芯が強い人に憧れたことはありませんか?芯が強いというのはただしっかりしているとか、強いという意味とは違います。芯とは、いうなれば心のインナーマッスル。芯が強い人にはぶれない強さがあって憧れてしまいます。では芯が強い人はどのような特徴をもっているのでしょうか?
芯が強い人とは?
芯が強い人という意味を考えてみましょう。
芯が強いというのはまぎれもない長所で褒め言葉。
私たちはしばしば
「あの人は芯が強い」
と憧れのように長所を口にします。
自分にもあんな強さがあったらいいのに...という心理ですね。
では本当に芯が強い人はどんな共通点があるのでしょう?
芯が強い人の意味を考えて、一つ一つその憧れ像に自分を近づけていきましょう。
一つ変えるだけで2つも3つも人生が大きく変わるきっかけになるはずです。
芯が強い人の特徴①自分の意見を持っている
芯が強い人の共通点ってなに?
そう聞くと必ず一番に答えが返ってくる特徴が
「自分の意見を持っている人」
でしょう。
自分の意見をしっかり持っていてぶれない。
そんな強さが共通点です。
自分の意見を通そうとする人は頑固で融通が利かないというイメージがありますが、芯が強い人は自分の意見をしっかり持っていても、そこまで主張することはありません。
芯が強いという意味が長所として捉えられるのはこのためです。
頑固親父の事を「芯が強い人」とは言いませんよね?
芯が強い人とは自分の意見をしっかり持っていて、なおかつきちんと自分の意見を「伝える」方法を知っている人。
自分の意見を押し通そうとして周りと衝突する人の事ではありません。
しっかりとした自分の意見・信念を持っているけれどしゃしゃり出ることはしないのです。
そしてぶれることなく、自分の信じる道を進みます。
芯が強い人の特徴②人の意見を聞く余裕がある
芯が強い人の共通点はしっかりと自分の意見を持っていて、それでいて人の意見を聞く余裕も持ち合わせています。
だから強いのです。
自分の独りよがりな生き方なら強くはなれません。
なぜなら人の意見を聞けない人は、自分の小さな世界でしか生きられないからです。
自分の意見はしっかりと持っているけれど、そのうえで人を意見を聞くことで世界が広がり、自分の意見を発展させていくことができます。
何が何でも自分の意見を通そうとする人よりも、聞くことができる人は余裕があり、よっぽど強い人だと言えるのです。
人が自分の考えと違う意見を言っていると、心理的につい「それは違う」「私はこう思う」と言いたくなるものですが、そこに心の余裕があると「なるほどな」と受け止めることができます。
そうすると自分もどんどん成長していくことができ、また自分を曲げることなく芯を持った生き方ができるのです。
芯が強い人の特徴③言い訳をしない
芯が強い人は「言い訳」をしない共通点があります。
自分の行動に信念を持って行動していても、そこは人間ですから間違うことも当然あります。
自分よりも周りの意見が正しかったという事もあるでしょう。
芯が強い人はそんな事でめげるような事はありませんし、また間違ったことを他の人のせいにしたり、状況のせいにすることもありません。
きちんと自分の至らないところを認め、必要とあらば言い訳せず謝罪できることが長所です。
逆に弱い人はつい誰かのせいにしたり、
「こんなはずじゃなかった」
「僕はちゃんとやったのに...」
なんて言い訳ばかり。
自分を守ることで精一杯で潔さがありません。
言い訳をしないという生き方はとても難しいのですが、そんな潔さも芯が強い人の生き方の共通点です。
芯が強い人の特徴④人の意見に惑わされない
芯が強い人とは「人の意見に惑わされない」という意味もあります。
人の意見をしっかりと聞くことができても、惑わされてはいけませんよね。
Aさんの意見を聞いて、「なるほど」
Bさんの意見を聞いて、「そうか」
Cさんの意見を聞いて...
