ほったらかしだと将来受け取れる年金が少なくなるかも

(写真=PIXTA)

年率3%で運用した場合と元本確保型商品のみの場合の比較

元本確保型商品に投資した場合と投資信託などに投資をして、リスクを取りながらそれに見合った収益を狙う場合、具体的にどのぐらい年金受取時の金額に差が出るのかを見てみましょう。

会社が月々1万円の掛け金を拠出していて、それらをすべて利率0.05%の元本確保型商品で運用した場合、30年後には約362万7,000円(年複利で計算)になります。

一方、一部を投資信託などに回し、各年に波はあるものの、平均して年3%で運用できた場合、30年後には約580万円に増え、元本確保型と比べて約217万円もの差が出ることがわかります。

想定利回りは低い方がいい?

企業型確定拠出年金には企業側により「想定利回り」が設定されています。多くの企業では1.75%から2.0%で設定することが多いようですが、これは会社が従業員に期待する運用利回りです。

つまり、以前退職金は勤続年数により決まった金額を支払う確定給付型が一般的でしたが、仮に企業型確定拠出年金で「想定利回り」と同じ利率で運用することができれば、確定給付型の場合と同じぐらいの退職金が受け取れるということになります。

元本確保型の商品ばかりではこの想定利回りにはなりません。今後、将来もらえる厚生年金や国民年金の受給額も少なくなる可能性がある中、退職金まで少なくなるようだと、ますます老後の生活が心配になることでしょう。

運用に興味を持って老後に備えよう

(写真=PIXTA)

企業型確定拠出年金は従業員が受け取る退職金であり、運用の責任は自分にあるということをご紹介しました。会社に対して同じぐらい貢献した人が、運用に無関心であったばかりに退職金に大きな差がついてしまうという未来もあり得るでしょう。将来後悔しないためにも、今から運用に興味を持ち老後に備えましょう。

iDeCo(個人型確定拠出年金)を始めてみる

iDeCo(個人型確定拠出年金)は「じぶん年金」の決定版であり、老後の資産づくりのための最強の制度です。iDeCoの魅力はたくさんありますが、特に次の3つが大きな魅力です。

・税金の面でとても優遇されている
・毎月5千円から始められる
・投資信託の手数料がとても安い

老後に向けた準備としてiDeCoを始めるのに、おすすめのネット証券をご紹介致します。
 

iDeCoにおすすめのネット証券比較表
(2020年6月時点)
証券会社名 SBI証券 楽天証券 auカブコム証券 マネックス証券 松井証券
投資信託
本数
オリジナル:38本
セレクト:37本
32本 27本 25本 12本
加入手数料 ¥2,829 ¥2,829 ¥2,829 ¥2,829 ¥2,829
口座管理料 ¥171 ¥171 ¥171 ¥171 ¥171
サポート体制 平日・土曜の8:00~18:00
(※土曜は新規加入に関す
る問い合わせのみ受付)
平日10:00~19:00
土曜9:00~17:00
平日10:00~19:00
土曜9:00~17:00
平日9:00~20:00
土日9:00~17:00
平日8:30~17:00
特徴 ・iDeCo加入者数No.1で10
年の実績をもつネット証券
最大手
・iDeCo専用ロボアドバイ
ザーによって好みに合った
商品を選択できる
資産運用しやすい管理画面
と無料セミナーなどの充実
したサポート
残高に応じてau WALLETポ
イントが貯まる(一部商品)
ロボアドバイザーによるiDe
Co専用無料ポートフォリオ
診断があり、簡単な質問に
答えるだけで最適な資産運
用が可能
「iDeCoシミュレーター」で
iDeCoを利用した場合の節税
額を簡単にチェックできる
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松岡紀史
筑波大学経営・政策科学研究科でファイナンスを学ぶ。20代の時1年間滞在したオーストラリアで、収入は少ないながら楽しく暮らす現地の人の生活に感銘を受け、日本にも同様の生活スタイルを広めたいという想いから、 帰国後AFPを取得しライツワードFP事務所を設立。家計改善と生活の質の両立を目指し、無理のない節約やお金のかからない趣味の提案などを行っている。
筑波大学経営・政策科学研究科でファイナンスを学ぶ。20代の時1年間滞在したオーストラリアで、収入は少ないながら楽しく暮らす現地の人の生活に感銘を受け、日本にも同様の生活スタイルを広めたいという想いから、 帰国後AFPを取得しライツワードFP事務所を設立。家計改善と生活の質の両立を目指し、無理のない節約やお金のかからない趣味の提案などを行っている。

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