自分の中の内なる子供インナーチャイルド。癒せないままだと、大人になってもトラウマや不満が残ってしまい、共同生活にも支障が出やすいそうです。この記事ではインナーチャイルドが傷つく原因と現れる特徴、癒す方法についてお話します。

内なる子供「インナーチャイルド」とは?

インナーチャイルドは「内なる子供」と訳され、子供の頃の感情や記憶のことを指します。それは子供の頃の無心とも言える気持ちや心情、本音などを表しています。

子供時代(特に3歳~10歳まで)の経験は、大人になった自分に意外なほど影響を与えます。

普段なかなか表現しづらい自分の感情や本音は、インナーチャイルドに投影されていくのです。

インナーチャイルドは性格を形作る根底のようなもの。

通常、家族や他人との共同生活で形成されていきますが、インナーチャイルドが不安定なままだと、自分の心にも心にも不安定な影響を与え続けることになります。

そして、ありのままの自分を出せずに共同生活を送ってきた人は、インナーチャイルドになりやすいと言われています。

インナーチャイルドが傷ついている…癒す方法はあるの?

子供時代に生まれたインナーチャイルドが、自分の人生や生き方を形成すると言っても過言ではありません。

そして、インナーチャイルドの影響度は、この世に生を受けて以来、大人になるまでいっしょに共同生活を送る親との関係性によって変わります。

インナーチャイルドが安定するのは、共同生活を送りながら、親に愛され、受け入れられていると感じていたからです。

もし親から十分な愛情を受けていないと感じてしまった場合、子供は「私は大丈夫!平気!」という風にいい子を演じることで、親の愛情を自分に向けようとします。

しかし、それはあくまで仮の自分。共同生活でありのままの自分が出せずに育った子供は、インナーチャイルドを傷つけることになり、心の安定は得られないままです。

インナーチャイルドを癒やすことで、子供時代の本当の自分を取り戻すことができ、生きづらさを克服することができます。

スピリチュアルカウンセリングや占い、ヒーリングなど、インナーチャイルドを癒やす方法はあります。その方法を知る前に、まずはインナーチャイルドが傷つく原因を詳しくみていきましょう。

インナーチャイルドが傷つく原因1【家庭環境】

そもそも親が子供の世話を十分にできる状態でないと、子供は十分に愛情を感じることができず、ずっと親の顔色を伺って共同生活を送ることになります。

世の中にはいろいろな家庭があり、その中には何らかの問題を抱えている家庭も少なくありません。親が暴力を振るう、虐待をするといったことがわかりやすい例です。

そうしたわかりやすい例でなくても、兄弟間で常に比較されて育った、何をしてもまったくほめないといったことも、インナーチャイルドを傷つけることにつながります。

「兄弟との比較じゃなくて、自分を見て!」「ちゃんとやったからほめてよ!」という本音が封じ込められてしまいます。ありのままの自分でいられなかった家庭環境は、本人も気づかないままインナーチャイルドを傷つけてしまうのです。

インナーチャイルドが傷つく原因2【いじめ】

成長していくうちに、共同生活は家庭だけに留まらず、保育園・幼稚園、学校と広がっていきます。そこにもインナーチャイルドが傷つく原因は潜んでいます。

その最たる原因はいじめ。特に子供は正直で、思ったことをそのまま口にしてしまうため、悪気はなくても相手を深く傷つけることが多々あります。

いじめられた本人は、ありのままの自分をひどく否定された気分になり、しかもそのことが価値観の土台を作り上げてしまいます。

その価値観が大人になっても植え付けられたままだと、他人との共同生活にうまく溶け込めず、自分を押し殺しながら生きていくことになります。

また、大勢の前で恥をかかされる経験もインナーチャイルドを傷つけてしまいます。他人との共同生活を優先させるために、言いたいことが言えず、泣きたい、文句を言いたいといった感情も抑制してしまうのです。

インナーチャイルドが傷つく原因3【親の言うことが絶対だった】

虐待を受けたわけでも、いじめに遭ったわけでなくても、インナーチャイルドが傷つくことはあります。それは親との関係性が、まるで「主人と家来」のようであった場合です。

親が子供可愛さに何でもかんでも手出ししていると、子供は親のすること為すことがすべてだと思ってしまいます。本当に小さい幼児であればいいのですが、問題は他人と共同生活を送るようになった時です。

