自己紹介は誰でもしたことがあると思いますが、最近増えているのがパワーポイントを使った自己PRです。その場での臨機応変な対応に加えて、事前にわかりやすいスライドを用意しておかなければなりません。今回はそんなときに役立つスライドの作り方のポイントについてまとめてみました!
自己紹介の内容
自己紹介が苦手な人って意外と多いですよね。学生まではなんとかかわしてこれた方も、社会人になるとそうはいきません。
まずどこかの会社に入社するときは、面接などで必ず自己紹介を求められますし、入社してからも初対面のお客さんや取引先の相手には、その時と場所にあった自己紹介が求められます。
特に最近多いのおは、パワーポイントを使った自己紹介のプレゼンです。そこでは面と向かっての自己紹介のように、その場で臨機応変な対応が求められない分、事前に全てのスライドを用意しておかなければならないので一長一短です。
そこで今回はパワーポイント使った自己紹介について、コツと注意点をご紹介します。
どんな場合でもパワーポイントを使った自己紹介でおすすめなのが、挨拶、プロフィール紹介、趣味・特技、そして締めの順に自己紹介を進めることです。
それではこの考え方を軸に、それぞれの項目のスライドの作り方を見ていきましょう。
自己紹介で使うスライドのポイント
それではまず自己紹介で使うスライドのポイントについて、いくつかご説明します。
プロフィール情報はまとめて表示する
まず一つ目は、プロフィール情報はまとめて表示することです。
あなたがどんな人間なのか、なるべく簡潔にまとめましょう。自分のプロフィール情報はまとめて表示することによって、あなたがどういう人間なのかが一目瞭然になります。
ついつい誤解がないように、自分のことを長く説明してしまいがちになるのが若い人の特徴です。しかし長ったらしい自己紹介は、結局何が言いたいのか要点が伝わりづらく、内容が内容なだけに「ナルシストな人」と受け取られかねません。注意しましょう。
スライドの情報量は最小限に
二つ目は、スライドの情報量は最小限にすることです。
自己紹介の項目でも述べたように、それぞれの情報量はなるべく簡潔にまとめましょう。言いたいことがたくさんあるのは誰でも同じことなので、それをどれだけ簡潔にまとめられるかが好印象を得られるかどうかの分かれ目になります。
あなたは自分のPCに向かってスライドを作成するわけですが、それを発表するときはどこかの画面やスクリーンに映写して、複数人でそれを観ることになります。どのくらいのスクリーンの大きさで、何人の人が観るのか、把握していますか?
情報量が増えるということは、それだけ一文字一文字の大きさが小さくならざるを得ません。文字が小さすぎて読めない、という最悪の事態にならないように、観る人の気持ちを想像しながら作成しましょう。
アニメーションの入れすぎに注意
三つ目は、アニメーションの入れすぎに注意することです。
パワーポイントには表示をわかりやすくするために、たくさんのアニメーションが用意されています。
確かに適材適所で使えば、とても見やすいスライドが完成するのですが、最近多いのが、自分をアピールしたいばかりにこのアニメーションを多用し、それによって逆にわかりにくくなってしまっているものです。
最も伝えたいことを忘れないように作成にしましょう。
イラスト、写真をふんだんに使う
四つ目は、イラストや写真をふんだんに使うことです。
せっかくスライドを使っているのですから、イラストや写真の方が伝わりやすいときには積極的に使いましょう。
文字や言葉よりも、イメージの影響力は絶大です。もし何人かの人が自己紹介のプレゼンをする場合、写真や映像などのイメージの方が遥かに印象に残ります。
ただしこれも使いすぎると、内容が薄っぺらい印象を与えてしまうので注意しましょう。
自己紹介プレゼンの注意点
ここでは自己紹介プレゼンの際の注意点についてご説明します。
口調や声のトーンをセルフチェック
スライドを不備のないものに作り上げたら、あとはプレゼンの際の口調や声のトーンをセルフチェックしましょう。
なるべく落ち着いた声で、聞き取りやすいペースを心掛けてください。
アピールと自慢は紙一重
アピールすることと自慢は、若い頃にはなかなか区別がつかないもの。自己紹介が苦手という人はこの点を過度に気にしてしまう傾向にあるようです。自分の長所を自分の口で伝えることは、謙虚を美徳とする日本人には確かに抵抗があるかもしれません。
しかし、相手からすればまだ付き合いの浅い、もしくは初対面のあなたのことを知りたがっているのです。そのため、そこは自信を持って自分の長所をPRしましょう。
ただしアピールと自慢は紙一重だということだけ、肝に命じておいてください。具体的には長所を主張するときは実際にその結果が数字で表せるものだけにしておきましょう。あなたの感情は省くということですね。
聞き手を意識することが一番大事
そして先にも少し述べましたが、話す相手の気持ちを想像することが大切です。
相手はどういう立場の人間で、どういうことに興味があるのかなど、相手についての情報をできる限り集めてつかみを考えるといいでしょう。
そうすることで、あなたが相手の立場を思いやれる想像力のある人だということもアピールできます。
最長でも10分にとどめる
プレゼンの時間は10分に留めましょう。
長ったらしいプレゼンはかえって自信のなさと受け取られかねません。しっかりと作り込んだスライドを用意したら、あとはドーンと構えた気持ちで短い時間内で堂々とプレゼンしましょう。