ボールペン画とは、ボールペン一本で絵を描いていくアート作品。鉛筆と違ってボールペンは線の太さや濃さを変えることが難しく、さらには修正ができないため、ボールペン画はとても根気のいるアート。ボールペン画のコツやおすすめのペンを紹介するのでぜひ参考にしてください。

【手作り】ボールペン画に挑戦してみよう♪

ボールペン画の描き方のコツと技法は?おすすめのボールペンも紹介!
(画像=unsplash.com/photos/LFGAatMUDvc、『Lovely』より引用)

コミケやデザフェスに行くといろんなジャンルのアーティストさんたちが活躍しています。世の中にはいろんなアートがありますよね。

水彩画、アクリル、油絵なんかは王道中の王道。最近ではスマホ一つで漫画を描き上げる人もいれば、パソコンで絵を描く人、びっくりするような物を画材として使っているアーティストもいます。

アートは本当に人それぞれ。自己表現ですからアートの名の元、何をしても制約は一切ありません。

またアートとは全く無縁だと思っていた人も、ふと描いてみると楽しくなってプロ並みに上達することだってまんざらない話ではありません。

そこで今回は簡単に手軽に始められる身近なアート「ボールペン画」を特集します。ボールペン画とは何か、そしてボールペン画の技法から描き方、そして有名なボールペン画アーティストさんまでまとめて紹介していきたいと思います。

【手作り】ボールペン画って何?

ボールペン画の描き方のコツと技法は?おすすめのボールペンも紹介!
(画像=unsplash.com/photos/bj3l739cwc8、『Lovely』より引用)

手軽に簡単に始められるアート「ボールペン画」。でも、ボールペン画っていったい何?ボールペンと絵具を使ったイラストのこと?それともボールペンで何かを表現しているのアート作品のこと?

単純にボールペン画と言われても、ボールペン以外に何を使っているのか気になりますよね。でも、実は...ボールペン画って基本的にはボールペンしか使わないアートの事なんです。

例えば授業中...先生の授業が退屈すぎて教科書やノートにペンで落書きをしたこと、ありませんか?それも!極端に言えばボールペン画です(笑)

ボールペン1本で描き上げるイラスト、または絵画のことをボールペン画と言います。ボールペン以外に基本画材は使いません。

とはいえ、ボールペン1本じゃ表現の幅が狭いでしょう?と素直に疑問を持つ人も多いでしょう。でも、ボールペンのポテンシャルは本当に高くて、まるで絵の具を使ったような、写真の様な絵に仕上げることも、かわいいイラスト調にすることも変幻自在。

ボールペンだけで可能な限り紙の上で表現していく...それがボールペン画なのです。

【手作り】ボールペン画の基礎:直線を描く

ボールペン画の描き方のコツと技法は?おすすめのボールペンも紹介!
(画像=unsplash.com/photos/LinBaoLeO04、『Lovely』より引用)

まず、ボールペン画の描き方ですが、慣れないうちは鉛筆で下絵を描き、その上をボールペンでなぞる描き方もあります。でもおすすめはやっぱり「いきなりボールペンで描き始めること」!

ボールペンは一回勝負!間違えると当然修正はききませんが、それもご愛敬。そこがボールペン画の良さでもあります。

また、ボールペン画は線を重ねていくことによって立体感や陰影、表情やニュアンスを描きこんでいくことができます。だから実際少々間違えても線を重ねていくことによって修正は可能です。

でもどうせイラストをボールペンで描くのなら、上手に描きたい...と思う気持ちも分かります。そんな時は基本中の基本。線をまっすぐ描く練習をしましょう。

絵を描くことに慣れていない人は、まず直線を描くことが苦手です。なぜならボールペンを持って均一の力で動かすことになれていないので、よれたり曲がったり、紙の上で突っかかったりするからです。

まずは直線を白い紙の上にたくさん描いていきましょう。何度も描いていくうちに線がきれいに均一に描けるようになるはず。そうなればペンの走らせ方が習得できたという事です。そこから〇や△、□など単純な形の描き方も練習していくと上達しますよ。

【手作り】まずは簡単なボールペン画から始めよう

ボールペン画の描き方のコツと技法は?おすすめのボールペンも紹介!
(画像=unsplash.com/photos/2UDlp4foic4、『Lovely』より引用)

直線や簡単な形の描き方がうまくいくようになれば、簡単なボールペン画から早速始めてみましょう。

本格的なボールペン画になるとまさに「ザ・写真(驚)」!ここまではさすがに初心者は手が出ませんので...(笑)そこはいつか到達するとして、まずは簡単なボールペン画から。

ボールペンで描くイラストはちょっとした手紙やノートのデコなんかに便利です。自分のオリジナルキャラなんかを作っても可愛いですよね。

特に単純なイラストなら陰影をつける必要もなければ、難しい技法もいらないので、自己流で大丈夫。要は直線を練習して、ペン使いがうまくなればどんなイラストだって、ボールペンの線の一定の濃さだけで上手に描けちゃいます。

最初おすすめなのは自分の好きなイラストや漫画のコピー。好きな物だから楽しくイラストが描けるし、コピーすることで自然と技法が身についてしまうことも♪上手になるコツは繰り返しです。それにはまず楽しまないといけませんよね。