何事も自分で判断することができず、親の言葉がないと行動に移すことができなくなってしまいます。それでは親という地位を嵩にきた暴君と同じです。

誰かが「自分の思う通りにやらせてみたら?」とアドバイスしない限り、この関係性を崩すのは難しいです。そうして何ら違和感を抱かず、インナーチャイルドが傷ついたまま大人になってしまうのです。

インナーチャイルドが癒せない!現れる特徴1【アダルトチルドレン】

インナーチャイルドが癒せない人の特徴その1は、アダルトチルドレン要素があることです。

アダルトチルドレンという言葉は、決して「子供のような大人」を指す言葉ではありません。

アダルトチルドレンは1970年代にアメリカで生まれた言葉で、偏った考え方や感じ方をし、うつ病やパニック障害を起こしやすく、生きづらさを感じながら生きている人のことを指します。

家庭環境の問題や親のしつけの仕方で、子供時代に安心を感じられずに育つと、インナーチャイルドが傷つき、アダルトチルドレンになりやすいと言われています。

目に見える暴力でなくとも、まわりから見てとても幸せそうな家庭でも、子供時代に安心感を得られなかったら、インナーチャイルドが傷つく可能性があります。

病院でセラピーやカウンセリングを受けて初めて、自分がアダルトチルドレンだと気づく人もいるのです。

インナーチャイルドが癒せない!現れる特徴2【自己嫌悪】

インナーチャイルドが癒せない人の特徴その2は、自己嫌悪し続けることです。

生きづらさを感じ、常に心に安定感を得られない人は、傍から見て「そんなに自分を責めなくても…」と言いたくなるくらい自分を責め続けます。

本人も、自分を責めることで何が変わるわけでもないことはよくわかっています。でも、常に誰かが自分の悪口を言っているように感じ、何かあれば真っ先に自分が悪いと感じてしまうのです。

インナーチャイルドを癒やす方法は?自分でも癒せるの?
(画像=『Lovely』より引用)

そのため、「自分を責めても仕方がない」という思いと、「このままじゃダメ!」という思いの板挟みになり、さらに自己嫌悪に陥ってしまうのです。

これは今の自分と子供時代の自分とが、喧嘩している状態だからこそ生まれる感情です。それらの感情のせめぎ合いが、自らをうつ病やパニック障害に追い込むことになるのです。

インナーチャイルドが癒せない!現れる特徴3【対人恐怖】

インナーチャイルドが癒せない人の特徴その3は、対人恐怖の症状があることです。

共同生活で別に何をされたわけでもないのに、人と接するのがとにかく怖いと感じる場合、人を恐れていると言うよりは、自分を表現するのが怖いと感じているのでしょう。

そのため、人が集まる飲み会でしゃべるとなると、とてつもないストレスを感じたり、プライベートなことを訊かれると、その場から逃げ出したくなるような感覚に襲われます。

インナーチャイルドを癒やす方法は?自分でも癒せるの?
(画像=『Lovely』より引用)

会社や学校での人間関係も然りです。人間関係がうまくいかないのは、相手の言動を優先するあまりに、自分の本当の気持ちを無視してしまうからです。

カウンセリングなどを受けて対人恐怖を克服していくうちに、人と接することが怖くなくなり、おたがいいい距離感を感じながら対等な人間関係を築けるようになっていきます。そうすると、インナーチャイルドも自然と癒されていることでしょう。

インナーチャイルドが癒せない!現れる特徴4【常に不安がある】

インナーチャイルドが癒せない人の特徴その4は、常に不安や不満があることです。

不安という感情は、これ!とわかる原因がある方が対処のしようがあります。原因は何もないのに、不安が止まらないのはただもう辛いだけです。

何をするにも、人のちょっとした視線や言葉が気になって仕方がない…これはもう、心の中に警報が鳴り続けているようなものです。

警報の正体に気づくこともできず、それゆえ共同生活でまわりとの軋轢が生まれやすくなり、精神が休まる暇もありません。

昼夜が完全に逆転した生活になったり、不眠症になったり、他人の事情を考えることなくSNSを送り続けたりと弊害がいろいろ出てきます。

ですが、この不安が「何かに気づいてほしい」というサインだとすると、スピリチュアルなカバラ占いやカウンセリング、ヒーリングを受けることで、読み解いていけるかもしれません。

