コロナ禍で先行きが不透明な現在、「お金の増やし方」について考える人が増えている。お金を増やす手段には節約と投資があるが、どちらを選択するかにより効率性に大きな差が出る。お金が貯まる人、貯まらない人の共通点から、長期的な「家計改善策」のヒントを見つけよう。

お金が貯まる人は「節約して投資する」を選択

まずは、リサーチ企業カクワーズが2020年7月に全国20歳~64歳の男女900人を対象に実施した調査から、お金が貯まる人と貯まらない人の共通点を比較してみよう。

ここでは、お金が貯まる人を「最近1年間の貯蓄額が100万円以上(145人)」、お金が貯まらない人を「最近1年間の貯蓄額が25万円未満、もしくは赤字(283人)」と定義する。

お金が貯まる人が家計を見直す際にとる行動

行動 お金が貯まる人
節約する 42.1%
貯蓄額をチェックする 29.7%
投資を取り入れる 22.8%
確実に貯められる方法を探す 18.6%
収入を増やす 15.9%
お金について勉強する 15.9%
宝くじやキャンブルで一攫千金を狙う 3.4%

※「貯蓄」には、積立投資、貯蓄型保険などへの積立額などが含まれるが、株などの資産は含まれない。また、同居でも親や兄弟の貯蓄額は除外。

上記のデータから分かるように、お金が貯まる人が家計を見直す際に選択するのは、節約と投資の両方だ。「節約したお金を投資に回して増やす」という、資産運用の発想である。

宝くじやキャンブルで一攫千金を狙うという考え方の人は一握りしかおらず、確実に貯められる方法を探す人やお金について勉強する人の割合が、お金が貯まらない人より約2倍多い。

つまり、お金が貯まる人とは、金融リテラシーを高めながら、「効率的にお金にお金を稼がせる」ことが出来る人といえるだろう。

お金が貯まらない人は「節約して収入を増やす」を選択

一方、お金が貯まらない人もお金が貯まる人とほぼ同じ割合で節約を選択しているが、その他の項目は回答結果が異なる。

お金が貯まらない人が家計を見直す際にとる行動

行動 お金が貯まらない人
節約する 48.8%
収入を増やす 18.7%
貯蓄額をチェックする 17.7%
お金について勉強する 9.5%
投資を取り入れる 9.2%
確実に貯められる方法を探す 8.1%
宝くじやキャンブルで一攫千金を狙う 7.8%

お金が貯まらない人は働いて収入を増やすという発想はあっても、投資でお金を増やす、あるいはお金について勉強するという考えの人の割合が、お金が貯まる人の半分以下に留まる。対照的に、宝くじやキャンブルで一攫千金を狙う人はお金が貯まる人の2倍以上という結果だ。