SPの残念アイテムとは?

 さあここまでがアタリの話。低価格を維持しながら良いもの作りを追求してきたダイソーだからこそできる名品ですよね。しかしなかには「もう一歩!」と思う残念なアイテムも目立ちました。

 今回私が残念に感じたアイテムは、あくまで個人的評価によるものですから、参考程度に留めて、自分にとっての“真のスタンダード”を追求していただけたらと思います。そんな思いをこめて、私が“もう一歩”と感じたのは次の3つでした。

①食器類/330~770円

ダイソーのおしゃれ新業態「Standard Products」名品3つと、ちょっと残念なアイテム
(画像=『女子SPA!』より引用)

SPの食器類は、シンプルデザインで飽きのこないもの、陶器の名産地が作るアイテムなどが並んでいますが、全体的にぽってり大ぶりな印象が強く残りました。もちろん好みが分かれるところですが、器好きが欲しくなるようなアイテムは少ないように感じます。

 シンプルで丈夫でありながら機能的な食器といえば無印良品が思い浮かびますが、SPのシンプル食器には“こなれた感じ”がないため、無印がやや価格が上だとしても、長く使うという視点では無印の勝利かもしれません。

ダイソーのおしゃれ新業態「Standard Products」名品3つと、ちょっと残念なアイテム
(画像=『女子SPA!』より引用)

アカシア食器も、無骨なフォルムがどうもしっくり来ません。スプーンやフォークの形状も同様で、豪快な料理を作るのであれば登場のチャンスはあるのかもしれません。その他ガラス製の耐熱皿も大きなサイズが主流で、大家族でもない限り小回りが効かなそう。

 そして、もう一つ私がお伝えしたいのが、これらは決して安くないということ。むしろダイソーの200円アイテム、300円アイテムのほうが優れたアイテムが揃っているように感じてしまったのです。

 例えば、ダイソーで200円のスキレットやグリルプレート。シンプルデザインでありながら、レンジやオーブンにも対応していて、コンパクトサイズ。一人暮らしであっても日常において頻度よく活躍しそうです。

ダイソーのおしゃれ新業態「Standard Products」名品3つと、ちょっと残念なアイテム
(画像=『女子SPA!』より引用)