東京の水天宮は、安産祈願のために妊娠中の女性が多く訪れる有名スポットです。特に戌の日はとても混雑し、受け付けや祈祷まで何時間も待つこともあります。そんな水天宮や戌の日の謂れ、アクセス方法、周辺のランチスポットまで幅広くご紹介します。

「水天宮」「戌の日」・・・本当の意味を知っていますか?

皆さんは「水天宮」を知っていますか?水天宮は、妊娠中の女性の間で有名な、安産祈願のできる東京都の神社です。東京都中央区にある水天宮は、戌の日になると長蛇の列ができ、祈祷まで何時間も待つことも珍しくありません。

しかし、何の知識の無い人にとっては、水天宮がどのようなパワースポットなのか皆目見当が付きません。

「安産祈願がなぜ戌の日に行われるのか?」
「そもそも戌の日とは何か?」
「水天宮とはどのような神社なのか?」

このページでは、こんな素朴な疑問を徹底解説していきます。

【基礎知識】水天宮に参る「戌の日」とは何か?

妊娠した女性は、「お腹の中の赤ちゃんが、健康で安全に生まれて欲しい」と強く願います。それは妊娠した女性の家族も同様です。 そんな人々の願いを叶えるため、古くから祀られてきた存在が「戌」=「犬」なのです。なぜかというと答えは簡単。犬はお産が軽く、苦しみの少ない出産ができる動物だからです。古代から人々に親しまれてきた犬が、安産祈願の神様として祀られるのは当然だったのかもしれません。

さて、「戌の日」の「戌」とは、十二支の11番目の干支であり、12日ごとに回ってくる日にちの事を指します。一般的に、妊娠5ヶ月の安定期に入った妊婦さんは、戌の日に腹帯を巻いて安産祈願を行います。

【基礎知識】「水天宮」とはどんな神社?

戌の日に安産祈願をする謂れは分かりました。しかし、それがなぜ「水天宮」で行われなければならないのでしょうか?このページでは、東京都中央区にある水天宮をメインにご紹介します。

実は、水天宮という名前の付いた神社は、日本の各地に点在します。総本山は福岡県にある久留米水天宮です。 東京都にある水天宮は、江戸時代の1818年、久留米水天宮から祭神の分霊を勧請した経緯があります。もっと簡単に言い換えると、「総本山である久留米水天宮から神様の霊を分けて頂いた」ということです。

東京の水天宮は、明治維新や関東大震災など、激動の時代を経て現存しています。安産祈願や子授けのご利益で知られるようになり、戌の日には妊娠した女性の祈祷で賑わいます。

戌の日・水天宮に祀られているご祭神とは?

戌の日の祈祷で有名な水天宮には、四柱の神様が祀られています。その中でも、安産祈願や子授けの神徳をあらわすのは、天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)です。

天御中主大神は、遠い遠い昔の宇宙のはじまりにおいて、高天原と呼ばれた天の一番高い場所に現れた神様です。日本の神々の祖先神といわれています。

その他、水天宮に祀られる神様は、安徳天皇・建礼門院・二位の尼です。いずれも、平家物語の壇ノ浦の戦いで見られる歴史上の人物です。尊い神様として水天宮に祀られています。

戌の日・水天宮へのアクセスは?

水天宮の基本情報は以下の通りです。

住所・・・東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目4-1
TEL・・・03-3666-7195
電車アクセス・・・東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」5番出口から徒歩1分
         東京メトロ日比谷線「人形町駅」A1出口から徒歩1分
受付時間・・・8:00~15:30まで(戌の日は~16:00)
祈祷時間・・・9:00~(戌の日は8:30~)

東京水天宮には駐車場が無いので、公共の交通機関アクセスするようにしましょう。近くのコインパーキングは10分100円~料金が取られます。混雑状況によっては数時間以上駐車しなければならないことを考えると、やはり電車で行ったほうが得策ですね。

戌の日・水天宮の初穂料は?

