一見プルプルしているように見える新生児の赤ちゃんのお肌ですが、保湿が実は必要だってご存知ですか?新生児の赤ちゃんの保湿はいつから始めたらいいのでしょうか?!またおすすめのクリームやベビーローションなどの保湿剤にはどんなものがあるのでしょうか?!
新生児の赤ちゃんに保湿は必要?!
子育てをしていると、新生児の赤ちゃんのお肌って、とってもプルプルしていて触ると気持ちがいいですよね。
大人の肌と違って、子育て中に赤ちゃんのスキンケアなんて必要ないんじゃないかと思っている人もいるかもしれません。
でも、何かと肌に湿疹ができたり、かゆみが辛くて泣きやまなかったりと、肌に関するトラブルが多いのも赤ちゃんの肌の特徴です。
そして、赤ちゃんに多い肌のトラブルを予防するためには、保湿剤が有効だと言われています。
赤ちゃんに保湿剤はいつから必要なのか、またおすすめのクリームやベビーローションにはどんなものがあるのか、この記事ではお伝えします。
新生児の赤ちゃんの肌の状態とは?!
まずは、新生児の赤ちゃんの肌がどのような状態なのか見ていきましょう。
新生児の赤ちゃんの肌というのは、水分をたっぷりと含んでいるために、一見するとプルプルとしていて、何の問題も無いように思えます。
確かに生まれてすぐの頃は、肌に胎脂が残っていたり、ママから受け取った免疫がお肌も守ってくれるので、肌のトラブルは起こしにくいものです。
しかし、胎脂もママからの免疫もいつからかは消えてしまいます。
実は赤ちゃんの皮膚は大人の半分の厚さしかなくとても薄いのです。特に外部の刺激からのバリア層となる角質層は大人の半分の厚さしかありません。
また赤ちゃんは身体は小さいのですが、汗腺の数は大人と同じなので、身体の大きさと比べると汗を大量にかいて体が蒸れやすくなります。
そのためにしっかりとお肌の状態をこまめにチェックしてあげることが子育てでは大切になっていきます。
新生児の赤ちゃんに保湿が必要な理由とは?
赤ちゃんの肌も、胎脂やママからの免疫がなくなってくる時期になったら、いつからかは保湿してあげることが大切になっていきます。
赤ちゃんが保湿しなくてはいけない理由にはどんなものがあるのでしょうか?!
ここからは赤ちゃんに保湿が必要な理由を見ていきたいと思います。
【新生児の赤ちゃんの保湿の理由1】皮脂分泌の低下
赤ちゃんの肌を保湿する必要がある理由は、生後3か月くらいから、胎脂がほとんどなくなり、皮脂の量が減ってくることが挙げられます。
皮脂の量の減少に伴って、お肌の水分の量も生後3か月くらいから低下していきます。
肌の水分量が減ってしまうと、どうしても肌が乾燥しやすくなってしまいます。肌が乾燥してしまうと、お肌のバリア機能が上手く働かなくなり、外部からの刺激に弱くなってしまい、湿疹やおむつかぶれを起こしやすくなってしまい、乾燥性湿疹になりやすくなってしまいます。
しっかりと保湿をして、肌の水分量を保ってあげることが大切になります。
【新生児の赤ちゃんの保湿の理由2】肌は未完成
肌には外部からの刺激から体を守り、体の中の水分などの成分が外部へ流れ出てしまわないように防御する、という大切な役割があります。
しかし、赤ちゃんのお肌というのは、そういった機能がまだ完成していません。
しかも、肌の厚さは大人の半分しかないので、外部からの良くない刺激を受けると、すぐに湿疹とかかぶれと言ったトラブルを起こしてしまいます。
そういった良くない刺激から、まだ未完成の赤ちゃんの肌を守ってあげるためにも、いつからかは保湿してあげることが大切になってくるのです。
【新生児の赤ちゃんの保湿の理由3】肌質は中性
赤ちゃんの肌に保湿が必要な理由には、赤ちゃんのお肌というのは中性で防御力が無い、ということも挙げられます。
大人の肌というのは、常に弱酸性に保たれているので、ある程度の細菌やウイルスを肌の表面で撃退する力が備わっています。
しかし、赤ちゃんのお肌というのは、中性に近いので、ちょっとした刺激や汗をかきすぎて蒸れることで、細菌が繁殖しやすくなってしまうのです。
赤ちゃんは毎日お風呂に入れて肌を清潔に保ってあげることが大切です。
特に汗をかきやすい夏場などは、汗をかくたびにシャワーで汗を流して、そのたびに保湿してあげることが大切になっていきます。
新生児の赤ちゃんが保湿をしないとどうなる?
新生児の赤ちゃんが保湿をしないとどうなってしまうのでしょうか?!保湿をしないとどんな肌トラブルが起きるのかをここからみていきたいと思います。
最初に1ついえることは、どんなトラブルを起こしても、保湿をしなかったことで起きる赤ちゃんの肌トラブルというのは、とにかくかゆいということです。
大人ならかゆいところを自分でかいたり、自分でかゆみ止めを塗ることもできますが、赤ちゃんにはそれができません。
大人でもかゆみがひどいと辛いものですが、赤ちゃんの場合にはかゆくて辛くても、泣いてクズるしかないのです。
そんな赤ちゃんにひどいかゆみをもたらすトラブルにはどんなものがあるのでしょうか?!
