子焼ナイト」(無料)では、「益子焼マイスター」が器の楽しみ方を楽しく紹介『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

鬼怒川温泉駅から車で約5分。鬼怒川渓流に面した小高い丘の上に佇む温泉旅館です。
スロープカーで辿り着くエントランスホールには、益子焼でできた水琴窟からの柔らかく澄んだ音がこだまします。館内のいたるところで、栃木の伝統工芸品「益子焼」「黒羽藍染」「大谷石」が使われており、民藝に縁の深い土地ならではのおもてなしが感じられます。
中庭に面した露天風呂では、四季折々の美しい景色を眺めながら湯浴みを楽しめます。客室は、全室が「とちぎ民藝の間」となっており、伝統工芸を散りばめた空間でくつろぎのひとときを過ごせます。
お食事は、約800℃に熱した焼き石を使ってお客様の目の前で料理を仕上げる「龍神会席」をご用意。ダイナミックな味わいをご堪能ください。

スポット情報

観光地として名高い、日光・鬼怒川温泉の気温と服装を知っておこう
(画像=星野リゾート 界 鬼怒川『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

住所:栃木県日光市鬼怒川温泉滝308 
アクセス:JR・東武鬼怒川温泉駅から車で約5分
TEL:0570-073-011(界予約センター)
駐車場:あり

星野リゾート 界 日光

中禅寺湖の絶景を望む温泉で、日光の文化に触れる

観光地として名高い、日光・鬼怒川温泉の気温と服装を知っておこう
(画像=客室は全室が60㎡以上のゆとりのある贅沢な造り。ほぼ全ての部屋から中禅寺湖と男体山を望むことができる『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

日光駅からバスで約40分。奥日光の入り口に位置し、中禅寺湖のほとりに佇む温泉旅館。中禅寺湖は標高約1,300mと日本一標高の高い湖として知られ、夏でも約 20℃と過ごしやすいことから、避暑地として親しまれてきました。
界 日光は3,000坪の敷地に33室だけのゆとりある贅を尽くした造り。日光東照宮をはじめとする社寺を中心に発展した建具「鹿沼組子」を客室やロビーに取り入れています。温泉は、アルカリ性の単純泉。体に優しく、長湯をしても疲れにくいので、何度も温泉を楽しめます。お食事は「日光湯波」を華やかな日光彫の器に盛り付けた会席料理をお召し上がりいただけます。
滞在を通じて、美しい景観を楽しみながら、日光の地が育んだ雅で華やかな文化に触れることができます。

スポット情報

観光地として名高い、日光・鬼怒川温泉の気温と服装を知っておこう
(画像=星野リゾート 界 日光『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

住所:栃木県日光市中宮祠2482-1
アクセス:JR・東武日光駅からバス乗車約40分「中禅寺温泉」下車、徒歩約10分
TEL:0570-073-011(界予約センター)
駐車場:あり

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

公開日:2020/09/24



【こちらの記事も読まれています】
雨が降っても楽しめる。箱根のおすすめ観光スポット5選
アートとクラフト、美食を巡る金沢の女子旅
大町エリアでお土産選びにおすすめの店5選。ご当地グルメから民芸品まで
旭川エリアで地元の方々がおすすめする穴場のランチスポット5選
神話伝説が息づく、霧島市の気候と服装を知っておこう!