一週間より先の予定を入れない

 以前、noteに書いて好評だった「一週間より先の予定は半分以上入れない」というオリジナルのメソッドがあります。

どのようなメソッドか説明します。

社内外問わずアポイントがあれば、直近の空いている時間に予定を入れていきます。一週間先の予定確保をお願いされたときは、一週間後にあらためて調整させていただくこともあります。

なんでも引き受けるのではなく、優先順位を決めて入れたい予定から入れることが原則です。たとえば、私の場合は「定例ミーティング」や「ごあいさつ」は優先順位が低く、引き受けないこともあります。逆に「社内の1on1ミーティング」や「エンジェル出資先の経営者へのメンタリング」は優先順位が高いです。

 どうしてこのメソッドが必要なのか。

仕事をするうえで大事なことの一つに「機嫌をよくすること」があります。私はもともと短気で、すぐに怒ってしまう性格です。機嫌のよさを維持するために、あまり忙しくせず、しっかり寝ることを心がけています。そのためにこのメソッドで余白を作り、時間を確保しているのです。

 「二か月先まで予定がいっぱいに埋まっている」

忙しい方からは、そのような話をよく聞きます。実際、以前の私もそうでした。スケジュールがピタッとすべて埋まると、見た目は非常に達成感があるのですが、それを実行しないといけないのは苦行でしかありません。

話したいことが二か月先まで話せないと意思決定を遅らせますし、チャンスも失います。そもそも二か月前に設定した予定がどのような内容か忘れてしまいますし、熱量も失ってしまいます。熱量を失ってしまったら、仕事はうまくいきません。

 このメソッドはこうした課題も解決してくれます。実践したところ、余白によって予定のマッチングをしやすくなり、ほかの役員や忙しい外部の人との予定を合わせやすくなりました。

「渋滞学」からヒントを得た

 このメソッドは、東京大学先端科学技術研究センターの西成 活裕教授が取り組んでいる「渋滞学」からきています。

渋滞は車が多いから発生するのではなくて、余白がないから発生するのです。

渋滞をなくす方法は二つあります。一つは車間距離をとること。車間距離をとることが大事なのは、わかると思います。

もう一つは、ブレーキとアクセルを完全に連動させることです。車間距離が10センチだったとしても、すべてが連動してアクセルとブレーキが動いていればぶつかりません。鉄道が、まさにそれを実践しています。

 このことから、人間の渋滞をなくすには「予定に余白をつくる」か「予定を即座に連携する」しかないとわかります。

社内や社外、さまざまな方との予定が次々に入ってきますから、私の予定が変わりそうな場合にほかの人の予定も即座に連携して変更することはできません。なので現時点では「予定を即座に連携する」は選択肢からなくなります。

そうなると「予定に余白をつくる」しかないわけです。機嫌よく充実した毎日を過ごすために、みなさんもぜひ実践してみてください。

アンガーマネジメントの方法

 先ほど仕事をするうえで大事なことの一つに「機嫌をよくすること」を挙げました。そのためにもアンガーマネジメントは重要です。アンガーマネジメントとは、怒りの感情と上手に付き合うための方法です。

 アンガーマネジメントを実践するうえで大切なのは、客観的に”イライラしている”と自分で感じることです。

ほかにもたくさんのメソッドがありますが、一つ私が効果を実感した考え方をお伝えします。

それは「腹を立てると損をする」という考え方です。ここで腹を立てたら、相手が喜ぶと理解するのです。

 以前、電車に乗って席が空いていたときに、同時に乗った人とどちらが先に座るかを争うことがありました。そういう雰囲気を経験したことはないでしょうか? 私は負けず嫌いなので、そんなときは負けたくありません

でも、考えてみたら馬鹿馬鹿しい話です。そういうときに、今日は座らないでおこうと自分で決めるのです。

自分が座りたいと思っても座れなかった場合は、自分の行動が相手によってコントロールされる結果となります。でも、それを自分がコントロールすることで、腹が立たなくなります。

このようにロジックで考えてみて、イライラを分解すると対応できるようになります。


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