絵本は赤ちゃんから大人まで年齢を問わずに家族みんなで楽しめるのが魅力です。美しいイラストの絵本は眺めているだけでも幸せな気分になれますね。今回は赤ちゃんから小学生、大人向けまで年齢別のおすすめの絵本を30選まとめてみました!
おすすめの絵本が知りたい!

絵本を読む子は情緒豊かな子に育つと言われています。まだお話もできない生まれたての赤ちゃんでも、ママのお膝の上で絵本を読み聞かせてあげると熱心に絵本のイラストを見つめて楽しんでいるのが分かりますね。
絵本は作者の様々な思いやメッセージが込められているものや、知育に役立つユニークなものまで様々です。今回は年齢別におすすめの絵本についてご紹介していきたいと思います♪
おすすめの絵本の選び方

おすすめの絵本を選ぶには、いくつかのポイントがあります。人気の絵本をご紹介する前に、まずはおすすめの絵本の選び方について詳しく見ていきましょう。
年齢に合った絵本を選ぶ
まず絵本は読む人の年齢に合ったものを選ぶことが最も重要です。
幼児向けの絵本でも生まれたばかりの赤ちゃん用の絵本と、もう少し大きなお喋りできるぐらいの幼稚園児に向けた絵本ではストーリーも内容もかなり異なります。
絵本は背表紙などに対象年齢が記載されているものも多いので、ぜひそちらを参考にして読む人の年齢に合ったものを選ぶようにしましょう。
赤ちゃんには色彩豊かな絵本が◎
赤ちゃんに絵本の読み聞かせをするとき、字の多さなどは意識しなくても良さそうですね。ゆっくりお話を聞かせてあげることにこだわるのであれば、多少長いお話でも大丈夫です。
赤ちゃんに絵本を見せながら読み聞かせてあげたいときは、色彩豊かなカラフルな絵本がおすすめです。ページをめくるたびに目に飛び込んでくる明るいカラーの絵本は、赤ちゃんにとてもプラスな刺激を与えてくれます。
親子でスキンシップできる内容も魅力
さらに幼児向けには親子でスキンシップできる内容の絵本も魅力ですね。
ページにいろんな仕掛けが施された絵本は、次に何が起こるかワクワクした気持ちにさせてくれます。指先を使って仕掛けを直接触ることで、ただ絵本を眺めるよりも物語をさらに身近に感じることができます。
贈り物には豪華に絵本セットがおすすめ
絵本は贈り物にも人気があります。知り合いや友達など親しい人やその子供などに絵本を贈るときは、豪華な絵本セットが喜ばれます。
絵本は1冊でも1000円以上するものも珍しくありません。豪華な絵本セットは自分ではなかなか買えないためプレゼントされると嬉しいものですよ♪
0~2歳:ベストセラー絵本ランキング5選

ではここからさっそく年齢別のおすすめ絵本をご紹介していきましょう!まずは0~2歳におすすめの絵本を5選ご覧ください。
0歳:はらぺこあおむし

誰もが一度は見かけたことがある大人気絵本の「はらぺこあおむし」。カラフルなあおむしのイラストがとても可愛くて、赤ちゃんも一目で惹きつけられます。
絵本の内容はお腹を空かせたあおむしが葉っぱやフルーやケーキをもぐもぐ食べて、さなぎになり、やがて蝶になるというユニークなストーリーです。
あおむしが食べた部分はぽっかり穴が空いてちょっとした仕掛け絵本になっているので、まだ言葉が話せない赤ちゃんでも視覚的に楽しむことができるのが魅力です。
0歳:いない いない ばあ

クマのイラストの表紙が可愛い「いない いない ばあ」は赤ちゃんが好きな手遊びの「いないないばあ」をテーマにした絵本です。動物のキャラクターで親しみやすく、赤ちゃんが本当に笑顔になれる絵本として多くのママやパパに選ばれています。
1967年に出版された絵本ですが、非常に長く人気絵本に選ばれているところからも素敵な絵本であることがよく分かりますね。ゆっくりとページをめくりながら、赤ちゃんのドキドキやワクワクを高めるように抑揚をつけて読み聞かせてあげたい1冊です。
1歳:じゃあじゃあ びりびり

