つみたてNISAにもデメリットはある?利用する際の注意点

(写真=Peshkova/Shutterstock.com)

投資できる商品は一部の投資信託とETFのみ

つみたてNISAで投資できるのは公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)のみです。

数ある金融商品や銘柄について理解し、投資対象を選び抜く作業はとても大変です。そのため、商品を選びきれずに投資自体を諦めてしまうケースもあるでしょう。つみたてNISAなら投資可能な商品がすでに厳選されているので、投資初心者にとっては大きなメリットです。

その反面、銘柄の選定が行えるほどの知識や経験があり、大きくリターンを狙っていきたいと考えている人にとって、この点はデメリットに感じられるかもしれません。

信託報酬などの手数料は発生する

つみたてNISAを利用すると、運用益は非課税扱いとなります。ただし、忘れてはいけないのが運用益は非課税でも、信託報酬など一部の手数料は発生するということ。

証券会社によって販売している投資信託の種類や手数料などの条件は異なるので、証券会社を選定する際にはしっかりチェックしておきましょう。

つみたてNISAの口座は損益通算できない

つみたてNISAの口座は損益通算ができません。仮に一般の証券口座で40万円プラスの利益が出て、つみたてNISAの口座で40万円の損が出ていたとしましょう。

つみたてNISA口座は損益通算ができないため、口座間で損益を相殺できず、一般の証券口座で出たプラスの利益40万円が課税対象となってしまいます。

口座開設する証券会社によっても使い勝手が違う

(写真=ImageFlow/Shutterstock.com)

つみたてNISAで投資できる商品は、証券会社によって大きな差があります。また、取引時間などのサービスやオンラインでの運営のしやすさなども、証券会社ごとの個性が表れています。

最長で20年間も非課税になるメリットを享受できるつみたてNISA。長いお付き合いになるのですから、口座を開設する際には証券会社を十分比較し、自分にもっとも合ったサービスを見つけてくださいね。

文・山根 ゆずか(フリーライター・ヨガインストラクター)/DAILY ANDS

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