インナーチャイルドが癒せない!現れる特徴5【自己否定】

インナーチャイルドが癒せない人の特徴その5は、自分の価値を見出せないことです。

子供の頃に誰かに否定されたことがきっかけで、無意識のうちに自分の悪い部分を荒探しするようになってしまっているのが「自己否定」。

自己否定を止めることができればどれほど楽かと思いつつ、無意識にしてしまうのでどうしようもありません。「気にするな」と言われるのが一番つらいのです。

インナーチャイルドを癒やす方法は?自分でも癒せるの?
(画像=『Lovely』より引用)

「もっと頑張るべき!」「人に甘えちゃいけない!」「強くならなくちゃ!」こんな思いが頭を占め、自己肯定感を打ち消し、自分の価値を見出せなくなってしまっているのです。

でも、実際のところ自分は何も悪くありません。まわりと平穏に共同生活を送れるように頑張っているからこそ、自己否定の感情は生まれます。いわば自分の身を守る盾のようなものです。

スピリチュアルなカウンセリングやカバラ占い、ヒーリングに接すると、自己否定の元になる原因を突き止められるかもしれません。

インナーチャイルドが癒せない!現れる特徴6【アルコール依存症】

インナーチャイルドが癒せない人の特徴その6は、アルコールで人柄が変わることです。

いわゆる「アルコール依存症」です。普段の生活ではインナーチャイルドはなりを潜めていたとしても、アルコールを口にすることで、人格が変わったかのようになります。

普段出せない思いが爆発したかのような姿は、まわりからすると二重人格に映るかもしれません。

当の本人は記憶が吹っ飛んでいることが多く、それゆえにアルコールが入った状態こそが、その人の本来の姿と言えるでしょう。

当たり前のことですが、本人は自分の中で暴走するインナーチャイルドを認めたがりません。ですが、まずはインナーチャイルドが存在することを認めることから、真のカウンセリングは始まります。

アルコールを口にして記憶が飛んだ姿をビデオ撮影するなどして、本人に認識させましょう。

インナーチャイルドが癒せない!現れる特徴7【部屋が汚い】

インナーチャイルドが癒せない人の特徴その7は、部屋が散らかっていることです。

部屋の状態はその人の心理状態を表すと言いますが、部屋の散らかりはインナーチャイルドが暴走しているということを意味します。

他人との共同生活がうまくいかなくて暴走してしまう場合と、子供の頃に親がいつでも部屋をキレイにしてくれて、自分で整頓できなくなった場合が考えられます。

他人との共同生活が根本原因の人は、一度自分で散らかしはするものの、落ち着いていれば自分で片付けることができます。

自分で整頓できないことが問題の人は、いつも誰かが片付けてくれるのを待っているので、物を出したら出したまま、または使いっぱなしにしてしまうのです。

インナーチャイルドが癒せない!現れる特徴8【暴飲暴食】

インナーチャイルドが癒せない人の特徴その8は、暴飲暴食しがちなことです。

心の隙間を埋めるためにドカ食いしてしまった…という経験のある人は多いと思います。

暴飲暴食が失恋によるものなど、一時的であるなら問題はないですが、「甘い物がやめられない」「ごはんやパスタなど、炭水化物は大盛りじゃないと食べた気分にならない」という風に習慣化してしまっている場合は問題です。

まして「食べ過ぎて、後で無理やり吐くクセがついてしまってる」とまでなると、カウンセリングやヒーリングを受けることを考える必要があります。

これらの症状がインナーチャイルドの危険性を知らせてくれていると考えて、早めにカウンセリングやヒーリングを受けた方がいいでしょう。

インナーチャイルドが癒せない!現れる特徴9【時間を守れない】

インナーチャイルドが癒せない人の特徴その9は、時間や約束を守れないことです。

子供の頃に何でも親がやってくれて、自分で謝る習慣が身につかないと、時間や約束を守らないことに対して罪悪感を抱かなくなります。

罪悪感がないゆえに、自分が悪いことをしていると客観視できず、謝罪や反省をすることなく、言い訳ばかり考えてしまうようになるのです。