「じゃあじゃあ びりびり」は水が出る音、車が走る音、犬が吠える声などを赤ちゃんに分かりやすく教えてあげて一緒に楽しめる絵本です。
まだ音や鳴き声などの観念がない赤ちゃんでも、世の中にたくさんある物や生き物がそれぞれ様いろんな音を発していることに気付き興味津々で見入ってしまうこと間違いなしです。
掃除機がゴミを吸い込む音、踏切の遮断機が下りる音など生活に密着した音がシンプルなイラストで表現されていますので、0歳児でも楽しむことができます。
音を楽しむ絵本は他にもシリーズで「わんわん わんわん」や「もこもこもこ」などもあります。興味がある方はぜひそちらも合わせて読んであげてください。
1歳:かお かお どんなかお

「かお かお どんなかお」は丸くて大きな顔のイラストの表紙がインパクトのある絵本です。内容はページごとに楽しい顔や怒った顔、悲しい顔やいたずらっこな顔などが表情豊かに描かれているとてもシンプルな絵本です。
目がはっきり見えるようになってきた赤ちゃんはママやパパの顔や、自分の兄弟の顔などをとてもよく観察しています。
赤ちゃんの人の表情を読み取る力は、大人が考えている以上にすごいと言われています。きっとこの絵本のいろんな顔のイラストが赤ちゃんの興味を惹きつけて止まらないはずですよ♪
2歳:どうぶついろいろかくれんぼ

「どうぶついろいろかくれんぼ」はページの型抜きに次々に隠れていた動物が登場する大人気の仕掛け絵本です。次のページをめくるたびに、どんな動物が出てくるのだろうとワクワクと好奇心が沸き起こる赤ちゃん向け作品です。
この「いろいろかくれんぼ」は動物以外にも「くだもの」「のりもの」「やさい」「うみのいきもの」などたくさんのシリーズが展開されています。ぜひ1冊ずつそろえて赤ちゃんと絵本の中でかくれんぼを楽しんでください。
3~5歳:ベストセラー絵本ランキング5選

次は3~5歳におすすめの絵本を5選ご紹介します。パパやママも読んでいた懐かしい絵本がたくさん登場しますよ♪
3歳:しろくまちゃんのほっとけーき

「しろくまちゃんのほっとけーき」は可愛いしろくまちゃんがホットケーキを焼いて食べるだけのすごくシンプルなストーリーですが、このホットケーキがなんとも美味しそうで思わずお腹が空いてきてしまう素敵な絵本です。
1ページずつ小麦粉に牛乳を混ぜたり、ふくらし粉を入れたりして、最後はフライパンでじっくり焼き上げていく過程が最高に楽しく、ママやパパも笑顔にしてしまう魅力があります。
絵本を読んだあとはしろくまちゃんの真似をして、一緒にホットケーキを作っておやつタイムを楽しむのも良いですね。
4歳:だるまちゃんシリーズ

4歳になるとある程度ストーリーのある絵本が楽しめるようになります。この「だるまちゃんシリーズ」は日本人に馴染み深い赤いダルマのキャラクターが主人公で、他にも個性的なキャラクターがたくさん登場します。
好奇心旺盛なだるまちゃんが雷さまの子供と一緒に遊んだり、てんぐの子供と遊んだり、雪の中でうさぎちゃんと遊んだり、とても楽しそうな様子にほのぼのします。
とてもたくさんのシリーズがあり名絵本として図書館などにも置いてあります。ぜひ気になるお話から順番に親子で選んでみてください。
4歳:ねずみくんのチョッキ

「ねずみくんのチョッキ」は小さな小さなねずみくんが登場します。お母さんが作ってくれたチョッキをみんなに見せびらかすたびに「ちょっと着させて」と言われて貸してあげることに。
どんどん体が大きいお友達が登場して、小さなねずみくんのチョッキが大きく大きく伸びていってしまいます。最後はどうなるのかな?と子供と話しながらストーリーを予想するのが楽しい1冊ですね。
これまでに15年以上も愛されてきたロングヒットの人気絵本です。
5歳:ぐるんぱのようちえん

5歳になると絵本の中のお話を自分の体験に想像して楽しむことができるようになりますね。「ぐるんぱのようちえん」は最初に一人ぼっちの寂しそうな姿のぐるんぱが登場します。家族も仲間もいないぐるんぱを見て、優しい子はきっと胸がキュンと切なくなります。
しかしそこからぐるんぱが自分の長所などを活かしてみんなに必要とされる存在に成長していく様子を見て、幼い子供心に諦めずに頑張ることの大切さなどを学んでくれるはずです。読み終わった後に親子でぜひ絵本の感想などを話したくなる名作です。
5歳:ぐりとぐらシリーズ