こんな調子だと最終的に自分がどうしたらいいのか迷ってしまいます。
自分のしっかりした意見があるうえで、人の意見を聞き、意識をさらに高める行動は長所と言えますが、人の意見ばかり聞きすぎて自分はどうしたいのか分からなくなっては芯が強い人という意味にはなりません。
こんな風に人の意見に惑わされる人はしっかりしていないと、うっかり人に騙されやすいので要注意。
人の意見を聞くことはすごく大切な事ですが、しっかりとしていないと自分の生き方までわからなくなってしまいます。
こういう人は行動が一貫していないので、人から信用されることもありません。
やはり芯が強い人の共通点は「ぶれない」という長所に返ってくるのです。
芯が強い人の特徴⑤人に流されない
人に流されないというのも芯が強い人の共通点です。
人に流される人は自分の意見を持たない人、もしくは自分の意見に自信のない人です。
だからつい人の意見に流される方が楽...という心理になってしまうのです。
人に流されると自分のやりたいことも分からなくなるうえ、自分が心理的にやりたくないことも何となくやらざるをえない状況に置かれます。
その代わり、自分が責任を取る必要もなく、楽な生き方でしょう。
でもそんな生き方で満足いくわけはありません。
人の意見に流されないという事は自分で責任を取らないといけません。
例えば人に誘われたとしても自分が納得いかなければ
「今回はやめておく」
など、きちんと断ることができるのです。
意見に流されることなく、自分が納得できなければ断ることができる。
そんな共通点も芯が強い人の共通点です。
芯が強い人の特徴⑥チャレンジ精神がある
芯が強い人の共通点には「チャレンジ精神」があります。
物事にチャレンジするためにはしっかりした自分を持っていなければいけません。
そうでなければ、例えやりたいことがあっても途中で投げ出してしまうでしょう。
芯が強い人の長所はチャレンジ精神があり、しかも困難な事に直面しても簡単にあきらめない事。
そんな心理的な粘り強さも芯が強い人の長所だと言えますね。
例えば新しい事を始めるとき、困難や障害はつきものです。
特にそれがまだ誰もやった事がないようなチャレンジだった場合、人から意味を理解されることすら難しいでしょう。
でも芯が強い人は誰が何を言おうと、自分の生き方を信じ、進む道を信じ行動します。
それは自分が信じる理想の自分に近づくため。
そのために妥協することこそが苦痛であり、困難があってもやり抜くことが気持ちの良い事だと心理的に知っているのです。
多くの成功者はまさに芯が強い人。
周りの人にバカにされてもやり続けたことで、成功した人はたくさんいます。
一番難しいのは行動しようと腹をくくること。あとはただ粘り強さの問題だ。
引用元: https://yonelabo.com
こんな名言を残したのは女性で初めて大西洋単独横断飛行を成功させた女性パイロット。
一度やると決めたことは多少の事では揺らがない。
そんな精神力の強さも芯が強い女性の最大の特徴なのです。
芯が強い人の特徴⑦一貫性がある
芯が強い人は人の意見に惑わされることがないので、つねに自分の意見をしっかりと持っています。
それは一貫性があり、例え途中で意見が変わったとしても、その変化は黒が白になったというような大胆な変化ではなく、元の意見が進化している形。
決して意味のない突拍子がない事ではないのです。
だから芯が強い人は言動に一貫性があるため、周りの人もそういう風に受け入れてくれます。
コロコロと変わる人よりもよっぽど信頼がおけるというわけ。
例え人と意見が違っても、一貫性があることで周りからはある一定の尊敬をされることになり、無理に意見を通す必要もなくなります。
一貫性があることで、一見頑なな性格にも見えてしまうところが逆に長所となり、周りの人が信用してくれるようになるのです。
芯が強い人の特徴⑧自分の非を認めることができる
芯が強い人の長所は自分の事をよく理解しているところ。
自分の事を分からない人はどことなく自信がなく、ふらふらと人に流される傾向がありますが、自分の事をよく理解していると、自分のどこが悪かったのか、なぜ間違えたのか、冷静に心理分析することができるのです。
冷静に考えることができるという事は、自分の目を曇らせることなく、自分の行いが間違っている事にもきちんと気づくことができます。
間違いに気づけば、修正することができる。
修正することができれば、より良い状況に導くこともできる。
そうですよね?
人間、間違いのない人なんていません。
成功した人も必ず過去に失敗を繰り返しています。
失敗は悪い事ではなく、失敗を心理的に認められないことが悪いのです。
失敗をしたことを認め、そこからさらに上を目指す。
そんな事ができる人は本当に芯が強い人だと言えるでしょう。
パナソニック創始者の松下幸之助の名言にこんな一言があります。
そうか、なるほど私が失敗していたのは、途中で投げ出したからなんだ...と心に響く一言です。
強い人は素敵ですね。
失敗したところでやめるから失敗になる。成功するまで続けたら、それは成功になる