【手作り】ボールペン画の影の描き方

ある程度ボールペン画でイラストを描くことに慣れてくると、いろんな技法を使ってもっと幅のあるボールペン画を描きたくなってきます。

まず一番に覚えてほしいのは陰影の描き方。つまり影を作ることですね。イラストに影を作ることですごく深みのある絵になります。立体感も出てきますよね。

究極に言えばボールペン画はインクの黒と、紙の白しかありません。それにグレーを足すことで影が出来上がります。

グレーはどうやって作るのか?それは線をどれだけ重ねるか...それだけです。線を荒く重ねれば薄いグレーに、何度も細かく重ねていけばそれだけ濃いグレーを表現することができます。

光の当たり具合、そして影のできるところをよく観察したら、ボールペンの線をたくさん重ねるところ、そして薄く重ねるところが分かってくるはずです。ここはもう慣れしかありません。よく観察して何度も描く。これで陰影の描き方がうまくなるはずです。

では陰影をつけるにあたって具体的な技法も次項から説明していきます。

【手作り】ボールペン画の技法紹介①ハッチング

ボールペン画の描き方のコツと技法は?おすすめのボールペンも紹介!
(画像=『Lovely』より引用)

影をつけるには主に2つの技法があります。一つ目の技法は「ハッチング」と呼ばれるもの。ハッチングとは並行に線を重ねていき陰影をつけていく技法の事です。

ハッチングの基本はただ平行な線を引いていくだけなのですが、線の描き方にも複数のパターンがあります。並行の縦線だけのハッチング、横線だけのハッチング、そして斜めの線のハッチング。

これを重ねていくことできれいな影が生まれます。

明るめの薄い影をつけたいときにはまず斜めの平行線を描いていきます。コツは平行線を均等にしていくこと。粗ければ薄い影になるし、密度が濃いと当然、影が濃くなります。

また、斜めの平行線に重ねて反対向きの斜めの線を書き入れる事でさらに濃い影ができます。その上からさらに縦線、横線を加えていき、徐々に黒に近い影を作ります。

ハッチング技法は一番簡単な陰影の描き方になりますが、線の平行をなるべく均一にするところがコツです。

【手作り】ボールペン画の技法紹介②点描

ボールペン画の描き方のコツと技法は?おすすめのボールペンも紹介!
(画像=『Lovely』より引用)

ボールペン画で陰影の描き方といえばもう一つ「点描」という技法があります。点描は線ではなく、とにかく点で影を入れていく技法です。

ただただ点を一心不乱に入れていくので、かなり根気が必要ですが、点で入れることでハッチング技法よりも絵が柔らかい印象になります。

やはりハッチング技法はどちらかというとシャープに、点描技法は柔らかい印象になってしまいます。ただ点描は細かく描かないと水玉模様みたいになってしまうので要注意。

とにかく点描は根気と細かさで絵が決まります。

【手作り】陰影をつけるのが苦手なら

ただハッチング技法にせよ、点描にせよ影をきれいに出そうとすると、ボールペン画ではかなり細かに線や点を入れていかなければいけません。ボールペン画初心者の人にはちょっと大変かもしれませんね。

もしも陰影をつけるのが苦手なら、影なしのイラストに挑戦してみましょう、影なしだと立体感は出ませんが、その代わりかわいいイラストや、個性的なイラストを描くことができます。

上の動画のようにたくさんのパターンを組み合わせていくタイプのイラストの描き方だととても個性的なボールペン画になりますよね。

こんな風に花や△など自分が得意なパターンをいくつか持っていると便利です。ボールペン画を始めるときに、簡単な図形を何度も練習して描いているとこういうパターンを作っていくときに役に立ちます。

【手作り】下手でも根気があればよい

「ボールペン画」と聞くとなんとなくボールペンで上手に描くイラストや絵画を思い浮かべてしまいます。そのため絵の苦手な人はつい「私にはできない」と始める前から断念してしまうケースが多いのですが...下手うまっていう言葉、聞いたことありませんか?

例えば俳優の田辺誠一さんは下手うま画伯として最近人気急上昇中。彼の描くイラストは上手とはいえないけれど、どことなく味があってキュート。展覧会や本も人気を博しています。

また、下手なイラストでも、小さなイラストをとにかくたくさん紙の上に重ねていく描き方もあります。これはたくさんの小さなイラストをびっしりと紙の上に並べることで、全体的にすごく可愛くポップな印象に♪

これだと下手なイラストでもすごく可愛く見えるので面白いですよね。もちろん上で紹介している動画は本物のイラストレーターさんの作品なので、上手いのですがこの描き方、表現の仕方だと、下手なところもカバーできてさらに可愛いから、誰でも根気さえあれば挑戦できますね♪

【手作り】ボールペン画に適した紙

ボールペン画の描き方のコツと技法は?おすすめのボールペンも紹介!
(画像=unsplash.com/photos/V29UWcALNko、『Lovely』より引用)

ボールペン画を始めるときって本格的にやろうとしなければ、ノートの端っことか。教科書の角なんかに描くイラストですよね。どんな紙でもこだわらずに好きにやっても問題はないのですが・・・。

ボールペン画をうまく描きたい、習得したい♪と思うのなら紙にもこだわりたいところです。特に緻密なボールペン画になればなるほど、紙によって表現の幅が狭まってしまいます。

紙のチョイスはボールペン画にとってとても大切なのです。

ボールペン画に適した紙は「ケント紙」と呼ばれるものです。画用紙は触ってみると分かりますが凹凸があってザラザラした手触りですよね。この凹凸にボールペンの先が引っかかってしまうし、画用紙はちょっと毛羽だっているので毛羽立ちがペン先を詰まらせてしまいます。

インクがきれいに出ないのはボールペン画には致命的。なるべく凹凸がなくてペン先を走らせやすい紙がボールペン画には向いています。