「ぐりとぐら」も長い歴史がある人気絵本シリーズの1つです。ぐりとぐらは双子の野ネズミの兄弟のお話です。
仲良しの2人が歌を歌いながら森へお出かけした時に、大きな大きな卵を発見します。2人は大きな卵でカステラを焼くことにするのですが、そのカステラを作る家庭がとにかく美味しそうでたまらない魅力にあふれています。
上手にカステラが焼けた時はきっと誰もが満面の笑顔になってしまいます♪出来上がったカステラを山の仲間たちにもごちそうし、みんなで分け合うことの喜びなども感じることができる素敵な絵本です。
ぐりとぐらシリーズはカステラを作るお話以外にもたくさんのお話があります。もしかするとママやパパがまだ読んだことがない絵本もあるかもしれませんので、ぜひ親子で探してみてはいかがでしょうか。
小学生:ベストセラー絵本ランキング12選

次は小学生におすすめの絵本を学年別に12選ご紹介します。高学年におすすめの絵本もありますのでぜひ参考にしてください。
1年生:ロボット・カミイ

「ロボット・カミイ」はとっても夢あふれる紙でできたロボットです。カミイはいたずらっこで、ワガママいっぱいの泣き虫ロボットです。そんなカミイが果たしてみんなと上手に仲良くやっていけるのかな?というストーリーになっています。
初めて小学校に入り、新しい集団生活に馴染もうと頑張っている1年生にはピッタリの絵本ですね。ぜひカミイの行動を見ながら「自分らどうする?」と優しく問いかけて一緒に楽しんでください。
1年生:ももいろのきりん

「ももいろのキリン」はとても温かみがあるカラフルなイラストが綺麗な絵本です。お母さんからもらった大きな桃色の紙でキリンを作った女の子が主人公です。
雨が降り出してキリンの首がはげてしまい、その首にピンク色を塗るためにキリンの背中にのって冒険に飛び出すというストーリーです。ファンタジーな要素を含むとても楽しいお話で、1年生なら自分で読むこともできるシンプルな長さも魅力です。
2年生:エルマーのぼうけん

エルマーの冒険は世界で累計763万部以上も発行されている大人気絵本です。エルマー少年がリュックにいろんな物をつめて大冒険に出発するというとても楽しいストーリーです。
現実では味わえないドキドキ感やハラハラするスリルなどを感じることができ、字を読めるようになった子なら夢中で最後まで読み進めてしまう内容になっています。
パパやママが読み聞かせてあげるなら何日にかに分けても良いかもしれません。じっくりとエルマーの楽しい冒険の世界を体験させてあげましょう。
2年生:大きい1年生と小さな2年生

「大きい1年生と小さい2年生」は体の大きな1年生の男の子と、体の小さな2年生の女の子が登場します。体は1年生の方が大きくても、中身はやっぱり2年生の女の子のほうがしっかりしています。
凸凹コンビの2人の小学生の友情や自立をテーマにしたストーリーで、2年生が読めば自分の心の成長が感じられる作品になっています。
姉弟がいる家庭なら、絵本の中の男の子と女の子に自分たちを重ね合わせてより楽しく読み進めることができますよ。
3年生向け:ふたりはともだち

「ふたりはともだち」は2匹の友達同士のカエルのが登場します。優しくて思いやりの心がある「かえるくん」と、ちょっとだけワガママな「がまぐん」の心のふれあいを丁寧に描いた絵本です。
何気ない友達同士のやりとりを通して、友達の大切さや素晴らしさなどを実感できる名作絵本として話題になっています。
この「ふたりはともだち」は学校の道徳の教科書に掲載されているところもあるようです。自分も友達も大切にしようというメッセージが伝わってきますよ。
3年生:としょかんライオン

「としょかんライオン」は図書館にライオンがやってくるというファンタジーなストーリーが楽しい絵本です。図書館は誰が使っても良い施設ですが、じゃあライオンが本を読みにきたらどうなるの?というユニークな発想がテーマになっています。
みんなで楽しく過ごすためのルールについて考えたり、生き物の命の平等について考えたり、1冊でとてもたくさんの刺激を与えてくれる本です。のんびり親子で話しをしながら絵本の内容について語り合ってみてください。