テレビでよく見かける花形職業「アナウンサー」。憧れる人も多い職業ですよね。アナウンサーといっても全国キー局から地方局、NHKなど働く局によって年収は大きく違います。今回は、気になる憧れの職業、アナウンサーの平均年収について紹介します。
キー局のアナウンサーなら年収は2,000万円も
テレビ局のうち全国キー局のアナウンサーは、年給が高いと言われています。新卒の場合は約300万~350万円程度ですが30代半ばになると1,000万円、中には2,000万円稼ぐ場合もあるそうです。準キー局は、大阪にある広域放送局で東京のキー局とは協力関係にあります。準キー局のアナウンサーは、キー局よりも若干低いですが、それでもかなり高レベルの年収を得ています。
有価証券報告書から確認できるキー局および準キー局の平均年収は以下の通りです。
キー/ 準キー |
局名 | 平均年収を出した会社名 | 平均年収 |
---|---|---|---|
キー局 | 日本テレビ | 日本テレビ ホールディングス株式会社 |
1,401万4,827円 |
テレビ朝日 | 株式会社テレビ朝日 ホールディングス |
1,382万3,000円 | |
TBSテレビ | TBSホールディングス | 1,622万4,000円 | |
フジテレビ | フジ・メディア・ ホールディングス |
775万6,000円 | |
テレビ東京 | 株式会社テレビ東京 ホールディングス |
1,324万2,565円 | |
準キー局 | 読売テレビ | 非上場のため不明 | |
朝日放送 | 朝日放送グループ ホールディングス株式会社 |
1,229万4,000円 | |
毎日放送 | 株式会社MBSメディア ホールディングス(※) |
1,344万8,000円 | |
関西テレビ | 非上場のため不明 |
※2020年3月31日時点のデータ(※株式会社MBSメディアホールディングスのみ2017年3月末)
キー局・準キー局のアナウンサー職は狭き門ですが、それだけの厳しい競争を勝ち抜いただけの収入は得られる職業と言えます。
NHKと地方局は年収面では同程度
NHKは、職員のモデル年収を公表しています。2019年度の大卒モデル年収(全国職員)は、30歳で531万円、35歳で665万円でした。在京キー局と比べると年収は低くなります。地方局のうち上場している局の有価証券報告書から平均年収が確認できる局は以下の通りです。
局名 | 平均年収を出した会社名 | 平均年収 |
---|---|---|
中部日本放送 | 中部日本放送株式会社 | 1,150万4,000円 |
RKB毎日放送 | 株式会社RKB毎日ホールディングス | 1,325万1,000円 |
新潟放送 | 株式会社新潟放送 | 817万9,527円 |
中部日本放送やRKB毎日放送は、在京キー局並みの高い年収です。しかし、多くの場合地方局の平均年収は500万~700万円台でNHKと同レベルと言われています。