安産祈願のご祈祷にかかるお金を初穂料と呼びます。以下、東京の水天宮でかかる料金を紹介します。

初穂料・・・5.000円
妊娠中のさらしの腹帯「御子守帯(みすずおび)」・・・4.000円
自前の腹帯に縫い付ける「小布御守(こぎれおまもり)」・・・3.000円

つまり、東京水天宮への安産祈願だけならば、初穂料としての5.000円で済みます。しかし、お祓い済みの御子守帯や小布御守も購入するなら、その分の料金が必要になります。そのため、安産祈願のため東京水天宮に行くときは、念のために1万円ほど用意していけば安心です。

水天宮の腹帯や御守りは、買わなくてはいけないという義務はありません。既に腹帯を購入している場合は、その腹帯をつけたまま祈祷をしてもらいましょう。

ここで紹介した東京水天宮の初穂料、及び御守りの金額は変動することがあります。事前に電話で問い合わせておいたほうが無難でしょう。

戌の日・初穂料はのし袋に入れる?

正式なマナーでは、初穂料はのし袋に入れて表書きをし、神札所へ納めるものとされています。しかし、水天宮の安産祈願の場合は、現金をそのまま手渡ししても問題はないようです。 もしのし袋で初穂料を持参するのであれば、水引は蝶結びで、表書きは「御初穂料」と書きましょう。

戌の日・水天宮の祈祷の手順とは?

水天宮におけるご祈祷は、神様の前で自身の願いと名前をご奉告する特別なお参りです。正式な手順にそって昇殿参拝してこそ、安産祈願のご利益を賜ることが出来ます。事前にしっかり勉強しておきましょう。

(1)手水
お参りの前に、手水舎で手と口を洗って身を清めましょう。
(2)申込用紙に記入
受付時間内に水天宮の神札所へ行き、神職、または巫女の方へ申し込み用紙を手渡し、初穂料を納めます。
(3)授与品を受け取る
無事申し込みが済むと、授与品と名前札を受け取れます。
(4)待合室に移る
待合室で祈祷の順番を待ちましょう。混雑状況によって、待ち時間は大きく変動します。
(5)社殿へ進み、祈祷
名前を呼ばれたら、奥の社殿へ進み、祈祷が始まります。所要時間は約15~20分程度です。

水天宮に行くべき2018年の戌の日と、混雑状況は?

水天宮で安産祈願をする戌の日は、1ヶ月あたり2~3回訪れます。 身重な妊婦さんが行う安産祈願は、できるかぎり落ち着いた雰囲気の中で実施したいものです。しかし、大安の日や休日と重なる日の混雑状況は、水天宮から人が溢れるほどだそうです。

参考までに、2018年の戌の日のスケジュールを書き出しました。★マークの付いている日は土日祝日です。当然、混雑状況も変わってくるでしょう。 妊娠中の女性がいる場合も考えて、安産祈願の予定は慎重に決めましょう。

2018年の戌の日カレンダー

1月・・・6日★、18日、30日
2月・・・11日★、23日
3月・・・7日、19日、31日★
4月・・・12日、24日
5月・・・6日★、18日、30日
6月・・・11日、23日★
7月・・・5日、17日、29日★
8月・・・10日、22日
9月・・・3日、15日★、27日
10月・・・9日、21日★
11月・・・2日、14日、26日
12月・・・8日★、20日

戌の日・水天宮は、予約が出来ません

東京水天宮では、祈祷の予約・時間指定・電話受付のすべてを行っていません。そのため、妊娠中の女性は当日、受け付け時間内に神札所へ直接出向く必要があります。 祈祷や御守りなどの申し込み用紙も、水天宮の受け付け時にのみ配布されます。事前の受け渡しは行っていません。

また、混雑状況の問い合わせは遠慮するようにと公式サイトに書いてあります。迷惑となる行為は慎みましょう。