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ブルボンが「食べられるストロー」発売。本当に飲めるの?開発秘話も聞いてきた
近い将来、コンビニなどで無料提供されている「スプーンやフォーク」が有料化になるかもしれません。これは、3月9日に閣議決定されたプラスチックごみの削減を目指す新法案「プラスチック資源循環促進法案」の今後の検討項目として話題になっています。
ブルボンの「食べられるストロー」
有料無料議論はさておき、確かに私たちの生活においても、環境配慮型の製品が目立つようになり、企業や個人のサステナブルな活動に注目が集まっています。
このカトラリー対策、私個人としては変な義務感で協力するよりも、ポジティブな姿勢を持ちたいなと思いますが、そのためにはワガママかもしれませんが、消費者としてのモチベーションにつながる“楽しい選択肢”も重要です。
「再利用」以外の概念はないかな……?と探していたとき、ブルボンから販売されている「食べられるストロー」を発見したのです。
そこで今回は、このストローがどんなものなのかをご紹介しながら、ブルボンの開発担当者に、開発の狙いや思いを聞きました。
本当に飲めるのか?試してみた
“食べられるストロー”の正式名称は、「コロネクッキー」と言います。ルマンドやアルフォートなどの人気菓子でおなじみのブルボンから“業務用”として2020年1月から全国販売されています。
コロネクッキーが試せるお店はまだまだ多くはないようですが、ブルボンに聞いたところ、WIRED CAFE(ワイヤードカフェ)では本品を使ったコールドドリンク(「チョコ“Banana”フロート」、「チョコ“Berry”フロート」)が提供されているとのこと。
今回は特別にコロネクッキーを提供してもらい、自宅で試してみました。
豆乳を注いでコロネクッキーをさして飲んでみたところ、想像以上にちゃんと飲めるじゃないですか。いつも以上に吸う力が必要といったストレスもまったくありません。これは大感動! 通常のストローと機能的に大差がなく、クッキーでドリンクがちゃんと飲めるのです!
サイズは長さ20センチで、直径は12~13ミリ(内径は8~9ミリ)。コールドドリンク専用で、使用条件にはシェイクやスムージーと記載されていますが、豆乳や牛乳でも問題なく飲むことができました。
そして特筆すべきは、クッキーのおいしさ。飲み干す前に食べてみたところ、食感も味も本当においしいクッキーそのものでした。ブルボンに聞いてみたところ、商品誕生までには多くの失敗があったものの、意外なところにヒントがあったようです。