総務部社員に聞く、心理的安全性が保たれた、良好な関係を築くための手段
(画像=自宅環境。ネコの壁紙に癒されます。、『さくマガ』より引用)

リモートワーク前提の働き方

ーーさくらインターネットの制度(さぶりこ)の中でよく利用しているものはありますか?

さぶりこショート30とさぶりこフレックスですね(※)。

※さぶりこショート30:その日の業務が早く終われば定時の30分前に退社できる制度。
 さぶりこフレックス:勤務時間を10分単位でスライドできる制度。

フレックスは、フルリモートになってからほぼ毎日利用していて、8時からの勤務に変更しています。私は朝のほうが頭の回転が速い気がするので、この時間帯が合っていますね。

仕事を早く終えるようになって、家事も余裕をもってできるようになりましたし、本を読んだり、映画を見たり、自宅でゆっくり過ごす時間が増えたので良かったと思います。

ーーさくらインターネットが「リモートワーク前提の働き方」にシフトしてからそろそろ1年経ちますが、どのような変化がありましたか?

個人的には、自宅から会社まで通勤に1時間かかっていたので、そのストレスから開放されたことは大きいです。往復2時間を別のことに使えるので、たとえば資格をとろうかな、なにか勉強しようかな、と考える余裕もできました。あとは、満員電車に揺られることがないので、イライラすることが減りましたね(笑)。

総務の業務においては、そもそも会社にいる前提でおこなわれていたものがとても多いので、「在宅勤務でいったいなにをすればいいんだろう」というとまどいはありました。

ただ、出社して毎日おこなっていた業務の頻度を落として、週に数回という運用にしたり、そもそもの運用方法を考えなおしたり、今まで当たり前にやっていたことを変えてみたら、意外とこの1年間うまく仕事をまわせたなと感じています。そのために、従業員の方々にはご不便をおかけしたと思いますが、多くの方が理解を示してくれましたし、協力しあう体制もできてきました。

従業員の方々とどうコミュニケーションをとっていくかについては、試行錯誤をくりかえしていますね。たとえば、以前なら直接総務メンバーの席まできて質問や相談をしてくださっていたぶんのカバーをどうするかなどです。

考えなければならないことが多くて大変ではありますが、個人的には「やってみれば結構いけるな」と感じることもあります。結果的にはポジティブな変化のほうが多かったのではないかと私は思っています。

ーー世の中がもっとこうなれば働きやすくなるのに、と思うことはありますか?

以前なら仕事のあいまにちょっとすれ違った人と雑談をすることもありましたが、なかなかそういう機会がないので、ちょっとしたことを話せる時間を設けるために総務でもいろいろと施策を考えています。

リモートになる前からいる従業員同士なら、スムーズにコミュニケーションが取りやすいと思うのですが、リモート前提となってから入社した方の場合は、誰になにを聞いたらいいか、どんな人なのかがまったくわからない状態ですよね。

人と人がもっと繋がれるような、人となりがわかるような施策ができれば、より働きやすくなるのかなと思います。

ーー総務内でコミュニケーションについてなにか工夫していることはありますか?

他部署の方が「コアタイム」というものを発案して実践していると聞いて、総務でも取り入れはじめました。各自の業務をしながら、Zoomをつなぎっぱなしにしておくというものです。出社しているときのように”隣の席にいる感覚”で、なにか用があれば「ちょっといいですか」と話かけられるような時間になっています。普通に雑談をする方もいますし、もくもくと作業を続けている方もいますね。

”隣にいる人”にすぐに話しかけて聞けるというのはとてもありがたいです。部長も参加しているので、つかまりやすくなったのも助かっています(笑)。

ーーさくマガのコンセプトは「やりたいことをできるに変える」ですが、今後やりたいこと、そのためにいま取り組んでいることなどがあれば教えてください。

さきほどもお話したコミュニケーションの施策に関連するのですが、ポジティブなフィードバックを見える化したいと思っています。社員と社員がつながっている状態を可視化して、心理的安全性が保たれた、良好な関係を築くために、コミュニケーションをお手伝いする仕組みをつくりたいです。社員同士の信頼関係ができれば、モチベーションも上がって、仕事の効率も上がると思うんですよ。

以前にも「サンクスカード」という、誰かに対して感謝を伝えたいときに書くカードを投稿する仕組みを用意していたのですが、簡単に言うと「サンクスカード」のオンライン版のようなものを考えています。


提供・さくマガ(「やりたいこと」を「できる」に変えるWEBマガジン)

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