【新生児の赤ちゃんが保湿をしないと1】乾燥性皮膚炎
新生児の赤ちゃんの肌をしっかりと保湿してあげないと、小児乾燥性湿疹になってしまいます。
小児乾燥性湿疹というのは、肌が乾燥することで、肌の表面がひび割れを起こしたような状態になることで様々なトラブルが起きてしまうことです。
小児乾燥性湿疹は生後3か月から6か月くらいの赤ちゃんに多く起きます。
小児乾燥性湿疹になると、最初は肌がカサカサしたり赤くなる程度ですが、酷くなっていくと、ひび割れてしまいます。
酷いかゆみを感じることもあるので、赤ちゃんがクズっている時には、お肌の様子も注意してみてあげるようにしましょう。
【新生児の赤ちゃんが保湿をしないと2】アトピー性皮膚炎
乾燥性湿疹がひどく進んでしまうと、アトピー性皮膚炎の原因になることもあるので注意が必要です。
アトピー性皮膚炎の一番の原因はアレルギーだと思われていますが、アトピー性皮膚炎は肌のバリア機能が低下したところへ、アレルゲンが侵入することで起きます。
赤ちゃんの肌の保湿が十分ではなくて、肌のバリア機能をしっかりと働かせておかないと、そこからアレルゲンの侵入を許してしまうことにもなります。
乾燥性湿疹だけがアトピー性皮膚炎の原因ではありませんが、赤ちゃんのお肌の状態はしっかりと良い状態に保っておくことも、予防には大切になります。
さて、次は赤ちゃんの保湿がいつから必要なのかについて紹介したいと思います。
新生児の赤ちゃんの保湿はいつからがいい?
赤ちゃんに保湿をしないで、乾燥性湿疹になってしまうと、大変なことになることがわかりましたが、いつから赤ちゃんの保湿は始めると良いのでしょうか?!
いつから保湿剤を使ったらいいのか気になっている人も多いですよね。
赤ちゃんに保湿剤やクリーム、ベビーローションを塗りすぎてしまったら、却って湿疹がひどくなったという人もいますよね。
それは保湿剤が合っていなかったか、早すぎたのかもしれません。
いつから保湿剤を使えばいいのか見てみましょう。
赤ちゃんへの保湿剤の使用はいつからがいいのかというと、生後3か月くらいから始めるようにしましょう。
生後3か月までは、お母さんから貰った免疫力がまだ働いているので、お肌の張りや機能も十分に働いている上に、胎脂も肌の表面に十分に残っているので、保湿剤を使ってしまうと却って肌のトラブルが起きてしまう原因になります。
しかし、保湿剤はいつからかというと、生後3か月を過ぎると胎脂もなくなり、お母さんからの免疫も働かなくなります。
自分の力でお肌を守ることができないので、生後3か月を過ぎたら、保湿をしてあげることが大切になります。
小児乾燥性湿疹が起こりやすいのは、いつからかというと、生後3か月から6か月になります。この時期にはしっかりと保湿をしてあげることが大切になります。
新生児の赤ちゃんの保湿のポイントは?
保湿剤をいつから使えばいいかはお分かりいただけましたか?
子育てをしていると、いろいろと分からないことも多いものですが、新生児の赤ちゃんに保湿をするときには、どのようなポイントに気をつけて行ったらいいものなのでしょうか。
ここからは、子育てをする時に迷うこともある、新生児の赤ちゃんに保湿をする時のポイントについて見ていきたいと思います。
【新生児の赤ちゃんの保湿のポイント1】冬は入浴後!
冬場の赤ちゃんの保湿のポイントは、お風呂上がりに1日1回行うことが大切です。
お母さんのお化粧だと、基礎化粧品での保湿は朝晩必要になりますが、赤ちゃんは汗をかきやすいので、1日に何度も保湿剤やクリーム、ベビーローションを使ってしまうと、却ってお肌がべとべとになりすぎてしまい、湿疹ができる原因になってしまいます。
お風呂上りというのは、肌の皮脂が洗い流されてしまい、保湿力が落ちてしまっているので、保湿剤でしっかりとカバーして肌を守ってあげることが大切ですが、基本的にこの1回だけで十分です。
【新生児の赤ちゃんの保湿のポイント2】冬は加湿も大切!
赤ちゃんの肌に保湿剤を塗るのは、冬場はお風呂上がりだけでいいのですが、どうしても冬場の空気は乾燥しがちになります。
空気の乾燥がお肌の乾燥を招いて、肌荒れの原因になってしまうことは、赤ちゃんも大人と同じです。
保湿剤を頻繁に使う必要はありませんが、部屋の空気は乾燥しないように、しっかりと加湿してあげることも、赤ちゃんのお肌の保湿には大切なことになります。
【新生児の赤ちゃんの保湿のポイント3】夏は汗を流すたびに!
赤ちゃんのお肌に保湿剤を塗るのは、冬場は1日に1回お風呂上がりだけでよかったのですが、夏場はシャワーを浴びるたびに全身に保湿剤を塗ることが大切です。
夏は赤ちゃんも大量に汗をかくので、あせもを防ぐために何度かシャワーを浴びる必要があります。
昼間にシャワーを浴びる時には、石鹸で流す必要はありませんが、お湯だけでも浴びるとどうしても肌の表面の皮脂が流れ落ちてしまいます。
流れてしまった肌の皮脂を補って、保湿力を保つためには、シャワーを浴びるたびに保湿剤を塗ってあげる必要があります。
夏場はちょっと大変ですが、シャワーのたびに保湿剤を使うようにしましょう。