「安定している」というイメージの強い国家公務員。リスクモンスター株式会社が2019年に実施した第5回「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」では、ランキング1位は「地方公務員」で27.5%、「国家公務員」が2位19.5%と上位を独占する結果となりました。今回は、再び人気が高まっている国家公務員の年収事情について解説します。

平均給与月額は約41万8,000円!賞与4.5ヵ月分を加えると年収は約689万円

国家公務員の平均給与月額は、人事院が毎年発表しています。2019年4月1日時点では、国家公務員数は25万2,809人、平均年齢43.1歳、平均給与月額(俸給及び諸手当の合計)は41万7,683円でした。賞与は年間合計4.5ヵ月分支給されていますので、これを加えると平均年収は約689万円となります。一方、厚生労働省が発表している「令和元年賃金構造基本統計調査 結果の概況(2019)」によると一般労働者の月間給与は、30万7,700円(年齢43.1歳、勤続12.4年)でした。

平均給与月額で見ると国家公務員の給与水準の方が約11万円高い状況です。