産後には様々な体調不良が出やすいものですが、中には産後に収まるはずの妊娠高血圧症候群が治まらずに高血圧が続いてしまう人もいます。ちょっと心配ですよね。この記事では産後にも高血圧が続いてしまう原因と治療法、自分でもできる対処法はどんなモノがあるのか見ていきます。

産後の高血圧、いったいどうして…

妊娠中は、お腹の中で育てるためにお母さんの体には多くの変化が現れるものです。

赤ちゃんを体の中で育てるというのは、お母さんの体に負担をかけることでもあるので、妊娠中にお母さんの体に起こる変化の中には、頻繁に起こる頭痛などお母さんの体にあまり良くないものもあります。

妊娠中のお母さんの体に起こる変化の中に、妊娠高血圧症候群というものがあります。

妊娠中に血圧が高い状態が続いてしまうものです。

出産後は3ヶ月ほどで血圧が下がるものなのですが、中には産後も治らない人もいます。

また妊娠中の高血圧が治らない訳ではなく、妊娠中は血圧が正常だったのに、なぜか産後に高血圧になってしまうという人もいます。

この記事では、産後の高血圧の原因と治療法、薬に頼らない場合の対処法についてお伝えします。

産後の高血圧の原因とは?

高血圧が続くと、心不全や腎不全、動脈硬化、脳卒中などの深刻な病気の原因となることがあります。

こういった深刻な病気を予防するためにも、産後に高血圧が治らないで続く場合には、早期の発見と治療法、生活改善が必要になります。

自分が高血圧になりやすいのかどうかということを知るためにも、産後の高血圧が治らないで続いたり、起こりやすい原因について理解しておくことがとても大切になります。

ここからは産後の高血圧の原因について見ていきたいと思います。

【産後の高血圧の原因①】妊娠高血圧症候群が治らない

産後の高血圧の原因として一番考えられるものには、妊娠高血圧症候群が産後も治らないことも考えられます。

妊娠高血圧症候群は、原因はよくわかっていませんが、妊娠中にお母さんの血圧が高くなってしまうとても危険な状態です。

妊娠高血圧症候群が重症になると、常位胎盤早期剥離やお腹の赤ちゃんの発育不良、脳の障害の原因となることもあります。

妊娠高血圧症候群は、出産後3ヶ月ほどで血圧の値が落ち着いてくるものですが、中には産後もずっと高血圧が治らないで続いてしまう人がいます。

特に妊娠高血圧症候群が重かった人が、産後も血圧がなかなか下がらないことが多いようです。

【産後の高血圧の原因②】もともと高血圧の体質だった

もともと高血圧ではない人でも、生活習慣による肥満などの問題や、高血圧になりやすい遺伝子を持っているなど、高血圧になりやすい要因をもともと持っている人がいます。

妊娠から出産というのは、お母さんの体に大きな負荷をかけるものです。

もともと高血圧になりやすい要因を持っている人の場合は妊娠や出産、産後のストレスをきっかけに、もともと持っていた高血圧になりやすい要因が具体的な症状として現れてしまう人もいます。

妊娠前から肥満の傾向があったり、家族や親戚に高血圧の人がいる人は、特に血圧に気を付けて、気になる時には病院に早めに相談した方がいいでしょう。

【産後の高血圧の原因③】過労やストレス

出産から産後の育児にかけての過労やストレスも産後の高血圧の原因となります。

出産というのは、お母さんの体にも赤ちゃんの体にも、大きな負荷やストレスをかけるもので、血圧も大きく上がります。

その後の慣れない育児でも、お母さんは疲労やストレスをためやすいものです。

体の疲労も、精神的なストレスも、血圧を上げてしまう要因となるものです。

産後の疲労やストレスが原因で、高血圧の状態が続いてしまうお母さんもいます。

出産というのは、想像以上にお母さんの体力を奪うものです。

産後はしっかりと体を休めて疲労の回復に努めるようにすることが大切です。

【産後の高血圧の原因④】他の病気が隠れている

出産後に高血圧が続いてしまう原因には、高血圧の症状が出るほかの病気が隠れている場合もあります。

高血圧が症状として出やすい病気には、腎臓疾患や副腎ホルモン分泌の異常、甲状腺機能障害、高カルシウム血症などがあります。

こういった病気の症状として高血圧になってしまっている場合には、こちらの病気の治療を病院でしっかりすることで、血圧が下がって安定する確率が高くなります。

原因となっている病気を早期に正確に見つけて、適切な治療を病院で早く開始することが大切です。

産後の高血圧の気になる症状とは?

産後に高血圧が続く場合でも、高血圧に特有な自覚症状というものは現れないものです。

高血圧が続くと、頭痛やめまい、肩こりやむくみといった症状が出ることがありますが、頭痛などの症状というのは、ちょっとした体調不良でもすぐに出て来るものなので、頭痛やむくみといった症状から高血圧の症状として自覚することは難しいものです。

治療法や食事などの対策が必要な高血圧が、治らないで続いているのかどうかということを見分けるためには、頭痛などの自覚症状がなくても、血圧測定を行うことが大切です。

妊娠高血圧症候群と診断された人や、体重が重めの人、家族や親戚に高血圧の人がいる人は、頭痛などの自覚症状がなくても、毎日とはいわないまでも、週に一度とか1ヶ月に一度とか定期的に血圧を測ることが大切です。