今も火山活動が続いているハワイ島のハワイ火山国立公園にある人気のスポットが「サーストン・ラバチューブ」です。

今回は溶岩によってできたこの洞窟についてお話しします。

3月26日から観光が再開されたサーストン・ラバチューブ

サーストン・ラバチューブは1913年、ローリン・A・サーストンによって発見されました。

かつては天井から溶岩鍾乳石が垂れ下がっていたことから、ハワイ語で「突起物」を意味する「ナーフク」と名付けられました。

ハワイ火山国立公園のなかにある人気観光スポットでしたが、キラウエア火山噴火に伴う地震によって洞窟内が損傷したため、2018年5月から閉鎖されていました。

その後復旧工事が行われ、2020年2月21日に洞窟内の観光が再開されたものの、新型コロナ感染拡大により3月に再び閉鎖となっていました。

そして2021年3月26日(金)、サーストン・ラバチューブの観光がようやく再開されました。

溶岩トンネルはどのようにできた?

『LaniLani』より引用
(画像=『LaniLani』より引用)

サーストン・ラバチューブは約500年前にキラウエア火山の噴火によってできたといわれている溶岩トンネルです。

キラウエアのマグマが地中に流れ出ると溶岩流の外側が冷えて固まります。

冷えて固まったマグマはトンネルの壁になりますが、中央部の高温のマグマはそのまま流れ続けて地上に出ます。

こうして形成された溶岩トンネルのひとつがサーストン・ラバチューブです。

しかし、ハワイ島の溶岩トンネルはここだけではありません。

ハワイ島の地下には多量のマグマがあり、長い年月をかけて地中を移動することがあります。

島の地下にはこうしてできた溶岩トンネルが縦横無尽に走っています。

世界中で最も高温といわれているハワイ島の溶岩はなかなか冷えて固まらず、溶岩トンネルによって長い距離を移動したため、ハワイ島は今のように大きな島になったのです。